智歯抜歯

埋伏智歯抜歯とは、親知らずの抜歯は、口腔外科の診療で最も多く行われている手術です。そのほとんどは、完全に萌出していないあるいはできない状態のいわゆる埋伏状態(あるいは半埋伏状態)の歯で、他の歯の抜歯とは異なり、歯肉を切ったり、骨を削ったりさらに歯を割って抜歯を行うことが多いものです。

智歯とは俗に親知らずとも呼ばれ、一番前の前歯から数えると8番目に生えてくる歯で、医学用語では第三大臼歯と表記します。その智歯の周囲組織におこる炎症を「智歯周囲炎」と呼び、半埋伏状態または完全埋伏状態の下顎智歯に食片の貯留や細菌の繁殖がおこると発生します。

症状としては智歯の周りの歯肉が赤く腫れて痛みを感じ、症状がひどくなると開口障害や嚥下痛が発生することがあります。その炎症の原因となる智歯を抜歯する際に、その智歯が水平方向または垂直方向に埋伏していると抜歯が困難となります。

親知らずは最も遅く形成される永久歯で、ほとんどは 10歳代後半から作られはじめ、だいたいは 20 歳代前半には歯根まで完成しています。しかし、退化傾向にある歯なので、人によっては親知らずがはじめからない場合もあり、またその本数も上下左右の 4 本がそろっているとはかぎりません。

抜歯をどのようにおこなうかについて簡単に説明します。普通に生えている歯の場合には、鉗子を使って歯を歯槽骨から脱臼させて抜歯するのですが、埋まっている歯の場合は歯を覆っている歯肉を切開して、さらに歯を包んでいる歯槽骨を削除する必要があります。

その後、埋伏歯の歯冠の部分と歯根の部分の境目を切削器具で切断して、歯冠を取り除いた後、歯根を抜きます。さらに抜歯後の抜歯窩や周囲組織に存在している不良肉芽組織や歯肉、骨の削除片などを掻爬し、生理食塩水で充分に洗浄します。最後に切開した部分を縫合したら抜歯手術終了です。

抜歯手術を受けられる患者さんにとって、手術と共に心配なのが手術後の痛みや腫れだと思います。埋伏智歯抜歯手術を受けられた患者さんは、個人差はありますが数日間抜歯後の傷口に痛みがあり、腫れは約1週間程度継続します。抗菌薬や鎮痛剤が処方されますので、日常生活に支障となることはほとんどありませんが、運動は控えたほうが良いと思われます。

その他抜歯手術術後におこりうる偶発症としては、抜歯後出血、抜歯後感染、知覚鈍麻などがあります。抜歯後出血については、患者さんが血液疾患、肝硬変、坑血栓療法などの全身的な要因を持っている場合にはリスクが高まりますので、手術前に主治医から問われる質問に正確に答えていただくようにしてください。抜歯途中に出血がおこった場合には、手術器具や局所止血剤を用いて止血いたします。また手術が終了して帰宅後に再び出血した場合には、当院からお渡しする止血用ガーゼを30分程度咬んでもらい、それでも相当量の出血が続く場合には再度来院していただくようにしています。

抜歯後感染をおこすと、ときに抜歯をおこなった周囲組織にとどまらず顎骨周囲、さらには顎下や咽頭周囲に炎症が波及することがあります。投与された抗菌薬は痛みや腫れの有無にかかわらず必ず服用するようにしてください。

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