スリーウェイシリンジの目的
普通歯科医師及び歯科助士が歯科機械の使い方がわかりますが、ここは新人のため、スリーウェイシリンジの使い方を伝えます。
スリーウェイシリンジとは、歯科医院で使われるスプレー装置の事で、3種類のスプレー機能があるところからスリーウェイ(3-WAY)シリンジと呼ばれます。
主なスプレー機能は、エアー(空気)、注水、スプレー(空気+水)です。
これらを水鉄砲のようにシューッと勢いよく出します。
主な用途は、むし歯は冷たいものがしみることから、このシリンジで空気や水を歯にかけてむし歯になっているかどうか診断に使います。また、同様に知覚過敏の場所を探すときにも使います。
そして、歯を削るときの発熱防止のために、このシリンジで歯に水を注入しながら削る場合もあります。歯の型を採るときに、歯についた唾液をシリンジのエアーで飛ばして事前に歯を乾燥させる時にも使います。かぶせ物や詰め物を歯に装着するときにシリンジのエアーで事前に接着面を乾燥させる時にも使います。