口角炎は、くちびるの両端が赤くはれた状態になり、ただれてしまう病気です。くちびるの両端が赤くはれた症状ができ、ただれやかさぶたになったり、なかには深い亀裂の症状があらわれたりします。口腔内カメラでよく検査しましょう。
口角炎は起こる原因には、ドライマウス、アトピー性皮膚炎、貧血、糖尿病、ビタミン欠乏、免疫不全、ステロイド薬または、抗菌薬の長期の投与、などがありますが、微生物による感染症主な原因です。
口唇炎をともなっている口角炎の場合は、ビタミンB2の不足が考えられます。高熱をともなった病気や、貧血症状など全身におこる病気などからおこることがあります。
口角炎の診断には、細菌検査が基本で、検査の結果から適切な薬剤を選ぶことが重要になります。口角炎の症状をおこしてしまうような全身的な病気がないか検査することも大切です。
口の運動、変形の回数が多い口角なので、この疾患に陥ると、なかなか不便で、つらいものです。毎日毎日使うのが口です。しゃべらず、食べず、なんて人はいないと思うので・・・。息をするだけでも口を使いますし。(余談ですが、口が普段開いている人というのは鼻より口で息を吸っている頻度が高いからだそうです。)
それくらい重要で毎日使う口ですから、口を動かすと、引き裂くような痛みが生じるので開口障害が起きます。つまり、口を開けたくないという守りに入る症状が起きる事になります。歯科x線はとても大事です。
口角炎の症状は、至って分かりやすいものです。 例えば、上下の唇の境目あたりが切れてしまって血が出てきたり、口を開けるたびに痛くなるというような症状です。 あるいは、赤い発疹のようなものができたり、かさぶたができたりすることもあるようです。
人によって口角炎の症状は異なりますが、いずれにしても、口のまわりの不快感や違和感を感じる症状といえます。 上下の唇の境目あたりといっても、普段はそれほど意識する場所ではないと思いますが、一度痛くなったり、血が出たりすると、かなり気になるものですよね。 特に女性の場合は、リップメイクのポイントにもなるところですから、鏡を見るたびにガックリしてしまう方もいるかもしれません。
口角炎の治療は、早ければ早いほど治療も簡単ですし、早く治りますので、口角炎の症状に気づいたら、まず皮膚科や耳鼻科に行かれることをおすすめします。 原因を見極めた上で、軟膏を塗ったり、ビタミン剤やサプリメントを飲んだりして、適切な対処をすると良いでしょう。
口角炎は口内炎と同様に、ものを食べたり、話したりする刺激で痛みを伴い大変辛いです。口角炎に気付いたら悪化させる前に早めの治療をしましょう。
また口角炎にならないように予防するのも大切です。レバーや牛乳、果物や緑黄色野菜などの食べ物からビタミンをしっかり取り、うがいをするなど清潔に保ちましょう。疲労やストレスで抵抗力が落ちている場合も口角炎や口内炎を発症しやすいです。早めの睡眠を心がけ規則正しい生活習慣を身につけることも治療・予防につながります。