師走の審判:12年衆院選 維新公認、3人出馬表明 /奈良
2012年衆院選の投票結果から見ると3人出馬が明らかにする。
1区、元国交省・大野氏 2区、元外務省・並河氏 3区、歯科医師西峰氏
日本維新の会の衆院選第1次公認候補予定者に決まった奈良1区の元国土交通省職員、大野祐司氏(52)、2区の元外務省職員、並河健氏(33)、3区の歯科医師、西峰正佳氏(45)の3人が19日、県庁で記者会見し、立候補することを正式に表明した。大野氏は学生時代を奈良市内で過ごし、大阪大工学部を卒業するなどした後、運輸省(現国交省)に入省。08年から勤務したアジア開発銀行を今月16日に退職した。動機について外交や金融政策の改革を挙げ「今、日本は重要な選択の時期に来ている。国の仕組みを変えたいと思って維新に参加した」と語った。
並河氏は大阪府箕面市出身で、奈良市内の中学・高校に通学。東大法学部卒業後、外務省に入省し、退職後の今年1月から今月16日まで広告代理店に勤務した。政策面では地方と国のあり方を見直すとし、「改革を実現するには、政治的リーダーシップが必要。行政経験を生かしたい」と強調した。
西峰氏は三重県名張市出身。東北大歯学部卒業後、県立医科大に入局し、現在は橿原市内の病院で歯科医として勤務している。動機として、6年間過ごした仙台市が東日本大震災で被災したことを挙げ、「自分には何ができるだろうと自問自答し、国を変える一つの歯車になりたいと思った」と述べた。
「4区も擁立の方向」
記者会見に同席した日本維新の会で奈良県の選挙区を担当する澤田貞良・大阪府議は「4区も擁立する方向性で取り組んでいる」と述べ、奈良4区でも候補者を擁立する方針を明らかにした。公募に応じた維新政治塾の塾生らの中から選ぶとみられ、4区で擁立すれば県内全選挙区で同党公認候補が出馬する構図になる。
また、澤田府議は近く、3人の事務所を設置するとし、石原慎太郎代表と橋下徹代表代行の応援演説の日程を調整するなど県内での選挙態勢を整えていくとした。
今後3人の活躍を楽しみしています。