年齢に関係なく可能

歯並びの矯正治療は、大人になってからでもうまくできるのか。日本大学歯学部付属歯科病院(東京都)の清水典佳病院長(歯科矯正学教授)は「基本的には年齢に関係なく可能。2年半ほどできれいになります」と言う。

歯並びに凸凹がある場合を、専門的には叢生(そうせい)という。歯の大きさと、歯の土台となる顎の大きさにアンバランスがあったり、乳歯の管理が悪くて早いうちに抜けてしまったりした場合などに起こる。歯の根っこ部分の歯根は、歯茎の中の歯槽骨という骨に埋まっている。歯を弱い力でけん引すると、その刺激によって、移動方向の歯槽骨が溶け、反対側に新しい歯槽骨が作られ、歯は1カ月に約1ミリ移動するという。矯正治療ではこのメカニズムを応用する。

大人の歯列矯正は、ほぼ年齢に関係なく可能です。もちろん、身体が成長期である10歳代のほうが、治療期間はすくなくてすみます。大人の場合には、むしろ年齢よりは、一番の問題は、歯肉炎が全顎にあり、歯茎が痩せている方のほうが歯と骨の関係が悪く、矯正治療が難しくなります。一般論として、矯正治療により、かみ合わせが楽になる。歯肉炎がおきにくくなる。格好が良くなる。またそれらの相乗作用により、気分的にも明るく、積極的な気持ちになれる。

治療は、歯の表面に金属やプラスチック、セラミックなどでできたブラケットという小さな装置を接着し、奥歯を支えとして、ばねやゴムを掛け、移動させたい方向に弱い力で引っ張る。歯が並ぶスペースが足りない場合には、あらかじめ歯を抜くことが多く、通常、前歯から4番目の歯が対象。同病院では患者の約8割が抜歯している。抜歯しないと口元が突き出るような結果になりやすいという。

矯正装置は2年から2年半着けておくと歯並びがきれいになる。その間、1カ月に1回通院する。放っておくと、歯並びが元に戻ってしまうので、装置を外してから約1年半は、針金やプラスチックでできた保定装置という簡単な装置で歯列を軽く押さえておく。

健康保険が適用されないので、費用は医療機関によって差がある。同病院では、顎や歯のレントゲン撮影、歯の型取りなどの検査、診断、相談を含めて4万円。それに矯正から保定、元に戻ってしまった場合の治療も含め約75万円ほど。ほかに消費税がかかる。

「矯正治療は、基本的には誰でもどんな年齢でも可能です。条件は歯や歯茎が健康なこと。特に歯周病があるまま行うと歯周病を悪化させるので、きちんと処置してあることが必要です。また、できるだけ多くの歯が残っているのが望ましいでしょう」と話している。

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