レモンとホワイトニング

歯の表面はエナメル質でできています。しかし、エナメル質の主成分である「ハイドロキシアパタイト」は酸に弱い性質をもっているのです。レモン汁にクエン酸という強い酸が含まれています。このような酸性の強いもので歯を拭いたりすると、歯の表面のエナメル質が溶けてしまいます。これは歯学用語で脱灰(だっかい)といいます。

レモンに含まれているビタミンCやクエン酸で、歯を白くすることができるという噂がネット上で流れております。実際にレモンを毎日かじって歯を白くできたという方はいらっしゃるのですが、これは非常に危険な方法なのです。

確かに、白くすることはできるのですが、歯のエナメル質が溶けて白くなっているように見えているだけです。歯の表面はエナメル質というものでできているのですが、エナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトと呼ばれるものは、酸に弱いという性質を持っております。

ご存知の通り、レモンの中には強い酸であるクエン酸が含まれており、これで歯を磨いたりすることで、徐々にエナメル質が溶けてしまうのです。この時に石灰質が脱灰することで白く見えるので、歯が白くなったと勘違いする方が多くいらっしゃいます。

しかし、この方法を続けていると、歯の表面をガードしてくれているエナメル質がどんどんなくなってしまうのです。つまり、歯に過度の刺激を与えることで、痛みが引き起こされることも十分に考えられるため、気をつけなければなりません。

誰でも真っ白で綺麗な歯を手に入れたいと思うかもしれませんが、健康的な歯は真っ白ではなく、少し黄色くなっております。歯の美白化ばかりに目がいっており、健康な歯を傷つけてしまう可能性があるので、レモンをかじったり、レモンの汁で歯磨きをするような真似は絶対にしないようにしてください。

症状は人によって異なるのですが、レモンを毎日かじっていると、前歯が欠けて小さくなるといった状態になる方もいらっしゃいます。前歯はエナメル質が厚い部分ですので、余計にクエン酸の影響を受けてしまうというわけです。

このような話を聞くとレモンを食べたくないと感じるかもしれませんが、普通に食べている分には全く悪影響はないので心配はありません。 レモン果汁やお酢などで歯を磨くと一時的に歯を白くすることができます。しかしこれは歯の表面を酸によって凸凹にし、光の乱反射によって白く見え るだけで、すぐに元に戻ってしまうばかりでなく、何度も繰り返すとエナメル質が薄くなってきてしまいますので、絶対に止めてください

※初期のホワイトニングは、この原理を利用して歯を白くしていたものもありますが、最近のホワイトニングは歯の内部から白くしていますので、歯を傷めることがなく、すぐに白さが戻ってしまうこともありません。

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