舌切除

舌のほとんどを切除し、舌の根元だけが残る。舌がないと 、食べ物を口の中でまとめられず、うまくかみ砕けない。口の奥に食べ物 を押し込み、のみ込むこともできない。このため、女性は退院時には、腹 部に穴を開けて、チューブで胃に栄養剤を送る「胃ろう」が設けられた。

その後、口腔こうくうリハビリテーション 科に通った。当初、口では一切食べられなかった。おなかの胃ろうの弁を 見られるのが嫌で温泉にも行けない。弁の定期交換も痛い。「胃ろうを外す こと」が目標になった。

同科教授の高橋浩二さんらは、上あごと下あごの内壁を厚くするプラスチック製のプレートを作った。これを歯にかけて装着すると、短い舌でも上あごに触れやすく、食べ物に圧力をかけやすい。女性は、この装置を使って流動食を飲み込む訓練を始めた。食べ物が誤って気管に入り、誤嚥ごえん性肺炎になったこともあるが、次第に流動食なら口で十分食べられるようになり、09年10月、3年半ぶりに胃ろうを外せた。

上あごにはめるプレートは昨春、口腔がんなどの患者の「舌(ぜつ)接触(せっしょく)補助(ほじょ)床(しょう)」として保険適用された。しかし、この治療を行う歯科医はごくわずかで、装置の存在もよく知られていない。

昨年末、都内の大学病院で舌の左側3分 の2を切除した。手術後は軟らかい物を食べていたが、今年3月、誤嚥性 肺炎になった。栄養が十分とれず、65キロだった体重が50キロに落ち たため、鼻から胃に栄養剤を送るチューブを入れられた。
「味がなくて、食べた気がしない。精神的に追いつめられた」と振り返る。

そんな時、本紙で舌接触補助床を知った。日大歯学部病院摂食機能療法科長の植田耕一郎さんを受診し、現在、補助床の調整中 だ。男性は「こんな方法があるとは、手術した病院では聞かなかった」と 話す。ただし植田さんは「装置を作っても必ず食べられるようになるとは 限らない。手術後、患者の口の機能は変化するため、私たちもそれに合わせて試行錯誤しています」と話している。

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