ある歯医者のブログ記載によって、患者さんは子供の虫歯について、2軒の歯医者に違う結論を言われました、どちらかだだしいのか迷っています。
その患者様によると、三歳児検診で一本の虫歯を指摘され、近所の歯医者に行ったところ、10本の虫歯があると言われ驚いて違う歯医者に行ったら虫歯は2本だけだと・・・どの歯医者が正しいか判断して欲しいとのことでした。
この様な相談で来院される患者様は最近大変多いのです。
子供の歯の治療が病院によってかなり違うということを患者様たちは認識していないといけないのです。
乳歯に対して虫歯の評価は歯医者によってまったく違います。
もう少しで抜けそうな乳歯に大きな銀歯を入れる歯医者もいるし、ほっておいてしまう歯医者もいます。又、乳歯が抜けずに永久歯が生えてくるとすぐ抜く歯医者もいるし、もう少しほっておいていい、と言う歯医者もいます。
どの歯医者を信じればいいのか・・・これは、どの歯医者にも言い分があり、どの歯医者が正しいと言う訳ではないのです。
その言い分を聞き保護者が判断しなくてはいけないのです・・・
当然、歯医者側が一つの虫歯に対して色々な方法と考えがあり、どの方法で治療するか説明をすべきなのですが、歯医者の多くはそのようなコミュニケーション能力に欠けています。私達も人事ではなく、常に症例検討会を開き、患者様にどのようにお話ししたらいいか、みんなで話合っています。
ところで、患者様の中に、大人でありながら歯の治療中、痛くない治療でも汗をかき、ものすごく緊張される方がいます。
そのような方は概して虫歯と分かっていても歯医者に、なかなかいらっしゃらず結果として歯の寿命が短くなるケースが多いようです。
このような方は大抵の場合、子供の時に歯医者で辛い思いをされているのです。
その子供が、自分の意思で歯医者に行かなければならない大人になった時の事まで考えて治療するのが、いわゆる名医なのでしょう。
患者さんは歯についての専門知識を持っていませんので、専門家の歯医者に頼らなければなりませんので、ですから歯医者達は患者達の気持ちも考慮して、ちゃんと診療し、コミュニケーションして正しい情報を伝われること欲しいです。