健康でいきいきと、心豊かな生活を送るためには、歯と口の健康づくりに取り組むことが大切です。「歯と口の健康づくりネットワーク会議」ではライフステージにあわせた、むし歯や歯周疾患の予防のためのマニュアルを作りました。生涯を通じての健康づくりにみんなで取り組んでいきましょう。
歯・口腔(こうくう)の健康づくりは、子どもの健やかな成長や糖尿病をはじめとする様々な生活習慣病の予防など、県民の全身の健康づくりに重要な役割を有しています。
横浜市鶴見区の鶴見大学で17日、市民向けシンポジウム「生涯にわたる歯と口腔(こうくう)の健康づくり」が開催された。日本歯科保存学会が主催。自分の歯でかむことの大切さ」を表す標語「ひみこのはがいーぜ」を紹介します。食べ物が口にはいると、舌や歯が刺激(しげき)を受けて、脳にその様子を送ります。
同大歯学部の桃井保子教授は「ライフステージに応じた虫歯や歯周病のリスクを理解し、どう対応したら良いかを知ってほしい」とあいさつ。日常生活において自ら歯・口腔(くう)の健康づくりに取り組むことを促進するとともに、県内すべての地域において生涯を通じて最適な歯・口腔(こうくう)の保健医療サービスを受けることができるよう環境整備を推進することを基本理念としています。同大講師ら5人が幼児期~高年期の段階に応じた虫歯にならない歯の作り方や歯科医へのかかり方、口腔ケアの最新情報などを講演した。
招待された約100人の一般市民は興味深く聞いていた。
会場には歯科用品の展示や歯に関する相談コーナーも設けられた。