矯正の治療はどんな人が必要ですか?
1)咬みにくい、発音しにくいなどの機能障害がある
2)歯並びが悪いため、虫歯や歯周病になっている
3)骨格的にかみ合わせがずれている
4)歯や顎が原因で唇が閉じにくい
5)審美的に問題がある
6)顎関節症になっている(あごの痛み、体のしびれ、肩こりなどがある)
7)咬み合わせが悪いため、体のバランスが崩れている
見えない矯正歯科機器もあるのですか?
矯正に使用する器具は目的によって様々な形のものがあります。見えない器具もございますのでぜひご覧のためお越し下さい。
期間はどのくらい掛かりますか?期間は症状や年齢などの条件でかわりますが、一般的に半年から数年は掛かります。器具を取り付けている期間は、食事はどうすればよいでしょうか?食事は普通に摂って頂いて結構ですが、堅いものや粘着性のあるものはお控え下さい。
子供の矯正(小児矯正)は、いつから始めた方が良いですか?
7歳までに歯並びのチェックを受けることが推奨されていますが、歯並びの症状は歯の生え方と顎の骨格的問題の組み合わせにより症状が違います。
治療期間や治療方法等はその症状や患者様の希望により様々なので、歯並びや咬み合わせが気になる方はなるべく早く矯正歯科専門医に相談しましょう。
一般的に上下の歯が生揃った時にはじめて、18歳頃までに終了するのが良いと思います。しかし、必要であれば5,6歳頃から予防的な治療をすることもありますし、20歳を過ぎても治療することはもちろん可能です。
最近では大人の方で矯正治療を始める方が増えてきています。ただし、成人の方は歯周病などのさまざまな問題を抱えていることが多く、充分な口腔内カメラを行った上、歯周治療と平行して矯正治療を行うことが多いです。
小児矯正で永久歯を抜くことは、ありますか?
歯列不正が非常に重篤な場合、どうしても小児矯正治療だけでは対応が難しい場合、抜歯が必要になってしまうケースもまれですがあります。 しかし小児矯正治療では、顎の成長を促進させ永久歯のスペースを確保する治療がメインになります。よって小児矯正治療の目標は、「永久歯を抜かない」ことが第一の目標になります。矯正歯科学会で発表されていたデータでは、小児矯正治療から始めた場合、約70%の方が非抜歯で治療が行えたとの報告があります。