日本医学教育の質は国際基準に歩み寄り
目下各分野は国際基準に歩み寄り、自分のレベルを高まることが大事にしている。昨日東京女子医科大はグローバルスタンダードによる外部評価を受けた。今回の外部表は医学教育の質に関して、日本で初めて受けた名誉である。
東京女子医科大は2日、医学教育の質について国際基準による外部評価を日本で初めて受けたと発表した。「非常に高い水準の教育が行われている」と評価された一方で、臨床実習の充実や、教育カリキュラム立案への医学生の参加などが課題に挙げられたという。今回の外部評価の過程や結果は、全国医学部長病院長会議や文部科学省などが検討している、大学医学教育の質を認証する制度の構築にも役立てられる。
今回の外部評価では、西太平洋地区医学教育連盟のダックスン・アーン会長、マイケル・ジョン・フィールド副会長ら6人が東京女子医科大を訪問。同大が事前に提出した自己点検評価書を踏まえて、質疑応答や討論のほか、学生の臨床実習の視察などを行い、世界医学教育連盟のグローバル・スタンダードによる評価を行った。最終日である2日の総評終了後に、同大と外部評価者が共に記者会見を開き、暫定的な評価結果を明らかにした。
アーン氏は、「グローバル・スタンダードに対して非常に高い水準で教育を行っていることが分かった」と総括。同大の宮崎俊一学長は、「高い評価を受けたことを大変喜ばしく名誉なことだと思っている」と述べた。各学年で到達目的を設定し、その達成度を確認する仕組みを取り入れていることなどが高く評価されたという。
一方、課題としては、臨床実習の充実が挙げられた。アーン氏は、臨床実習の期間について「アジア地区は短い」とした上で、患者に触れる機会が少ないことも問題視。「臨床実習の長さと内容については、今後、考える必要があるだろう」と指摘した。またフィールド氏は、学生が教育カリキュラムを立案したり、カリキュラムを評価する委員会に参加したりすることが、グローバル・スタンダードに盛り込まれているとして、検討するよう提言した。
医学教育の質をめぐっては、全国医学部長病院長会議や文科省などが、教育の質を認証する制度の導入を検討している。国際的に認められた基準で認証された医学部で教育を受けていなければ、米国で医療行為を行うための資格を2023年以降は申請できなくなるためだ。
外部評価に参加した東京医科歯科大の奈良信雄教授(全国医学部長病院長会議「医学教育の質保証検討委員会」委員長)は、今回の外部評価を参考にしながら、認証制度について検討を進めると説明。参考になる点として具体的には、▽大学側が事前に自己点検を行う▽外部評価者を5、6人で構成する―ことなどを挙げた。
国際基準を参考して、今後日本国内医学教育の内容も調整することができる。臨床実習の機関及び内容、学校側の自己点検、外部評価者チームなども今後の参考点である。
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