噛むことと唾液

食物をこまかく噛み砕くことにより唾液の分泌がよくなり、消化・吸収が向上し、血糖値を高め満腹感を感じさせるので、食事の量が少なくなります。また、胃への負担を減らします。

噛むことで、顎や頭部の骨・筋肉などの組織が強くなり、顎・顔形の正しい発育を促進します。血液循環がよくなり、脳神経が刺激され脳の働きが活発になるなど、老化防止に効果があるといわれています。よく噛むことで、舌の味細胞を刺激、発達させ、脳の味覚中枢を刺激して食べ物をおいしく味わえます。よく噛むことにより唾液の分泌量が増え、自浄作用で歯は汚れにくくなり、超音波スケーラー歯面の清掃が行われるので、むし歯や歯周病の予防につながります。

唾液の主な成分とその働き

ムチン:食物を嚥下しやすくする。

アミラーゼ:でんぷんを分解する。

リゾチーム:細菌に抵抗する。

ラクトペルオキシダーゼ:細菌に抵抗する。発ガン物質を減弱させる。

ガスチン:味覚の働きを敏感にする。(亜鉛と結合して作用する)

スタテチン:歯を強化させる。(カルシウムと結合して作用する)

ラクトフェリン:細菌の発育を抑制する。(鉄と結合して作用する)

アルブミン:口の中をなめらかにし,乾燥を防ぐ。

IgA(免疫抗体):細菌に抵抗する。

EGF(表皮成長因子):皮膚,歯,口腔粘膜,胃腸,血管などの細胞の増殖を促進

NGF(神経成長因子):神経節や神経線維の成長促進

噛むことと唾液の分泌は密接にかかわっています。口腔内カメラで検察すると唾液には洗浄作用や抗菌作用によって、お口の中を清潔に保ったり、常に中性に保とうとしたりする力があるので、唾液が減ることで口臭が起こりやすくなったり、むし歯にかかりやすくなったりします。

噛むためには顔やあごなど多くの筋肉が必要になります。噛めない(噛まない)と、これらの筋肉が使われないため、筋力が低下していきます。筋力が低下すると、ますます噛めなくなるという悪循環に陥ってしまいます。また、筋力の低下は顔のタルミやシワといった美容の面にも影響がでてくるといわれています。

人間の体で外に開いている部分(口、目、鼻)などには外部から侵入してくる細菌などを防ぐ、生体防御機能が働いています。その中心がリゾチームという抗菌作用を持つ酵素です。リゾチームは唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘膜、肝臓、腸など生体に広く分布しており、細菌感染から、生体を守ります。また、唾液中の免疫グロブリン(主にIgA、IgG)もお口の中の細菌に対して様々な防御作業を示しております。

 

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