12月1日は「世界エイズデー」です。毎年12月1日を中心に世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
エイズはHIVウイルスによる大きな危険性があるの感染症です。HIVはヒト免疫系を攻撃できるウイルスです。Tリンバ球やマクロファージ等に感染した、これらの細胞の中でHIVが増殖します。免疫に大切なこれらの細胞が体の中から徐々に減っていき、ヒト免疫系機能を喪失されます。ですから、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、様々な病気を発症します。例えば、悪性腫瘍とか、死亡率が高いです。
中国でこれまで49万7000人がHIVに感染したことが確認され、うち15万4000人が死亡しました。専門家によると、HIVに感染しながら、自らは知らない人が40万人程度存在し、半数以上が自らのHIV感染に気づいていないと報告されました。
HIVの主な感染経路は「性的感染」「血液感染」「母子感染」と三つの方法で世界中に広がっています。以前は薬物乱用の際の注射器の使い回しで感染する例が多かったですが、現在では性行為による感染が最も多いです。男女、男性同性間の性的接触ではHIVが侵入することで感染します。より多くの性的接触、HIV感染のリスクが高いです。2014年1~10月における新たな感染確認者は9601人ですが、うち89.5%が性的接触による感染だったと報告されました。