ひとくちに「歯ぎしり」といっても、症状によっていくつかの種類に分けられます。
歯ぎしりの種類1.グラインディング
歯ぎしりの中でももっとも多く見られる症状です。上の歯と下の歯を強くこすり合わせ、ガリガリという大きな音を生じます。眠っている時に起こるので自分ではわからず、人に指摘されて初めて気づく人も多いようです。歯や歯茎への影響も大きく、酷い場合は頭痛や肩こりなどの原因にもなりうるので、歯ぎしりを専門に診ている医師のもとで治療をすすめましょう。
歯ぎしりの種類2.タッピング
上と下の歯を合わせてカチカチと音をたてる状態をタッピングといいます。グラインディングと違って、歯の損傷を招くほど大きな影響はないと考えられます。しかし「どうしても気になるので治療したい」という方は歯科医に相談の上、マウスピースなどで対症療法を行うと良いでしょう。
歯ぎしりの種類3.クレンチング
上下の歯を合わせた状態で喰いしばる症状をクレンチングといいます。上に記した2つの歯ぎしりと同様、無意識の状態で起こることが多いようです。クレンチングの原因として、ストレスによる顎周辺の筋肉が緊張することで起こることが考えられます。何かに集中しているときに症状が起こることが多いので、時々手を休めて症状を自覚することが大切です。強く喰いしばることによって歯周病を悪化させてしまう場合もあるので歯科医の診察を受けることをおすすめします。
歯ぎしりは、歯の摩耗や歯茎の損傷、頭痛、肩こりなどの原因になるだけでなく、睡眠時無呼吸症候群の原因にもなることがあるため、是非予防しておきたいところです。大きな音を伴う歯ぎしりの場合には一緒に寝ている家族の睡眠を妨害する可能性もあるので是非予防したいところです。
では、歯ぎしりの予防にはどのような方法があるのでしょうか。
歯ぎしり予防法1.マウスピースの使用
マウスピースは、一番手軽に出来る歯ぎしり予防法と言えるでしょう。マウスピースは市販されているものもあるのですが、歯科用品出来ることならば歯科医と相談の上、自分の顎や歯のサイズにきちんと合ったものを作ることが望ましいでしょう。
気になる料金ですが、保険が適用になると5000円前後で作れるようですが、事前にしっかりと確認するようにしましょう。歯ぎしりは就寝中に症状が出ることが多いので、led光重合器就寝前に忘れずに装着するようにしましょう。
歯ぎしり予防法2.かみ合わせを改善する
過去に治療した際の歯の詰め物や被せ物、または入れ歯が合っていないとかみ合わせが悪くなります。そのような場合には歯科医院を受診し、きちんと適合するように治療をしましょう。また、もともとのかみ合わせが悪いという場合にはledライト 歯科用矯正治療も視野に入れる必要があります。
歯ぎしり予防法3.リマインダー
リマインダーとは目印のことです。就寝中ではなく、何かに集中している時に歯ぎしりの症状が出ているという方におすすめの方法です。集中して作業を行う場所(たとえばパソコンなど)に目印を付けておき、その目印を見たら歯ぎしりを辞めるという癖を付けるのです。