ある実験によって、硬いえさで育てたマウスがよく噛むで頭が柔らかいえさで育てたマウスがよくなること。例えば、硬いえさで育てたマウスが電流の回避することができるし、迷路を抜けることもできる。
人間ではどうでしょうか?
幼稚園児の噛む能力(ピーナッツ咀嚼値)と知能指数(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence使用)の関係を調べた実験があります。
この実験で良く噛める子は噛めない子より知能指数が高いことが分かりました。また、良く噛める子には虫歯が少なく、あまり噛めない子には虫歯が多いことも分かりました。虫歯のある子は軟らかい食べ物が好きであまり噛まないで育ったからでしょう。
次に同じ幼稚園児に良く噛むように訓練をさせ記憶力の変化について調べると噛む練習をした後は記憶力がよくなったという結果がでました。
噛むことにより、脳内に記憶や学習に関係する化学物質(コレチストキニン、ボンベシン、ニューロペプチド、a-FGF)や血流量が増えてくるからです。良く噛むと頭が良くなることがおわかりになりましたね。また、よく噛まないと満腹中枢を刺激する神経性ヒスタミンの分泌が少ないので、満腹感がなくつい食べ過ぎてしまい肥満となることも知られています。
早めに虫歯や歯並びを治しよく噛めるようにすることは、子供の脳の発育や体全体の成長にも良い効果があるのですね。
この前、ガムを噛むと記憶力が高まるという結論も報じされた。よって、よく噛むと知能指数が高くて、記憶力もよくなる。子供のために、よく噛むことをさせるように親達の努力が必要ある。