虫歯を放置すれば、どんどんひどくなっていきます。だからといってすぐに削って詰め物をしただけでは、また新たな虫歯ができたり、治療したその歯もまた虫歯になったりします。虫歯のいちばんの予防は、なんといっても歯垢(プラーク)を作らないようにすることです 。
(1)甘いおやつは“食事とセット”で
甘いおやつは食べると虫歯になりやすいイメージがあると思います。ただし、甘いものの食べるタイミングを変えることで虫歯が進行しにくくなる方法があります。それは、“食事とセットでおやつを食べる”こと。さらに、食後に水やお茶で口の中を洗い流すことで酸をつくらないようにしましょう。
(2)甘いものを長時間食べない
また、甘いものを長時間摂取することも虫歯をつくる要因となります。アメを毎日なめる、ジュースを毎日飲むといった食習慣は極力避けた方がよいでしょう。“シュガーレスのアメや無糖のお茶に切り替える”ことで虫歯の予防にもつながりますし、健康維持の観点でも望ましいといえます。
(3)よく噛んで食べる
そして、“よく噛んで食べる”ことにも心がけましょう。よく噛むことで唾液の分泌量が増えます。唾液に含まれる成分には、再石灰化する働きがあり、初期の虫歯は、唾液による再石灰化現象により自然に修復がなされるのです。
(4)“間食”を控える
さらに、“間食”を控えることも大事です。1日3食のほかに、食べる回数が増えれば増えるほど、虫歯の進行を後押しすることになるのです。「間食の増加は、唾液の働きを間に合わせなくする。その結果、虫歯になる可能性が高くなる」といえます。
虫歯予防の効果が高い歯磨きタイムとは? 子どものころに学校で、「食後3分以内に3 分間、歯を磨こう」と教えられた記憶があります。