奥歯が痛い。歯茎がはれてきた。親知らずが暴れ始めたみたいだ・・・。 食べ物をすりつぶす役目を持つ大臼歯は第一、第二、第三の三種があり、上下左右に合計十二本あります。このうち最も奥にある第三大臼歯の四本は十六歳から二十歳ごろ、もう親に知られることなく生え始めるところから「親知らず」の呼び名が付いたとされています。この歯を、日本人の四人に三人は抜かなければならないという歯医者さんもいます。痛くなくても「抜きます」といわれる場合や、生えたことも気づかないまま「痛みは親知らずが原因」といわれる場合もあります。なんで親知らずは困りものなのでしょうか?
まず痛みを感じます。また、口が開きにくい、唾を飲み込みにくいなどの症状が出たら、炎症の範囲が広がっている証拠です。自分の指3本を縦にして、口に入るかが目安です。2本以下の場合は早期に治療を受けましょう。 智歯(ちし)とは「親知らず」のことで、前から数えて8番目の奥歯です。智歯が生える場所が狭いため、歯の一部が現れ、他の部分は歯肉で覆われた状態となります。歯と歯肉の間に隙間ができ、そこに口内の細菌や食べカスが入ると細菌が繁殖するため炎症が起きます。
詰まったものを除去し消毒後、抗生剤、鎮痛剤を内服します。また、よくうがいをし、十分な休養と睡眠を取りましょう。腫れている時は麻酔薬が効きにくく、また、炎症を悪化させる恐れがあるため、炎症が治まった後に抜歯を行います。
普段は症状が無いのに、仕事が忙しくなったり、風邪をひいたりした時に、親知らず周囲の腫れ、痛み、膿がでて、しばらくして体調が良くなると、いつのまにか症状が無くなって治ったと思ってしまうということを繰り返し経験されている方が多くいらっしゃいます。歯科x線で検査することは必要です。これは、元気な時は、菌より自分の免疫力が勝っていて、菌を抑え込んでいたのが、体調が悪くなると免疫力が低下するため、菌を抑えきれなくなって、慢性炎症が急性化して腫れや痛みが出るのです。
この状態を数年繰り返すと、いつかびっくりするくらいの腫れや痛みで、場合によっては入院しないといけなくなることもあります。親知らずの炎症が、喉の方に進めば、気道が閉塞して呼吸困難になり、命の危険すらあるのです。(緊急で、気管切開をすることもあります。)
親知らずは、噛みあわせとして機能している場合や移植歯として使用する可能性のある場合、矯正治療の関係で残しておいた方が良い場合もありますが、炎症が起きている場合など、抜歯した方が良い場合が多くあります。
一度、受診して調べてみることを、お勧めします。下の親知らずは、とくにきちんと生えていない場合、顎の骨と同化していて、きれいにズボッと抜くことができない。だからどうするかと言うと、細身のドリルで細かく穴を穿ち、それをプライヤーなどで砕いて小さな破片にして除去していくという作業になる。細いドリルが歯を貫通するのである。根管治療をする人は多いです。当然、貫通する際に歯の神経も通るのでそのときに激痛が走る。また、歯の根の部分は歯茎に埋め込まれているので、そこから引き抜く際には歯茎をぐりぐりと痛めることになる。ほんと、想像を絶する痛さだった。最後の方は、泣きながらもう辞めてくださいと懇願しそうになりそうだったし、実際、半泣きで何度も手術を中断させてしまった。
さらにそれから一週間程度は抜いた部分が痛くて、食欲がわかなかないし、仕事をする意欲もわかないし大変だった。口内炎が抜いた部分の周囲に3個もできて口の中は地獄絵図自体。抜いた部分以外にその口内炎も痛くて、完全に生きてるだけで精一杯だった。お陰でやせました。痛み止めのボルタレンが手元にないと不安で、最高で3粒飲まないと痛みがとれないときがあった。