極端に熱い・冷たいの差が激しいものを同時に口に入れるのは避けましょう。余りにも堅いものなど歯が欠けない様な工夫も必要です。金属製のフォークなどを噛まない事、つまようじ等の尖ったもので必要以上に歯と歯の隙間をこする事も避けましょう。歯の表面に付着するとなかなか落ちないものなども要注意です。また色素が沈着し易いものを摂取した際は、軽いうがいのあとでキチンと歯磨きを行ってください。
歯を守るという事は、すなわちアゴの筋肉を鍛えるという事も含まれています。柔らかいものばかりを摂取していると、アゴの筋肉も鍛えられない為、骨自体が弱くなっていく可能性があります。子供の成長で特に初期の発達段階においては、アゴを鍛える事が歯のかみ合わせや歯並びに大きな影響を与える事が知られています。また言葉の発音にも影響が大きいです。
1、規則正しい食生活
砂糖を含む食べ物や飲み物を、時間を決めずにだらだらと摂取する事は、口の中の汚れを助長し、虫歯の原因となるプラークの形成を促します。規則正しい食生活は、歯の健康を守る上で1番大切な事なのです。
2、よくかむ
歯の最も重要な役割は「噛む」ことにあります。噛む事は消化作用だけでなく、あごや歯周を丈夫にし、唾液の分泌を促して口の中を清潔にします。
3、固いもの、繊維の多いものを食べる
固い食べ物、繊維の多い食べ物をよくかんで食べることによって、歯と歯茎は丈夫になり、また、歯にたまったプラークや食べかすを自然に清掃してくれます。今月は虫歯予防月間にちなんで、『歯の健康と食生活』と題してお送りしてきました。みなさんいかがだったでしょうか?歯は一生のものです。将来、高齢になっても、いつまでも自分の歯で美味しいものを味わいたいものです。そのためにも、歯は大切にしたいものです。