子供の場合、年齢と共に歯と歯の隙間が空いてくるのは当たり前です。顎が大きくなってくれば、歯と歯の隙間があいてきます。これは、乳歯よりも大きな永久歯がきれいに生えるスペースを確保しているのです。この隙間がないと乳歯より大きい永久歯は生える場所がなくて、歯並びが悪くなってしまいます。口腔内カメラでよく検査しよう。
3歳を過ぎる頃から虫歯も多くなります。虫歯になりやすい歯は上の前歯・奥歯、下は奥歯です。下の前歯も虫歯になるというのは重症です。子供の虫歯は痛みなどの自覚症状が少ない割に、急速に進行して歯ぐきが腫れたり急激な痛みが出ることがあります。
ミルクに限らず母乳にも乳糖という成分が含まれています。もちろん牛乳にも含まれています。授乳期間が1歳4カ月頃を過ぎている場合は虫歯になりやすいです。だらだら飲みが原因のひとつです。出来やすい部位は上の前4本歯肉と歯の境目です。白くなっているのは白濁といって初期虫歯ですがフッ素入り歯磨剤でしっかりそこを磨いてあげると進行しにくいです。1歳を過ぎると色々な食べ物を覚えます。乳糖とその食べた食べかすが混ざって虫歯菌が繁殖していきます。個々の口腔内の状況にもよりますが・・お子様は1歳半と言うことなのでせめて夜だけでも頑張って卒乳されたて牛乳に変えてあげたほうが良いでしょう。無理なくお母さんの余裕があるときにチャレンジしてみて下さい。
食べる事によって、口の中が長時間酸性になる事が、原因ですから、(口の中が酸性になると歯が溶けてしまいます)食べる回数が多い場合とか、長時間ダラダラ食べているとか、の食の習慣は気を付けましょう。そして食事の後の歯磨きの習慣も非常に大事です。幼児では中々旨く磨くことは当然出来ませんので、親御さんがしっかりとフォローしてあげて下さい。強制的に嫌がらずに毎度出来る様に、色んな工夫が大事です。また、歯が生え揃ったら定期的にかかりつけ医の歯科医への検診が必要です。フッ素を塗ったり、検診で早期発見、早期治療で虫歯ゼロを目指しましよう。
治療中はやはり不安で泣き出すお子様もいらっしゃいますが、治療を無事終えたお子様には、ぜひ「頑張ったね」「えらかったね」と声を掛けてあげてください。「ほめられた」ことで、お子様の中に「良いことをしている」という気持ちが芽生えます。そして歯医者に対するイメージも「無理やり行かされる、怖い、痛い所」から「歯をキレイにしてくれる良い所」へと変わってくるはずです。超音波スケーラーは必要です。