プラークコントロールとは、歯垢(プラーク)を超音波スケーラーで調節、管理することです。口の中は細菌にとって格好のすみ家のため、歯垢(プラーク)を完全に除去する事は不可能です。「歯 垢(プラーク)=細菌の塊」の増殖を抑えることに重点を置くこと、これがプラークコントロールです!お口の健康維持には、歯と歯茎の境目や歯と歯の間にプ ラークをためないご家庭でのブラッシングがとても効果的ですが、歯は凹凸の多い複雑な曲面をしているので、我流ではどうしてもいつも同じところを磨き残し てしまいがちです。 そこでプロが行う、ハンドクリーニングやPMTCといった処置を定期的に受けていただくことをオススメしているのです。
歯が白くなるということは、歯の着色成分に、何らかの変化が起こって生じる効果であることは理解できると思います。このような変化を受ける成分は、歯の中でもタンパク質などの有機質ですが、これが含まれる量は、エナメル質と象牙質とで全く異なります。エナメル質は、その約97%が無機質であり、有機質はわずか2%、水分が1%という配分になっています。これに対して象牙質は、70%程度は無機質ですが、20%の有機質と10%の水から構成されます。
接着技術の進歩に伴い、接着により歯質とコンポジットレジンを一体化させることにより、強さの小さいコンポジットレジンでも臼歯部で十分機能を果たせることがわかり現在に至っています。しかし、技術的な点からう蝕部位だけでなく健全な歯質を削除しなければならないことも多くありました。現在、接着技術をさらに応用することにより、窩洞 (う蝕を除去した後の修復歯科材料をつめる前の歯の凹部)の形態にとらわれないでう蝕治療を行うことができるようになったことで、歯質の削除量を低減させることが可能となり、現在のミニマル インターベンションに基づいたう蝕治療法へ応用が続いています。