歯の種類を大きく分けると、乳歯や永久歯といった自分の歯と差し歯や入れ歯といった人工の歯に分けることができます。普通、成人した大人の歯は28本(親知らずを入れると32本)あります。この歯が20本残っていると、快適な生活が送れるといわれています。しかし、80歳まで歯が20本残っている人は2割しかいません。歯は病気や老化などで弱くなりやすい場所です。現在は義歯を入れて自然の歯と変わらないように見せることができますが、人間の歯は永久歯を失うと元には戻れません。そのため歯のケアが大切になっているんですね。
普段私たちは食べ物を食べたり発音するときに歯を使っています。あまり意識をしていなくても歯を使うということは、顔の輪郭を作ったり健康を維持するといった様々な役割があります。歯は体のいろいろな部分に影響を与えているんですね。
1999年の歯科疾患実態調査を見ると、1975年以来DMFT(むし歯、処置歯、喪失歯の数)の値には変化がありません。この間、歯医者さんの数は倍増しているにもかかわらず、です。それは、問題が根本的にが解消されたわけではなく、対症療法を行っているにすぎないためです。
人の口腔内口腔内カメラで、歯の数は年齢を追うごとに減っています。このような結果を聞くと、一見歯を失う原因が加齢にあると思われがちですが、実は違います。むし歯や歯周病を放っておいたために失ってしまうことがほとんどなのです。つまり、むし歯や歯周病を予防することで、歯を失うリスクを減らすことができるのです。
とはいえ、口腔内環境は年齢ごとに変化していくものです。こちらでは、年々変化する口腔内環境に対応したむし歯や歯周病の予防法をご紹介します。
今や人生80年の時代です。ところが現代の日本人の歯の平均寿命は50年。自分の歯が20本あれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べられますが、残念ながら80歳では平均8.2本しか歯が残っていません。歯を失うと食べ物をかめなくなるばかりか全身の健康に大きく影響を及ぼすことがあります。ここに年代別に気をつけたいお口のトラブルとお手入れのポイントをまとめましたので、毎日のオーラルケアにお役立て下さい。自分の歯を1本でも多く残すためにむし歯を歯周病の予防に積極的に取り組んでいきましょう。
20代の歯茎の出血は、「歯肉炎」が進行した「歯周病」の影響が少しづつ見られるようになります。歯肉炎と同じように、まずは歯磨きをしっかり行いましょう。その後病院などで歯石の除去を行えば、より確実に歯茎の出血を予防することが出来ます。超音波スケーラーは必要です。
30代以上になると、「歯周病」が多くなってきます。歯磨きだけで改善しないことも多く、病院での歯石の除去や噛み合わせの調整などを組み合わせた治療が必要となってきます。
20代以上で、病院での検診からしばらく遠ざかっているような場合は、歯茎の出血が、歯周病の初期のサインとなるので、一度病院で確認することをオススメします。