電動歯ブラシを選び

普通の歯ブラシは毎日の歯磨きで歯垢の除去が不十分だと言われる。比較的に電動歯ブラシの方が歯垢の除去がより効果があるだという。歯科医によると、実は毎日の歯磨きは10分以上かけないと歯垢を磨き残してしまい、虫歯や歯周病につながってしまうという。電動歯ブラシを使うことのメリットの1つは、手で10分以上かかるところを、約2分でしっかり磨くことができるということだ。なお、現在、家電量販店などで売られている歯垢除去力の高い電動歯ブラシには大きく分けて「回転式」と「振動式」の2種類がある。

上記2つの駆動方式のどちらがいいかについてはさまざまな意見があるが、インターネット上でさまざまな情報を調べてみたところ、意外なことがわかってきた。価格.comの人気製品ランキングやクチコミ掲示板などを見ると、振動式を採用するパナソニックやフィリップスの製品が「使い勝手も良く、歯がつるつるになって磨き心地がいい」と人気だが、国際的な医療技術の第三者評価機関(*)が行った電動歯ブラシについての調査では「回転式だけが唯一、歯垢除去および歯肉炎減少において、一貫して手磨きよりも高い効果がある」ことが確認されているのである。この違いはなぜ起きているのだろうか。

(*)国際医療技術評価機関「コクラン・コラボレーション」(2003・2005年)調べによる

 

この違いは、専門家が「歯垢除去力」を厳密に評価しているのに対し、価格.comの一般ユーザーは主に「使い勝手」「磨き心地」という、すぐに実感しやすい感想で評価する傾向が強いことに原因がありそうだ。一般ユーザーが感じる「歯がツルツルになった」というような「磨き心地」は必ずしも歯垢除去力が高い証拠とは言い切れない。例えば、歯の表面はツルツルでも、歯と歯茎の間など磨きにくい場所をきれいに磨けるかどうかまでは判断しにくい。その点、専門家の場合、歯を赤く染めて磨き残しを確認する「歯垢チェッカー」などを利用して計測するが、一般ユーザーではそこまで厳密に確かめることはできないため、どうしても感覚的なものになってしまう。本当の歯垢除去力を追求するのであれば、専門家の意見も踏まえたほうがよいといえるだろう。

多くのメーカーが採用している振動方式と回転式だが、実はそれぞれにメリットとデメリットがある。まず、パナソニック「ドルツ」やフィリップス「ソニッケアー」などで採用されている振動方式だが、この方式の電動歯ブラシは小型化しやすく、扱いやすいのがメリット。毎分数万回の振動を起こす装置が搭載されており、この振動によって、歯の表面に付着した汚れや細菌をかき落とす。

 

もう1つの回転式は、ブラウンの「オーラルB」で採用されている方式で、その名の通り、回転させたブラシが歯を包み込んで歯垢を浮かせてかき出す仕組みだ。この方式は振動式とは異なり、歯全体を包み込んでブラッシングするため、歯の隙間や歯と歯茎の間にまでブラシが入り込みやすい。専門家から高い評価を得ているのも、この点が大きいものと思われる。ただ、回転式は歯垢除去能力が高い半面、機構が複雑になるため、ボディが他の方式に比べて大きくなりやすく、振動音もやや大きいため、日本国内では「扱いづらい」と思われる傾向があるようだ。

このように、振動式と回転式にはそれぞれにメリットとデメリットがあるが、扱いやすさや使い心地を重視する人には振動式が、徹底的に歯垢を除去したいという人には回転式が合っているという構図が見えてきた。歯垢除去能力を重視するのであれば回転式のほうによりアドバンテージがあるといえそうだ。次のページでは、その回転式を採用するブラウンに注目し、10月に発売されたばかりのフラッグシップモデル「ブラウンオーラルB 5000 デンタプライド D325365X」を実際に使用して、その能力について検証してみた。

回転式と振動式は別別にメリットとデメリットがあり、ご自分に合う電動歯ブラシを選んだのは一番大事である。

 

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