平成18年簡易生命表によると、男性の平均寿命は79.00歳、女性の平均寿命は85.81歳となっています。一方、永久歯の平均寿命は、下図のように、歯の種類によって異なりますが50〜70年です。
自分の歯が20本以上あれば何でもおいしく食べられ、食事を楽しめます。また、歯があることで楽しく会話ができたり、若さを保つことができたりします。日頃からお口のお手入れをしっかり行い、自分の歯を1本でも多く保つことが大切です。
プラークって何?プラーク(歯垢)は、食べ物の“カス”ではなく、細菌の塊です。プラークをそのままにしておくと、細菌が関わってできる酸や細菌のだす毒素などが原因となり、むし歯や歯周病になります。むし歯や歯周病を防ぐためにも、毎日のプラーク除去がとても大切になります。超音波クリーナー は大事です。
バイオフィルムって何?歯の表面に付着した細菌は、時間が経つにつれどんどん増殖し塊となります。さらに塊は層を成して蓄積し、フィルム状のものができます。これがバイオフィルムです。お風呂や台所の排水溝や水槽などにぬるぬるした塊ができることがありますが、これもバイオフィルムの一種です。バイオフィルムをつくらないためにも、毎日のお手入れが大切です。
歯を失う最大の原因は歯周病(歯槽膿漏)です。歯周病で悩んでいる人は8000万人もいると言われています。歯周病とは、毎日の磨き残しで溜まった細菌のかたまり(プラーク)が、歯と歯ぐきの境目から歯の根っ子へと沿って入り込み、歯を支えている組織を溶かしてしまいます。そのままにしておくと歯が抜け落ちてしまうのです。
昔より歯が長くなったなぁと感じると、それはもう歯周病なのです。歯周病は“静かなる病気”と呼ばれ、グラグラしたり・痛くてうまく噛めなかったりと、悪化した状態で来院されるのが多いのが現状です。
また歯周病の細菌は怖いことに、血液から進入し、全身の病気にも悪影響を及ぼすことが判明してきました。お口の中をきれいに保つことは全身健康にも重要なことなのです。アミノ酸の一種である「グリシン」を細かい粉末状にして水と強い風圧とともに、歯面や、歯と歯肉との境目に吹きつけることにより、お口の中の細菌量を減らす!というものです。歯や歯肉に直接器具を当てるわけではないので、お痛みがなく、かつ器具では届かない深いところの細菌までなくすことができます。
これをすることにより、お口の中の細菌量を8分の一以下に減らすことができると言われています。強い風圧でパウダーを吹きつけますが、パウダーが非常に細かいため歯面を傷つけることはありません。逆に、その細かい球状のパウダーが歯表面をつるつるにしてくれるため、歯面が滑沢になり汚れが付きにくくなります。
その口の中にすむ細菌のかたまりを特にプラークといいます。プラークは歯垢のことであり、デンタルプラークとも呼ばれます。
プラークは歯の表面に付着していて、白くてやわらかく独特なにおいがします。例えばつまようじで歯の表面を引っかいて先についてくるプラークだけで、細菌が一億も含まれているといわれています。膨大な量の細菌を含むプラークは、虫歯や歯周病の大きな原因となります。虫歯や歯周病の対策には、プラークコントロールと呼ばれる細菌除去がとても大切です。ところで、なぜ、お口の中にこれほどまでに細菌が増殖してしまうのでしょうか?それは、お口の中は一定の温度と湿度、さらに栄養分の補給もあるため、細菌にとって格好の住処 [すみか] だからです。超音波スケーラーは大人気です。