元来歯根のう胞は、歯とは関係なく根尖部付近に発生した膿の袋のことです。治療方法とし ては、外科的にのう胞摘出を行ないます。近接する歯の根尖に近い場合には、歯の神経を損傷している可能性や損傷させてしまう可能性があるためにあらかじめ抜髄処置を行います。
しかし実際問題として、歯と無関係に発生する歯根のう胞はきわめて稀で(開業以来 20年間見たことがない)根管内の腐敗による根尖病巣と混同されて診断されているようです。 過去に歯科機器で神経を取った既往のある歯であれば、ほぼ間違いなく根尖病巣です。 また、病巣の小さいものを根尖病巣、大きいものを歯根のう胞と区別したり、レントゲンの写り 方によって区別する場合もあります。しかし、これらの原因は同じで、治療方法も同じです。 ここでは、根尖病巣発生のメカニズムと治療方法について解説いたします。
根尖部歯槽膿瘍の膿瘍壁が上皮化されて生ずる場合や、歯根周囲にあるMalassezの遺残上皮やHertwigの上皮鞘の遺残が肉芽腫の形成により反応性に増殖したのち、変性融解の過程を経て歯根嚢胞へと発展する場合があると考えられている診断にはまず原因となる失活歯の確認が重要である。大きさは通常エンドウ豆大であるが、中には鶏卵大にまで大きくなるものがある。
ゆえに小さいものでは自覚症状がなく、大きくなると骨の膨隆、羊皮紙音や波動を触れることもあります.穿刺により淡黄色漿液性の内容物を認める。歯科レントゲン所見においては、原因歯の根尖部に歯根膜線から移行した円形で辺縁の明瞭な単房性の透過像を示します。
大きくなると歯茎や顔がはれたり、歯が「ぐらぐら」したり、痛みが出たりします。のう胞には歯根のう胞とは違った原因で起こるものもあります。そちらについてはいずれお話しすることにします。
のう胞は基本的には手術で取り除くことになります。あごに空いてしまった穴は病気が取り除かれれば、いずれもとに戻ります。しかし、穴が大きいと治るまでに時間がかかるので自分の骨を移植したり、人工の骨を移植したりもします。
また、歯の根の先にセメントを詰め、根から再び細菌が入り込まないようにします。この病気は予防することができます。何よりも虫歯の早めの治療が大切です。
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