本日、親知らず(右下1本)を抜いてもらいました。上記写真の右上にあるカタマリのようなものが私の親知らずでした。手術は、15分程度で歯そのものは簡単にえぐりとられました。その後、縫合、2針。手術時間計約25分。
実は、最初に行った歯科医院では「うちでは抜けないので、紹介状を書きます。総合病院に行って抜いてもらって下さい」と言われました。その理由は、上記写真の下の方、見えにくいですが(暗いところ)、そこに「太い血管と神経が通っている。それを傷つけるとヤバい」とのことで、最初に行った歯科医師は、抜歯をする技術的自信がないとのことだった。
紹介された総合病院に電話すると、予約は、20日以上もつまっていて、それ以降でないと予約取れないとのこと(予約無しなら、即日治療可だが、待ち時間が長いらしい)。痛い目に合わされるのを長時間待たされる苦痛と恐怖は避けたい。というわけで、近所の歯科・口腔外科(町医者)をもう一つ当たってみたところ、その歯科医院では「抜ける」ということで、抜いてもらいました。
昔はずいぶんと抜歯後に腫れたような気がします。ケースバイケースですが、今はそれほど腫れる方は多くありません。抗生剤等の発達や、骨を除去するときに骨ノミを使わなくなったのも要因かと思われます。しかし、下の親知らずが横になっているケースでは腫れることが予想されます。従って、旅行前や写真撮影前の抜歯はおすすめいたしません。
どんな抜歯でも9割以上は、15分以内に終わります。ただし、いろんな条件で時間がかかる場合もあります。ワタクシ、こうみえても諦めが早いほうなので、抜歯に取りかかってから30分で抜けない場合は「二回法抜歯」に切り替えます。1回目に歯の頭部分だけを抜歯し、2回目(数ヶ月後)に2回目の抜歯を行う方法です。2回目の抜歯は楽な場合が多いです。
また親知らずが手前の歯の根を溶かしている・虫歯のような状態にしている事も多々あります。さらに、抜いた時に手前の歯に圧力がかかった事や、一部の骨に障害を起こしているなどの、歯科機器的な要因も考えられるでしょう。
ほとんどの場合は時間の経過とともに落ち着いてきますが、歯科x線写真等で判断しないと全くわかりませんので、歯科医院へ行って診察してください。