日常よく経験するのが、飲食物・晴好品による口臭です。ネギ、ニラ、ニンニクなどを食べた後の口臭は、口の中に残った食べかすが直接の原因である場合と、食品が体内で消化吸収されて、その放臭物質が血液中に移行し、肺におけるガス交換時に二酸化炭素と共に排出されて臭う場合の両者が考えられます。
アルコールも体内で吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため、お酒を飲んだ後の息は臭くなるのです。スモーカーの口のにおいは、主にタールやニコチンです。
栄養ドリンク剤の中には、にんにくエキスやビタミンBl誘導体が含まれており、これらも臭いを持っています。このような飲食物・晴好品による口臭は時間の経過とともに減少するので一過性のものであると言えます。
口臭を消すために、焼肉やニンニクを使った料理を食べた後に、ガムを食べたり、アメをなめたりすることがあると思います。 しかし、時間がたてば自然ににおいは消えていきますので、口臭がするからといって気にすることはありません。
翌日になってもニンニクのにおいが残るときがあります。これはアリルメチルサルファイド という成分が、腸から吸収され、血液を介して全身を循環し、肺からの吐く息に混じって出されたり、 汗や尿に混じって排出されるからです。
これを防ぐための有効な手段は、ポリフェノールが含まれている緑茶やハーブティーを摂取する ことです。ポリフェノールには、においの成分を腸から吸収しにくくするはたらきがあります。
ニンニクやネギ、ニラなどを食べた後、口の中に残った食べかすが原因である場合と、食べ物が消化吸収されて、臭いの分子が血液中に送り込まれ、二酸化炭素に混じって臭う場合があります。
おもに飲食物や嗜好品による口臭は、一過性のものであり、時間と共に減少します。においの強い食品を食べた時には、食べた時だけではなく、翌日もにおいが残ることがあります。それは、その食べたもののにおいの成分が消化によって腸で吸収され、血液に入り肺に取り込まれて、呼気となって出てきているのが原因です。
牛肉・豚肉・鶏肉・卵・乳製品などの動物性食品や脂肪分の多い食物を摂りすぎると、体内で腐敗して酸化します。腸内で酸化現象がおきるとガスが発生し、悪臭となって体臭や口臭となって出てきます。
ニンニク、ネギ、ニラ、納豆などのにおいの強いものを食べると、口臭を発生しやすくなります。これらは、翌日になってもにおいが残ることがあるので、要注意です。からし、こしょう、カレーなどの刺激が強い食品は、一時的な口臭の原因となります。アルコールは体内で吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため、吐く息は臭くなります。
タバコの吸い過ぎにより、タールやニコチンが付着し、また喫煙により口内が乾燥するので、口臭が発生しやすくなります。栄養ドリンク剤の中には、ニンニクエキスやビタミンB1誘導体が含まれているものがあり、これらも口臭の原因になります。