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标签归档:根管治療
虫歯と根管治療
虫歯ってどんな病気ですか?虫歯とは口腔内の細菌が糖質から作った酸によって歯がとかされる病気です。 虫歯はその進行の度合いによって四つの段階に分類されています。初期の虫歯は歯のエナメル質に穴があいた状態で、痛みやしみる感じはありません。そのまま進行して象牙質に達します。この段階が甘いものや冷たいものを食べる時に痛みがあります。比較的早く治療を受けるほうがいいです。続ければ神経まで進んでいる状態です。虫歯の穴が大きくなり激痛があります。そのまま放置すると神経が死んでしまって抜歯になります。 虫歯が神経に達しますと根管治療をしなければなりません。根管長測定器や根管治療器が必要です。まずは、虫歯の部分を取り除き、歯の上の部分に穴を開けます。感染した歯髄や神経を除去します。それから清掃や消毒を行います。消毒が終わった後に薬剤等で密封します。最後にレントゲンで検査します。 完全に歯髄や感染部分を取り除けなっかことや歯の回りの組織に通う神経に器具が触れたことによる痛みがありますが、まずは歯科医師と相談して診断を受けます。
口臭と加齢臭
年齢を重ねると独特の体臭が発生してきますよね。これを加齢臭というのですが、それと同時に、口臭も発生してくるんです。それを口臭加齢臭と言います。別名エイジングノートとも呼ばれています。加齢臭とは、男性が年を重ねる事で発生するものであり、体臭だけを対象に言うのでなく、口臭や足の臭いなども含まれています。 ところで、世のおじさんというのはとても努力家の人が多いようです。ものすごくひたむきに努力している人が多いんですって。根管治療は大人気です。子供や部下などに嫌われないように、お風呂で体を一生懸命洗ったり、歯磨きを一生懸命したり、いろんな消臭剤を活用したり…。 日々そんな努力をしているにもかかわらず、口をきくと嫌な顔されたり、下を向かれたり、遠ざかられたり…。そんなの悲しすぎますよね…。そこで奥さんを筆頭にお子さんや部下の人たちに、避けられることのないよう、加齢臭からおこる口臭を改善していきましょう。 加齢臭からくる口臭が気になりだすと、みなさんよく食後や食間しきりに歯磨きをして口臭を消そうと努力します。気をつけてください、歯を磨くことでは、口臭の問題を解決することができません。 加齢から起こる口臭の原因は、あなたの体のなかの腸の中にあるのです。腸の中に潜んでいる細菌の善玉菌というのを増やし、悪臭を起こしている元となるガスを発生させないように抑えることをしてください。嫌な口臭を、防止することができるようになってくるでしょう。 もちろん口臭予防として歯を磨くことも大切です。もっとできることとして、腸の中から磨いて臭いの元を断つようにすることも忘れずにしてください。 また、口臭を予防するには、乳酸菌やオリゴ糖などの食品、具体的にはヨーグルトや納豆、ゴボウ、バナナ、大豆製品などを多く食べるようにしてください。 イライラしたり、気が張り詰めたりすると、自律神経が不安定になって唾液量が激減し、口の中に細菌が増殖するため口臭が強くなります。口の中がネバついているときは、細菌が口中に増えている証拠。誰かとおしゃべりする、もしくは飲食することで、唾液の分泌を促しましょう。 ほかにも、タバコの煙による口の乾燥によって、口臭が起こることもあります。また、胃腸の調子が悪いと、唾液の分泌量が減ってしまいます。胃腸の働きをよくするよう、食生活に注意したり、便秘がちにならないように適度な運動を心がけましょう。とくに、加齢臭の起こりやすい世代の方は要注意です。 ただひとくちに口臭といっても、さまざまな体調不良が絡み合って起こっていることが多いようですね。超音波洗浄機は大人気です。歯磨きばかりに力を入れるのではなく、日頃の生活を見直し、体調を整えるところから、口臭対策を練っていくことが肝心です。
虫歯の進行と症状
できるだけ削らない、 抜かない、だから痛くない。そんな根管治療を心がけ、虫歯・歯周病に かからないための日ごろの予防に力を入れる新しいタイプの歯科 「予防歯科」のことです。みなさまの歯の健康に貢献させていただきます。痛くない最小限の虫歯治療で予防歯科の可能性を知ってください! 治療した歯でも、メンテナンスを受けずにそのままにしておくと、再び虫歯や歯周病を招く危険性が十分あります。 一度治療したところは、磨きにくい弱点部分であったり、詰め物やかぶせ物をした境目のところは歯垢(バイオフィルム)が付きやすく、再び悪くなるリスクが高くなるからです。治療した歯はその後、歯科医院での十分なケアが必要となります。 C0:虫歯になる前兆で、歯の表面のエナメル質が透明感をなくして、白濁している状態をいいます。 C1: 初期段階のむし歯です。 エナメル質の中にむし歯がありますが、 象牙質まではすすんでいません。 進行を止める方策が必要です。 C2: 象牙質にまで進行したむし歯です。 内部で広がっていることが多いので、 治療すると大きな穴になることもあります。 侵された部分を除去して、 丈夫な材料で埋める治療が必要です。 C3: 歯の神経(歯髄)まで影響が及んだむし歯です。 耐え難い痛みが出ることもあります。 神経を取り除いて、歯の根っこの内部まできれいに 掃除をする治療(根管治療)が必要になります。 C4: 神経の中まで細菌に侵され、 神経は死んでしまった状態。 根の先端から顎の骨のほうにまで病変が 及ぶと治療も大変になる。顔が大きく腫れて 熱が出るようなこともある。 若くて知識の無い頃には気づかないことが多いのですが、歯科治療の多くは再治療です。前項でも述べた通り、口腔内は不潔域であることもあり、虫歯は再発しやすいものです。どんなに完璧と思えるような治療をしたとしても、歯が存在する限りは虫歯が進行する可能性を秘めています。 「とりあえず(金属などを)外してみますね。」などという台詞をどれだけ聞いたことがありますか?超音波スケーラーは大人気です。 技術的に自信を持っていて、同業者から見ても、治療をさせると確かに上手と言える歯科医師であっても、いつかどこかで改めて虫歯になってしまうケースが多いのです。 先に書いたように、生え立ての永久歯では虫歯の進行が早いので、もし虫歯とわかったら早めに治療する必要があります。しかし、生えてからだいぶ年数がたっている場合、つまり成人以降では虫歯の進行はそれほど早くありませんから、ごく初期の虫歯であれば、それ以上拡がらないようによくブラッシングしてもらい、経過をみることもあります。 しかしある程度大きく進行してしまった虫歯については、それ以上進まないように治療する必要があります。多くの場合、最初の歯の治療となるのは、虫歯となっている部分をとり除き、その部分をレジンや金属(インレー)で補う方法です。現在はほとんど行われていませんが、かつてはアマルガムという材料もよく使われていました。いずれも部分的な修復といえます。
歯根嚢胞 [ しこんのうほう ] とは
体の中に作られた液状内容物を含む袋状のものを嚢胞[のうほう]と呼び、歯の根っこの先端部分にできた嚢胞のことを歯根嚢胞といいます。これは、細菌感染や、物理的、科学的などの刺激が加わったことによって、歯の中にある神経や血管が壊死した歯や、過去に歯髄を除去した歯に起こります。歯髄が走行している部分を根管と呼びますが、根管内に何らかの理由で感染が起こると、根の先端を通じて顎の骨に膿がたまります。炎症が強く嚢胞が大きくなると、歯の周りの顎の骨を大きく溶かすこともある病気です。 初期 慢性状態であれば痛みなどの自覚症状がないため、レントゲン撮影をしなければ気付かないことも多くあります。 二次感染 二次感染が起こった場合は、痛みや、腫れ、咬合痛(咬むと痛い)、歯茎に瘻孔[ろうこう](膿の出口)をつくるなどの症状が現れます。そのまま治療を受けずにいると歯根嚢胞が大きくなってしまい、顎の骨が溶ける、顎の骨の膨隆、歯の根っこが溶ける、歯の動揺、上顎なら鼻閉や眼球圧迫、下顎では骨折などのいずれかの症状が現れることもあります。 死んでしまった神経は腐ってしまい、根の先が化のうして、うみをもつようになるのです。 うみは少しずつあごの骨の中にたまっていきます。その際に骨を溶かして穴を空け、しまいにはうみの袋を作ってしまいます。この病気を歯根(しこん)のう胞といいます。口腔外科で治療する病気の中で多いものの一つです。上あごの前歯や下あごの奥歯によくできます。小さなうちは症状がないことが多く、歯医者さんで歯科レントゲン写真を撮ったときに偶然みつけられることが多いです。 歯根のう胞の治療はまず第一に原因となった歯を治すことが大切です。腐った神経を取り除き消毒して、薬を詰めます。あまりにも虫歯がひどいと歯を抜くことになります。のう胞は基本的には手術で取り除くことになります。根管治療は大事です。あごに空いてしまった穴は病気が取り除かれれば、いずれもとに戻ります。しかし、穴が大きいと治るまでに時間がかかるので自分の骨を移植したり、人工の骨を移植したりもします。 感染根管治療で解説した通り、根尖病巣の原因はあくまでも根管内 に貯留した汚物です。この汚物に対する拒絶反応の結果根尖部に炎症が起こったわけですから、 根本的な治療方法は、完璧な感染根管治療以外のなにものでもありません。 大学病院をはじめ、多くの医療機関で歯根端切除を勧められ ているようですが、根本的な原因である根管内の汚物をそのままにした手術方法では根本的な治 癒は望めません。リーマなどの破折や弯曲根管で根管治療が不可能な部位では、適応症となる 場合もありますので、歯根端切除の全てを否定するわけではありませんが、原因を残して病巣だ けを摘出する処置は絶対に行うべきではありません。
歯髄炎の症状と診断
「歯がしみる、ズキズキ痛む~(>_<。)ゝ」などの症状が続く場合、知覚過敏、または歯髄炎(虫歯を伴う)が疑われますが、痛みが激しい、または継続的に痛みを感じる場合は歯髄炎の可能性が高いでしょう。 具体的に歯科医では、問診、視診はもちろん、冷たい物、熱い物の刺激による痛みチェック(温度診)、歯を叩いたときの痛みチェック(打診)、X線診などを行い、歯髄炎の可能性が高い場合はさらに、電気歯髄診断器(根管治療用)という機器を使い、歯髄がまだ生きているのか?すでに壊死しているのか?を調べ、どのような治療を行うかを決めていきます。歯髄炎の多くは細菌感染ですが歯の骨折、脱臼、切創などの外傷が原因となることもあります。 歯髄炎の症状は軽い場合は冷水がしみたり、食べ物が歯間にはさまると痛みますが、急性の歯髄炎の場合は激しい痛みで耐えがたいほどです。超音波スケーラーは大切です。 歯髄は硬い組織に囲まれているため歯腔の内圧が高まることで神経を圧迫することで激痛が走るわけです。歯髄炎の炎症がさらに進むと熱いものに敏感になり歯が浮いてきます。そしてそれ以上に症状が進行するとやがては歯髄が死ぬことで腐敗による口臭が発生します。 歯髄炎の治療は痛みが比較的軽くて持続性ではない場合は歯髄充血の可能性もあるので、その場合は感染した象牙質だけを取り除き虫歯の穴に仮のセメントを詰めて経過観察し痛みがない場合は歯髄を残します.歯髄炎の原因は、歯髄への刺激が原因とです。刺激の原因として3つが挙げられます。 1)歯の物理的損傷や、温熱刺激の他、歯科治療による刺激として、歯の切削による物やガルバニー電流があります。 2)歯科治療で使われた材料が原因の刺激が多いようです。 3)う蝕が原因のものが歯髄炎の中で最も多いといわれます。この他、歯髄炎には、歯髄に来る血液から細菌が入る血行性の物や、リンパ行性のものもあります。 歯髄炎の原因が治療されると、炎症は鎮まります。早期に発見できれば、歯髄炎が起きている歯に鎮静薬を含む物質を一時的に詰めて、歯髄炎の痛みを鎮めることができます。この仮の詰めものは、6?8週間歯に詰めたままにしておいてから取り出され、代わりに最終的な充てん材が詰められますが、即時に詰めることもよくあります。 歯髄炎が進み、歯髄の損傷が大きく回復不可能な場合は、痛みを止める最後の手段として、根管治療または抜歯によって歯髄が抜き取られます。 歯髄炎を起こしている場合の手当てとしては、痛みがひどい場合は、歯髄に過度な刺激を与えないようにすることが大切で、うがいをぬるま湯などでした後に、虫歯を起こしている箇所に詰まっている食べ物等の残りカスを始末します。 その後、綿球を虫歯の孔に入れた後、鎮痛剤などを服用して痛みに対する対処をします。歯髄炎は、虫歯となっているのが直接原因なので、虫歯にならないように普段から予防することが歯髄炎の予防として大切になります。
歯髄炎の症状と原因について
歯髄炎は、歯髄が何らかの原因から炎症を起こし、それに従って痛みの症状を伴う疾患です。温度の熱い食べ物や飲み物や、また甘味が強い飲み物や食べ物をとると、歯がしみてきたり、痛みの感覚を覚える段階です。 歯髄炎がこの段階にある場合は、歯科治療も比較的容易に実施することが可能です。歯髄炎の症状をこれ以上悪くさせないためには、虫歯の状態を改善していく必要があります. 急性歯髄炎の主な症状は、冷水がしみてきたり、食べ物が詰まると痛みを感じたりする状態であった歯が、痛みの度合いが突然ひどくなり、悪くなっている歯がわからず、周囲の歯がすべて、悪くなった感じとなります。 歯髄炎になると、歯に激痛が引き起こります。初診時に、歯髄の健康状態を推測するために歯に熱い刺激や冷たい刺激などを加えて、反応をチェックするテストが行われます。このとき、刺激を中断しても痛み続けたり、あるいは自然に痛みだす場合は、歯髄炎はすでに手遅れ状態になっているおそれがあります。さらに(歯科機器)電気歯髄診断器による、歯髄の生死判定が行われます。これは歯髄の健康状態を判定する装置ではありません。このテストの結果、歯に流された少量の電流によって痛みを感じれば、歯髄はまだ生きていると判定されます。しかし歯の上を軽くたたかれたときに痛みがある場合、歯髄炎の多くは炎症が周辺組織にまで広がっています。 歯髄炎の治療は痛みが比較的軽くて持続性ではない場合は歯髄充血の可能性もあるので、その場合は感染した象牙質だけを取り除き虫歯の穴に仮のセメントを詰めて経過観察し痛みがない場合は歯髄を残します。 そして歯髄炎による痛みが激しい場合は歯髄を取り除いて根管充填します。 応急措置としては虫歯の部分を取り除いて歯髄腔を開くことで歯髄の内圧が下がって痛みが消えます。 歯髄炎の症状が軽い場合に行われるのが、薬を用いて歯髄の炎症を抑える治療です。しかし残念ながらいくら症状が軽くても歯髄炎の場合、炎症が一気に歯髄内に広がり症状がひどくなる可能性が非常に高いため、消炎処置を行わず、いきなし次の抜髄を含む「根管治療」を行う場合が多いようです。 上記の通り、抜髄、つまり症状が進行し炎症がひどい場合は歯髄を根管から抜き取る治療が行われるのが一般的で、歯髄を抜き取ったあとに根管を徹底的に清掃し、根管に詰め物を入れて終了です。 こう書けば簡単な治療に思われるかもしれませんが、抜髄自体、かなり大変な作業となり、残念ながら歯髄炎と診断された場合、症状が進行した場合だけではなく、比較的初期症状の場合でもこの抜髄を含む「根管治療」を行うケースが圧倒的に多いのです。
歯根破折の症状
治療済の歯の根が割れるトラブルのことを「歯根破折」といいます。これまで、歯を失う原因のほとんどが虫歯と歯周病とされていましたが、最近になって歯根破折が原因でやむなく歯を抜かなければならないというケースが増えてきています。 きちんと治療をしてあるはずの歯が急に痛みだしたり歯茎が腫れたりした場合は、この歯根破折がまず疑われます。歯根破折は、軽度の虫歯治療の場合にみられることではなく、いわゆる「さし歯」などの治療を行った歯に多くみられ、それも治療後治療後5〜15年という長い年月を経てから起きるトラブルです。 歯科x線は必要です。 歯根破折は理論的に感染源を除去して、再感染しないように歯科材料で破折部を密閉できれば治ります。しかしながら現在の歯科医療では歯根破折に対して、感染源を除去する方法、破折部を完全閉鎖して接着する確立した治療法はありません。それゆえ、保存療法を行って症状がなくなったとしても、再度症状が出る可能性があります。 根管治療は大切です。 抜歯した場合 1. 抜歯した後、そのまま(対合歯が挺出する可能性がある) 2. 部分入れ歯を入れる(たいていの人が使わなくなりますが・・・) 3. 手前の歯を支えにして「延長ブリッジ」(脱落の可能性が・・・) 4. インプラント(人工歯根)を植える 【近心根だけを分割抜歯した場合】 1. 遠心根と手前の歯とで「ブリッジ」にする(延命処置的ですが・・・) 2. 遠心根を単独で修復し、隙間を部分入れ歯・・・ にはしないか 歯茎が腫れる まるで歯周病が進行したかのように、その前後の歯に比べて明らかに腫れたり膿んだりする。 歯茎におできが出来る 歯にヒビが入っている状態では、外から目視で確認できないため、根の先に膿の袋が出来る歯根嚢胞(歯根嚢胞)と同じ症状となることも。 差し歯が取れる 何度戻しても良く取れる前歯の差し歯は、歯の根が割れて開き土台が抜け落ちたため。もし差し歯に金属などの棒状のものが付いていたら、歯の根にヒビが入った可能性が高い。棒状の土台が長ければ長いほど歯根破折の確率も高まる。 違和感 噛むと痛んだりしみたりするが、噛まなければ痛まない。歯の根にヒビが入っているときによく見かける。 無症状 割れたり折れたりしても、膿などが少量の場合、数年間も痛みなどの自覚症状がないこともある。 根の病気が改善しない 根の治療を繰り返しても、腫れや根の奥からでてくる膿がなかなか止まらない、治療の効果が挙がらない場合、既に歯にヒビが入っている場合も。 激痛 ごくまれに神経が生きている歯でも強く噛み締めたりすると割れてしまうことがあります。そんな時は当然激痛となります。
知覚過敏の治療法
テレビのコマーシャルでもよく聞く「知覚過敏」。どのような状態のことを言うのでしょうか?冷たい飲み物を飲んだときや歯磨きをしているときなどに,キーンという鋭い痛みがするのが,知覚過敏です。特に,虫歯のない状態でそのような症状が出る場合を言います。何もしていなくてもズキズキ痛むようなときは,知覚過敏ではなく虫歯などが疑われます。知覚過敏の特徴と言えるのが,歯と歯ぐきの際の部分のエナメル質やセメント質が剥がれてくさび状に削れていることです。 知覚過敏の治療法にはどんなものがあるでしょうか?一つには,刺激を遮断する目的で薬を使ったり詰め物,カバーなどをしたりします。これはある意味で対症療法的な治療ですので,その後のケアや対策を十分に行なわないと再発する可能性が高くなります。また,レーザー照射での治療方法もあります。こうした方法でも良くならない場合には,最終手段として神経を抜く手術が行なわれます。ですが,神経を抜くことにはデメリットも多いですので,ほとんどの場合,それより軽い治療法で治していくのが一般的です。 歯は、頭の部分はエナメル質という非常に硬い素材に覆われ、次に象牙質、そして神経(歯髄)が通っています。ところが根(歯根)の表面にはエナメル質がないため、歯根が歯ぐき(歯肉)から露出すると象牙質には無数の小さな穴があいており、これ(象牙細管)が刺激の伝達に関わっています。 知覚過敏の原因はさまざまです。根管治療は必要です。 歯根の表面が露出していても知覚過敏が必ず起こるわけではありません。象牙細管の穴がふさがって刺激が伝わりにくくなればしみないのです。ところが次のような場合は、知覚過敏を起こしやすくなる可能性があります。露出した歯根がプラークで汚れている。 露出した歯根を歯ブラシで強く磨く、あるいは歯磨き粉の研磨剤(歯科材料)で傷つける。歯ぎしりや食いしばりで過剰な力がかかり、歯根の表面が割れる、はがれる。 程度にもよりますが、虫歯の場合、慢性的な痛みを伴う事が多いのに対し、知覚過敏の場合は冷たい物を食べたり飲んだりしたときなどに、一時的に歯がしみるだけで、その痛みは持続しない事が多いのです。ですので、歯がしみる症状が軽く、その症状が一時的だとしても、冷たい物を飲食したり、歯に風が当たったときなどに歯がしみれば知覚過敏の可能性が高いといえるかもしれません(症状が進むほど、温かい物までに歯がしみるようになります)。 象牙質の露出している部分で、神経にまで刺激が伝わらないようにすれば、知覚過敏をなくしたり改善することができます。象牙質にある細い管を封鎖すればよいのですから、管の中を封鎖する方法と、管の入り口を覆う方法とがあります。 管の中を封鎖するには、フッ化物などを表面から塗布して管の中に結晶を形成して封鎖することができます。同じような作用を持つ歯磨き材を使用することで、症状が改善されることもあります。 表面を覆うには、歯に接着しやすい材料を使って表面に膜を形成して、管の入り口付近を封鎖します。表面に凹みがあるような場合には、凹みを埋めるようにして敏感な部分を覆います。
入れ歯の基礎知識
つばを飲む、食事をする、話す、呼吸をする。お口の中は、様々な動作に合わせて動いています。どんなに密着する入れ歯を作ったとしても、あごの動きにかみ合わせがが調和していなければ、お口の中で入れ歯がずれ、「かむと痛い」「外れる」「壊れる」「上手に喋れない」などの弊害が出てきてしまいます。 部分入れ歯のバネは、今までは金属(歯科材料)で作るものが主流で、審美的にはあまり良くありませんでした。 白いバネの入れ歯(ホワイトクラスプ入れ歯)は、バネ部分がアセタル樹脂という熱可塑性レジン(歯科用プラスチック)で作られています。 一般的に部分入れ歯 に使われる金属のバネです。今までは、お口の中の詰め物や被せ物を白いものに変えても、最後に部分入れ歯を入れると、金属のバネが見えて、審美的に満足のいかない場合が多くありました。 部分入れ歯から総入れ歯まで、基本的にどんな入れ歯でも保険で作ることが可能です。部分入れ歯の場合は、「クラスプ」と呼ばれる金具(バネ)を、残っている歯の部分に巻き付けるようにして取り付けます。 針金のようなクラスプは、一つの入れ歯に2~4本あり、入れ歯が浮き上がって外れないよう固定するのが普通です。費用は、部分入れ歯の場合、5,000~14,000円程度。総入れ歯の場合、10,000~15,000円程度です。(いずれも概算、3割負担での支払い金、個数1の場合) 保険内の入れ歯は、審美性や耐久性よりもコスト意識。そのため様々な入れ歯の中でも最もシンプル。また、保険で入れ歯を作った場合、一度作ると6ヶ月経過しないと病院を変えたとしても次の入れ歯の作り直しはできないいわゆる「6ヶ月ルール」が存在します。 厚生労働省が実施した、「平成17年歯科疾患実態調査」によると、30~34歳の0.8%が、「部分入れ歯」として初めての入れ歯を装着しているようです。「総入れ歯」は、40~44歳で0.4%の人が使い始めています。その後年齢とともに入れ歯の使用率は次第に増え、85歳以上になると63.9%の人が総入れ歯となっているのが現状です。 ちなみに80歳で20本以上の自分の歯を持っている人は推定値で24.1%。平成5年の調査時は10.9%であったため、この間12年で約2倍以上の人が8020を達成したことになっています。 入れ歯は、歯のない部分に新しい歯を生み出す治療法(根管治療)。虫歯治療よりもさらに職人芸的な要素が高くなります。価格が高いか安いかではなく、作る側の技術がとても重要なのです。もし作る側の技術がしっかりしていなければ、どちらを作っても同じ結果となってしまうでしょう。 しかし作り手がしっかりとした知識と技術があると話は別。コスト重視の入れ歯では、分かっているけど作れない、やりたくても出来ないといった部分も出てくるのが普通。しかしそういった部分をしっかり作ることでそれまでと違った入れ歯になったりするのです。
虫歯とは何か
これまでの虫歯の治療はガンの治療のように「早期発見、早期治療」が良いと信じられていました。カリオロジーの研究によって虫歯の初期の段階では、健康な歯に戻る可能性について報告されています。歯の表面はカルシウムが溶け出す脱灰とカルシウムが付着する再石灰化を繰り返しています。このバランスが脱灰に傾くと虫歯になります。この時フッ素(歯科材料)を歯に塗ると、脱灰を抑制でき、再石灰化を促進して、健康な歯に戻りますので歯を削る必要がありません。 従来までは、初期虫歯は目で見る視診と探針を用いて歯を調べる触診で検査をします。定期検診で「C1,C2」などの言葉を聞かれたことがあると思います。これはC1がエナメル質内の虫歯、C2が象牙質内の虫歯、C3が神経まで至っている虫歯、に分類していました。 初期虫歯を探針で診査することにより危弱なエナメル質を破壊すると共にプラークを虫歯の深部に送り込むことになり、エナメル質の再石灰化のチャンスを奪うことになります。またカンやコツに頼るため正しいデータを取ることが出来ません。歯に黒い汚れがあると虫歯と診断され削ることになります。実際は汚れの場合も考えられます。白い部分でも虫歯で脱灰していることがあります。 虫歯の原因菌は、1ミクロンぐらいの大きさです。治療した歯の詰め物と歯の間には10ミクロンほどの隙間があります。その隙間から進入して、隙間の中に新しい虫歯を作ります。そして、せっかく治療した歯がまた虫歯になってしまい、また治療を繰り返して、詰め物をします。その繰り返しです。 そうすると、どんどん詰め物が大きくなって、やがて歯が失われてしまう可能性があります。一般的に、治療した歯の寿命は、40年ほどと言われています。子供の頃に治療した歯は、40歳~50歳ぐらいで抜歯をしなければいけません。つまり年を取って行くと最後には、入れ歯又はインプラントになってしまうということです。 歯の表面が脱灰(溶ける)されても、初期虫歯であれば、再石灰化が起こることで修復が行なわれ、虫歯になるのを防ぐことが出来ます。 さらに再石灰化現象では、溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく、結晶構造を変化させて、溶ける前の歯よりも硬くて虫歯に強いエナメル質に変化させることが出来るのです。 虫歯の診断は、大きな穴が開いている場合は明らかですが、歯の間に生じた初期の虫歯を視診で発見することは困難です。かつて虫歯は非常に早く進行すると考えられ、見つけたら出来るだけ早期に治療することが重要と考えられていました。根管治療は必要です。しかしながら、今日では数々の研究により、虫歯の進行はかなり緩やかなものであることが明らかになってきています。それに伴い、虫歯の治療も変化し、できるだけ健全歯質を削らない方法で治療するようになってきています。