歯を失う最も多い原因は、歯周病と虫歯です。その他の歯を失う原因としては、事故や矯正歯科の治療において抜歯をするケースがあります。特に50才代になると80%強の方は歯周病によって歯を失っています。虫歯ですべての歯を失ってしますことは稀ですから、総入れ歯の方は大部分が歯周病によるものです。
たとえば、昭和20年ころの日本では、子供の虫歯が少なくなりました。これは、戦争の影響で糖分の摂取が制限された結果です。ところがその後の経済成長に伴って、食生活をはじめとする生活習慣が大きく変化した結果、虫歯や歯周病が増加を続けてきました。歯科x線で検査することは必要です。
そして現在では、多くの人にむし歯をはじめとする歯科疾患がみられます。ところが、歯科疾患では高熱が出て寝込んだり入院したりといった重い症状が引き起こされることがほとんどありません。そのためか、悪くなれば歯科医院へ行けばいいなどと安易に考えている人が多いようです。
しかし、虫歯も歯周病も病気です。治療よりも、まず予防が肝心です。さいわい、こうした歯科疾患は他の病気とくらべて原因がはっきりしています。毎日の手入れしだいでかなり予防することができるのです。 プラークとは歯の表面に付着した汚れです。これは、白く柔らかい食べカスのように見えますが、実は75%が細菌細胞です。プラーク1g当たり、1000億〜2000億個の細菌が存在し、300〜400種類の細菌で構成されています。歯ブラシで適切にプラークが除去されないと、プラーク中の細菌が集まり「バイオフィルム」が形成されます。
虫歯で歯を失った場合には入れ歯を入れるための歯槽堤はしっかりしていますが、歯周病で骨を失った歯槽堤はどうしてもやせ細ってしまいます。そこで入れ歯を入れる前に造骨ということも考えられますが、入れ歯を噛んだことによって造骨された部分は変形しやすくなります。
バイオフィルムとは、細菌が生産する菌体外多糖(グリコカリックス)で構成される粘液状の中で、細菌凝集を形成した状態です。このバイオフィルムの中の細菌は、バイオフィルム外の細菌と比較して、抗生物質などの抗菌剤に対して約500倍の抵抗性をもっている為、内部の細菌をなくすことは困難です。プラークはさらに強固な「歯石」へと変性して行きます。
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