虫歯とは何か

これまでの虫歯の治療はガンの治療のように「早期発見、早期治療」が良いと信じられていました。カリオロジーの研究によって虫歯の初期の段階では、健康な歯に戻る可能性について報告されています。歯の表面はカルシウムが溶け出す脱灰とカルシウムが付着する再石灰化を繰り返しています。このバランスが脱灰に傾くと虫歯になります。この時フッ素(歯科材料)を歯に塗ると、脱灰を抑制でき、再石灰化を促進して、健康な歯に戻りますので歯を削る必要がありません。

従来までは、初期虫歯は目で見る視診と探針を用いて歯を調べる触診で検査をします。定期検診で「C1,C2」などの言葉を聞かれたことがあると思います。これはC1がエナメル質内の虫歯、C2が象牙質内の虫歯、C3が神経まで至っている虫歯、に分類していました。 初期虫歯を探針で診査することにより危弱なエナメル質を破壊すると共にプラークを虫歯の深部に送り込むことになり、エナメル質の再石灰化のチャンスを奪うことになります。またカンやコツに頼るため正しいデータを取ることが出来ません。歯に黒い汚れがあると虫歯と診断され削ることになります。実際は汚れの場合も考えられます。白い部分でも虫歯で脱灰していることがあります。

虫歯の原因菌は、1ミクロンぐらいの大きさです。治療した歯の詰め物と歯の間には10ミクロンほどの隙間があります。その隙間から進入して、隙間の中に新しい虫歯を作ります。そして、せっかく治療した歯がまた虫歯になってしまい、また治療を繰り返して、詰め物をします。その繰り返しです。

そうすると、どんどん詰め物が大きくなって、やがて歯が失われてしまう可能性があります。一般的に、治療した歯の寿命は、40年ほどと言われています。子供の頃に治療した歯は、40歳~50歳ぐらいで抜歯をしなければいけません。つまり年を取って行くと最後には、入れ歯又はインプラントになってしまうということです。

歯の表面が脱灰(溶ける)されても、初期虫歯であれば、再石灰化が起こることで修復が行なわれ、虫歯になるのを防ぐことが出来ます。

さらに再石灰化現象では、溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく、結晶構造を変化させて、溶ける前の歯よりも硬くて虫歯に強いエナメル質に変化させることが出来るのです。

虫歯の診断は、大きな穴が開いている場合は明らかですが、歯の間に生じた初期の虫歯を視診で発見することは困難です。かつて虫歯は非常に早く進行すると考えられ、見つけたら出来るだけ早期に治療することが重要と考えられていました。根管治療は必要です。しかしながら、今日では数々の研究により、虫歯の進行はかなり緩やかなものであることが明らかになってきています。それに伴い、虫歯の治療も変化し、できるだけ健全歯質を削らない方法で治療するようになってきています。

 

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