FUKASAWA Lingual Orthodontic system(フカサワ舌側矯正システム)は、これまでの2000症例の治療から開発された舌側矯正のためのシステムです。コンピューターを用いてより精密な調整を行うこのシステムなくして舌側矯正によるスピード矯正は不可能です。
このシステムを用いることで、裏側からの矯正治療期間を表側と同等程度に短縮することができるようになりました。もちろんこのシステムにより、表側(唇側)矯正の治療期間を短縮することもできます。
より良い治療結果を得るために、現在のFLOに固執することなく常に改良を加えております。そのため、システムについて詳しくご説明することができないことをご了承ください。
FLO システムの80%を15 年前に思いつき使用してきました。その間残りの20%の部分をたえまなく考えて改良してきました。先日STb のコースで見たレジンベースシステムは私が15 年前からおこなっているレジンベース、コアシステムと同じでした。私が15 年前に考えたシステムを今、すばらしいとSTb の先生方に言っていただき感慨無量です。
私のレジンベースコアシステムは、TOP の論文の写真でみることができます。たったこれだけのことを彼らは私より15年遅れて今、取り入れているそうです。FLO システムがいかに優れているシステムかおわかりになると思います。だからスピード矯正ができるのです。このシステムがなければ不可能です。
検査した結果と患者様の希望(顔、前歯、咬み合せ)より、最終的なゴールを設定し、患者様の歯の模型で、上下歯列の精密な咬合模型(セットアップ模型)を製作します。最終ゴールは患者様によって違いますが、セットアップ模型の製作法は、これまでの2,000症例から導いたもので、院長・深沢の監修のもと熟練の歯科技工士が精密な模型を作り上げて行きます。
従来のものよりも小型で歯の裏側にフィットしやすいFLBにレジン(プラスチック)を加えて、個々の歯にぴったり合うように追加加工します。この加工により装置がはずれにくくなり、またワイヤーの力が正確に歯に伝わりますので仕上がりが美しく、治療期間を短縮することができます。
密に作った歯列の模型と矯正装置をコンピューターにとり込み、コンピューター画像上で治療のためのワイヤーを曲げます。ワイヤーの大きさはすべて院長の診断に基づき決定されます。ワイヤーの曲げや大きさが仕上がりを左右しますが、やはりこれまでの2,000症例を基にして、精度が高い最善の調整を行っています。