経管栄養では口から食事を取れないため口腔内で食物を咀嚼する刺激や、食物を見たり匂いを嗅いだりすることがなく、唾液の分泌量が滅少し、口腔の自浄作用が低下します。歯面は汚れ口臭を伴い、口腔内は乾燥しやすく、細菌感染を起こし易くなります。
口腔ケアの機械的刺激により吐き気を誘発されるため、経管栄養注入直後の口腔ケアは避けるようにします。座位になれる場合は、上体を起こし少し前屈みの姿勢で、座位が無理な場合は、顔面を横向けにします。歯ブラシは、口腔粘膜が乾燥し傷つきやすいため、軟らかい毛質のものを使うようにします。まず綿棒や口腔ケア用スポンジに微温湯または含嗽水を付け、口腔内全体を清拭し、粘膜を充分湿らせてから歯ブラシを使ってブラッシングを行います。口腔ケア時は、チューブが抜けていないか確認し、口腔や舌の奥を刺激しないよう静かに行います。含嗽水を誤飲しないように注意し、必要に応じて吸引器などで含嗽水を吸引します。
1.舌癌の好発年齢、年齢的には、40-70歳台に多く男性が女性の約2倍である。2.原因、誘因、喫煙、アルコール、齲歯、不適合義歯、口腔不衛生、粘膜の白斑病変、紅斑病変3.治療およびケアー上の注意点、舌癌の治療の主体は放射線と手術である。これに化学療法が適宜行われている。T1-T3(UICC,T分類)舌に限局した腫瘍で、組織内照射にて根治治療されたものでは、機能障害は少ない。これに対しT3,T4の局所進展癌で、外部照射、化学療法で効果なく縮小しないものまたリンパ節転移のあるものでは根治手術が必要となる。切除術式は部分切除、舌可動部半側切除、舌根を含めた半側切除、舌亜全摘、全摘、拡大切除である。
部分切除:一次縫縮で創の閉鎖が可能、舌の機能障害は少ない。可動部半側切除:腫瘍径が2cm以上で、舌筋への浸潤があるもの。しかし、深部切除の必要がなく一次縫縮可能なもの、また中間層植皮で対応できるものもある。これらのものでは比較的舌機能障害は少ない。深部組織を同時に切除する場合は再建が必要であり、舌機能障害をある程度後遺する。
舌根を含めた舌半側切除:癌の浸潤は固有舌筋から口底、歯肉側へと浸潤している場合。
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