世の多くの人は「自分は見た目年齢が若い」と考えているようだ。しかし、今回、「口元に関する意識調査」を実施したところ、「自分の口元は若々しい」と回答した人は、わずか2割という結果に。特に「歯」は盲点となっているようで、ケア不足の人は、見た目を7歳分も損していることがわかった。
【写真を見る】「自分は年より若く見えるか?」の質問には多くの人が「あてはまる」と回答!
ライオンは、現代の日本人の口元への意識、ケアの実態を明らかにするため、全国の20~50代の男女800人(男200人、女600人)に対して「口元に関する意識調査」を実施。年齢に関係なく、若さや健康を保つ人が増えている昨今、自分の見た目について「自分は年より若く見えるか?」と尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」と59.5%もの人が回答した。しかし一方で、「自分の口元は若々しいと思うか?」という問いに対し、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人は21.5%という数字に。“パーツに関しては自信がない”という傾向が明かになった。
そんな口元の印象については、男性の70.0%が「女性の口元に魅力を感じる」と回答しているのだが、「口元は、自分の魅力をあげてくれるパーツ」としてとらえている女性は31.7%と少数。多くの女性たちは、自分の口元を重視していないようなのだ。
そんななか、各パーツが「見た目年齢に何歳影響すると思うか?」と尋ねたところ、肌では、「肌にツヤがない」が+7.49歳、「肌がくすんでいる」が+7.29歳、「肌が乾燥している」が+6.14歳。口元では、「ほうれい線が目立つ」が+9.54歳、「歯茎の色が悪い」が+7.62歳、「歯がくすんでいる」が+6.97歳、「唇の色が悪い」が+5.90歳となり、口元が肌と同等かそれ以上に「見た目に影響する」と考えられていることが判明。回答から、特に顕著になったのが、目立ちにくい口内の「歯」や「歯茎」も周囲からは意外と見られているということと、ケアを怠ると見た目年齢を損するということだった。
これに関し、アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿の小川朗子院長も、「口元のケア不足やエイジングは、思っている以上に見た目を老けさせてしまいます」と同意。「近年、口元や歯の美容へのケア意識は高まっていると感じますが、実際に行っているケアは歯磨きのみで、実践できていないのが現状ですね。スキンケアなど通常の美容ケアと比べると、まだまだ実態が伴っていないと言えます」とコメントする。
また、同調査では、6割以上の人が「ケアしたいけど方法がわからない」と悩んでいることも判明。そこで小川院長は、「女性にとって、美容意識からケアができると自然とモチベーションもあがるもの。たとえば、スキンケアやお洒落の仕上げとして、美容液や香水をつけるように、歯のケアの仕上げとしてデンタルリンスを取り入れるなど、いつものケアに1つステップを増やしてみると、より美容ケアと感じられるのでお勧めです」と、アドバイスしてくれた。