ブリーチング
Q:
子供の頃は白い歯だったのですが、新しく生え変わって出てきた歯は、黄土色で、今までずっと悩んできました。
口を開いた時に見える歯を全部差し歯に変えるという事は、可能でしょうか?アメリカの歯科医院では、どんな治療も雑と感じてしまい、差し歯となると神経にも影響があるので、なかなか踏み出せません。
アメリカではこういった治療を受けることが出来ますか?その場合、日本よりも技術は落ちてしまうのでしょうか?
1日でも早く自分の歯の色を変えたいです。
お返事よろしくお願いします。
20代 女性海外在住(アメリカ)
A:
歯の色が気になるのですね。一般には永久歯は乳歯に較べて、黄色みが強いのがあたりまえなのです。
一方で、永久歯の中切歯、側切歯は出生前後に石灰化が始まりますので、そのころにテトラサイクリンなどの影響があれば、かなり濃い黄色―黒褐色の着色がおこります。どの程度の色なのでしょうか。それによっては以下の治療方法があります。
ブリーチング(歯 漂白)―虫歯が全くなく、色も黄ばみ程度なら、これがお勧め。濃い過酸化水素水含有の薬剤で、表面下の極浅い着色を脱色すると同時に、くもりガラス効果で下の色を少し遮断します。アメリカでは結構さかんです。歯科医院で行うほかに、アメリカには、自分で行う“ホームブリーチング”用のマイルドな薬剤も、ドラッグストアなどにはあるそうです。効果が限られていることと、月日とともに後戻りがあるのが難です。
ラミネートベニア――歯の見える側の表面を薄く(エナメル質の範囲で)削り、薄いポーセレン(陶材)のシェル(殻)を作って、貼りつけます。かなり汚い色でも綺麗にすることが可能です。ただポーセレンが薄いため、天然歯のような透明感のある色調にするには限界がある。
ポーセレン冠 ――歯牙の全表面を一定の厚み削って(支台歯形成)、全部覆うポーセレン(陶材ジャケットあるいはメタルボンド冠)の冠を被せます。天然の色調が出せますが、日本人は一般に歯が薄いため、神経をとる場合もあります。
米国歯科事情には詳しくありません。たしかに民族的な器用不器用はあるとは思います。しかし一般的には、アメリカの歯科医療のレベルは高いとされています。特に専門医やその直前のレジデントといった上のクラスは、非常に高い学識を誇っていると聞きました。下のレベルはどこの国も似たようなものでしょう。
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