歯の中の歯髄と歯を保持している歯周組織の疾患が原因となっておこる痛みを総括して歯痛という。歯髄に由来する痛みとして、まず、う蝕(しょく)(むし歯)がある。むし歯を放置すると、歯の崩壊が徐々に進み、歯髄組織に炎症がおこって痛んだり、むし歯の欠損部に食物がかみ込まれて歯髄が刺激され、しみたり痛んだりする。また、むし歯によってエナメル質がなくなり象牙(ぞうげ)質が露出すると、象牙質を介してさまざまな刺激が歯髄に加えられ、歯髄の痛みが生じてくる。象牙質に加わる刺激としては、冷水あるいは温水等を口に入れたときの温度差、歯を削るときの刺激、チョコレートその他の甘いものによる刺激などがある。
虫歯菌をゼロにすることも、お口の中を常に100%きれいに保ったり中性に保つことも、酸に溶けない歯を手に入れることも全て不可能です。ですから、それぞれを出来る限り虫歯にかかりにくい方向に持って行くことが出来れば、その中の1つが虫歯にかかりやすい方向に傾いてもすぐに虫歯にかかるとは有りません。例えば、チョコレートを沢山食べても、歯磨きをきっちりして虫歯菌を減らしてしまえば大丈夫です。(でも歯磨きの習慣は身に付いていても、上手に磨けてなければ虫歯になります、これ落とし穴です。)それぞれの4つについて虫歯予防の対策を立ててみましょう
虫歯ではないのに冷たい水や熱いお茶、歯を磨く時に歯ブラシがあたるとしみる等、このような症状を知覚過敏といいます。
歯茎が下がってきたり無理な力でブラッシングを続けていると表面のエナメル質がから内側の象牙質が出てきてしまいます。そうなると冷たいものなどが象牙質の神経に触れしみるようになります。こうなったときは早目に歯医者に行き適切な処置を受けましょう。歯磨き粉の中にも知覚予防をする粉もありますので自宅でもしっかりケアをすることが大事です。