すり減りは無自覚

奥歯がぐらぐらする、高価なセラミックのかぶせ物や詰め物がすぐ欠ける、差し歯が割れる―いずれも歯ぎしりによる害だ。歯ぎしりは、睡眠中に起こる無意識の顎の運動で、横にぎりぎり動くのが特徴。発生率は全人口の2割程度とされてきたが、この数字は音を発する人の割合で、音のしない歯ぎしりが圧倒的に多いことが分かってきた。「人口の8~9割、つまりほとんどの人が歯ぎしりをしているのです」と和嶋専任講師。

すべての人に害が生じるわけではないが、強力な力が歯に加わると歯はすり減り、揺さぶられてぐらぐらする。歯が丈夫な場合は、顎に負担が掛かり、顎(がく)関節症を引き起こすこともあるという。

原因は歯のかみ合わせの悪さといわれてきたが、「かみ合わせの悪さなどの局所的な原因ではありません。また、ストレスは歯ぎしりの強弱には関係するものの、直接の原因ではないことも分かってきました。睡眠時の脳の活動が原因とされ、現状では歯ぎしりを止める手だてはありません」。

止める方法がないならば、害を防ぐ策を講じなければならない。歯科医に相談すれば、奥歯のすり減りを防ぎ、顎の動きを調整する専用のマウスピースを作ってくれる。就寝時のみ装着するナイトガードである。

「音がする歯ぎしりは家族などからの指摘で自覚できますが、歯ぎしりで歯が極端にすり減っている人では自覚していないことがほとんどです。プラーク(歯垢=しこう)コントロールが浸透し、虫歯や歯周病は減少していますが、歯ぎしりによる害は増えています。かぶせ物や詰め物がよく取れたり、歯が動いたり欠けたりする人は歯ぎしりが原因となっている可能性が高いので歯科医に相談を」と、和嶋専任講師は呼び掛けている。

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