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标签归档:口腔内カメラ
歯科恐怖症について
恐怖症とは、ある特定の状況や物に対してだけ、他の人には理解できないような理由から、極度の不安や恐怖を抱く精神疾患です。 例えば、対人恐怖症は、人前に出たり話したりするときに、赤面する、からだや手がふるえるといったものですし、自分の体臭・表情・視線などが気になるなどといった症状の「体臭恐怖症」、「表情恐怖症」、「視線恐怖症」もあります。 3月12日、シドニー大学の特殊歯科医療科の「Special Needs Dentist」のチームが一般社会の「歯科恐怖症」を5年間調査し、その結果を発表した。(訳注:残念ながらこの報道には、一般的な歯医者怖いという気持ちは述べられているが、歯科治療=巨額の出費という恐怖については述べられていない) 社会階層としては、40代の女性の間で歯科恐怖症がもっとも強いという結果も出ており、「歯医者」という言葉にさえ、歯科機器に怖を感じる人がいると報道されている。また、歯科治療とは関係のない虐待、心理的外傷、口腔顔面外傷を体験した人も歯科医に恐怖を感じる傾向がある。 また、歯科治療技術がかなり進歩してきたにもかかわらず、西洋諸国の国民の40%が今も歯科医の椅子に座ることを考えるだけでも恐怖を感じるとしている。最近、電話で行った調査で、歯科医に恐怖を持つ人は、歯科医の治療予約するまでに平均17日間ひどい痛みを我慢しており、歯科医に恐怖を持たない人の場合はわずか3日で歯科医に行く気になっている。 歯科恐怖症を克服する最善の方法は予防をしっかり行うことです。なぜ歯の治療に痛みを感じるのか、それは虫歯が重くなってから治療を受けるからです。歯を多く削らなければならなかったり、 神経を抜くために麻酔をかけなければならなかったり。そういった手間と負担のかかる治療をうけるからこそ、 痛みも伴うようになるのです。軽い虫歯の段階で治療をすれば痛みを感じることはほとんどありません。 といっても虫歯の予防はなかなか難しい面もあります。毎日歯を磨いているはずなのに気が付いたら虫歯になっていた、 ということも少なくありません。そんな虫歯予防に歯科を役立てるのです。定期口腔内カメラ健診や歯石の除去、歯磨きの指導、 フッ素の塗布などを受けることで虫歯予防、あるいは早期発見・治療を行うことができます。
乳歯の虫歯の予防のポイント
赤ちゃんにたいして虫歯予防の最良の方法は、早いうちからハブラシの感覚に慣らしてあげて、歯磨きを嫌がらない子にすること、そして悪い食習慣をつけないようにすることだと思います。 口の中を触られることに慣れていない赤ちゃんはやっぱりどうしてもハブラシを嫌がってしまうことが多いので、離乳期などの何でも口に入れたがる時期(これが最大のチャンスですよ!!)に、赤ちゃん用の衛生的で安全なハブラシを与えてハブラシへの抵抗感をなくしておきましょうね。超音波スケーラーはよいですか? そのチャンスも逃してしまうこともありますし、信じられないほど頑固な赤ちゃんもいます。(笑)そんなどうしてもハブラシを嫌がるようであれば、お湯で濡らしたガーゼや脱脂綿で歯を軽くぬぐってあげるようにてあげてください。 乳歯は、永久歯に比べ小さいことは一目瞭然です。子どものお口も小さいので、大人と同じ大きさの歯ブラシを使うことや、大人と同じように磨くことはやめましょう。歯ブラシはなるべく小さいものを使い、歯1本1本を磨くようにしてください。 1歳くらいまでは、奥歯が生えてきていないのでガーゼ等で表面の汚れをぬぐう程度でもかまいませんが、歯と歯の間の汚れは落ちないので注意が必要です。歯と歯の間にはブラシか、糸ようじ・フロスを通すといいでしょう。また、おやつに野菜スティック等を持たせてあげると、野菜の繊維で結構きれいになります。 1歳半くらいになると、奥に第1乳臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。奥歯は、虫歯菌にとって住みよい場所なのです。その歯が生えだしたら、いよいよ歯磨きを本格的に習慣づけていきましょう。といっても、全部の歯を一生懸命磨くのではなく、奥歯の噛む面を重点的に磨きましょう。その他の部位は、お子さんの機嫌が良ければ引き続き磨きましょう。特に歯と歯の間に食べかすが詰まっていないか注意しましょう。2歳半〜3歳になると、さらに奥に第2乳臼歯が生えてきます。奥歯が生え揃うと、ある程度お口の中の虫歯菌の多い少ないが決まってきます。この時期になると、お子さんも言うことを少しずつ理解してきますので歯磨きが楽になってくると思います。 虫歯の原因として話題になっている「ミュータンス菌」は、歯垢の中で糖を分解し、酸を作り出します。ミュータンス菌は産まれたばかりの新生児の口の中には存在しませんが、 母子感染などによってほとんどの子供の口の中に存在するようになります。 また、歯垢が残ったままになると子供でも歯周病にかかるので注意が必要ですね。 砂糖の摂取には注意しましょう。 おやつは砂糖入りの飲食物は控えましょう。与える場合は時間を決め、だらだら食べないようにしましょう。食後にはお茶などを飲ませるようにしましょう。乳酸飲料は特に注意しましょう。歯医者で聞いたところによると、歯が溶かされるらしいです。 歯磨きをして口の中の汚れを除去するようにしましょう。親の仕上げ磨きをしましょう。 歯の本数が少ないうちはガーゼで拭き取りましょう。歯の本数が増えてきて子供がハミガキに興味を示したら、ハミガキを持たせてみましょう。 虫歯を作りやすい食べ方 だらだらいつも何かを食べる(袋ごと持って食べる、砂糖量の多いものを食べる(ジュース等の飲み物にも注意)、歯にべったりつきやすいものを食べる、夜間、哺乳瓶にジュース、乳酸菌飲料、スポーツドリンク等を入れて飲ませるのは上の前歯に虫歯を作るようなもの 虫歯を作りにくい食べ方 食べる時間を決める(おやつは1回15分位)=規則正しい食生活、飲み物と一緒に食べる(お茶・牛乳はベスト)砂糖量の少ないものを食べる(キシリトールなど、虫歯を作りにくい甘味料を使った食品もあります。)口腔内カメラでよく検査しよう。
矯正治療に関する質問
矯正の治療はどんな人が必要ですか? 1)咬みにくい、発音しにくいなどの機能障害がある 2)歯並びが悪いため、虫歯や歯周病になっている 3)骨格的にかみ合わせがずれている 4)歯や顎が原因で唇が閉じにくい 5)審美的に問題がある 6)顎関節症になっている(あごの痛み、体のしびれ、肩こりなどがある) 7)咬み合わせが悪いため、体のバランスが崩れている 見えない矯正歯科機器もあるのですか? 矯正に使用する器具は目的によって様々な形のものがあります。見えない器具もございますのでぜひご覧のためお越し下さい。 期間はどのくらい掛かりますか?期間は症状や年齢などの条件でかわりますが、一般的に半年から数年は掛かります。器具を取り付けている期間は、食事はどうすればよいでしょうか?食事は普通に摂って頂いて結構ですが、堅いものや粘着性のあるものはお控え下さい。 子供の矯正(小児矯正)は、いつから始めた方が良いですか? 7歳までに歯並びのチェックを受けることが推奨されていますが、歯並びの症状は歯の生え方と顎の骨格的問題の組み合わせにより症状が違います。 治療期間や治療方法等はその症状や患者様の希望により様々なので、歯並びや咬み合わせが気になる方はなるべく早く矯正歯科専門医に相談しましょう。 一般的に上下の歯が生揃った時にはじめて、18歳頃までに終了するのが良いと思います。しかし、必要であれば5,6歳頃から予防的な治療をすることもありますし、20歳を過ぎても治療することはもちろん可能です。 最近では大人の方で矯正治療を始める方が増えてきています。ただし、成人の方は歯周病などのさまざまな問題を抱えていることが多く、充分な口腔内カメラを行った上、歯周治療と平行して矯正治療を行うことが多いです。 小児矯正で永久歯を抜くことは、ありますか? 歯列不正が非常に重篤な場合、どうしても小児矯正治療だけでは対応が難しい場合、抜歯が必要になってしまうケースもまれですがあります。 しかし小児矯正治療では、顎の成長を促進させ永久歯のスペースを確保する治療がメインになります。よって小児矯正治療の目標は、「永久歯を抜かない」ことが第一の目標になります。矯正歯科学会で発表されていたデータでは、小児矯正治療から始めた場合、約70%の方が非抜歯で治療が行えたとの報告があります。
歯の根っこの病気
神経を取った歯でも安心はできません。細菌がはいることで、歯の根の先に膿をもってきます。痛みが出たら大変です。歯の根の中に針をいれ汚れた根の中をきれいにする治療のために、何度も通院しなければなりません。それどころか、残せないこともあります。 自覚症状がなくても定期的に口腔内カメラ撮影をし、未然に解決いたしましょう。 虫歯は神経を取ってしまえば一時痛みは無くなります。しかしそれで安心してはいけません。神経の無くなったトンネルを通して細菌が侵入してきます。細菌が根の先から骨に達するとそこにウミの袋ができるのです。 歯が痛んで、神経を抜いた経験のある人は多いと思います。そのとき歯医者さんが何回も歯の根の中に針を入れて回したのを覚えていませんか?それは大変大事な治療なのです。神経が無くなって空間となった歯根の穴を、完全に清掃して消毒し防腐剤や殺菌剤をつめて密封することによって、歯根の先が悪くなるのを防いでいます。 歯肉を切開し、根尖(歯根の先端)から治療する方法はありますが、通常は再度根幹治療をする方法が普通です。 ほっといてよくなることは少ないんじゃないでしょうか、ただそのままレントゲン的に年単位で安定している場合はあります。(私的な経験では無症状の場合はが多いように感じますが)再根管治療は結構めんどくさいし、予後もよくない多いです。実際のところは、レントゲンを取るなり他の診査するなりして、判断するんですが、通常は根管治療はやり直しますし、内服薬だけでなんとかするってのは結構姑息的な治療です。 通常の根管治療で抜歯のリスクがあがることはあまりありません。ですが治療する場合にごっつい金属のコアとかが入って場合は、除去時に歯の破折のリスクがありますし、以前の治療で治療用具が破折し根管内に残っているとかした場合は、除去が非常に難しい(無理な場合が多い)ので再根管治療はしない場合がおおいです。 一般に歯の周囲はあごの骨で覆われています。その歯の根の先端部分の骨に膿の袋のような空間ができ、内部に膿を蓄えながら時間とともに少しずつ大きくなっていく病気があります。これを「歯根嚢胞(しこんのうほう)」と呼びます。一般にはあまり知られていませんが、歯科医院では1日も何人も診ることもある比較的メジャーな病気です。 歯根嚢胞のほとんどが歯の根の先端の尖った部分に膿などをもった空間ができます。骨の中は目では確認できないので、レントゲンで確認するとすぐに見つかります。 歯根嚢胞が出来るのは、神経が死んでいる歯か、すでに神経を取った治療を行なっている歯で、生きている歯には起こりません。歯の内部の神経が入っていた空間が汚れて細菌が繁殖し、根の先端から押し出され、そこに膿が溜まるのが歯根嚢胞です。 なぜなら、根っこの中は直接見ることができず、形も人それぞれなので完全に細菌を取り除くことが非常に難しく、しかも細菌を取り残した状態で詰め物を詰めたり、クラウン(差し歯・かぶせ物)をかぶせてしまうと、後々細菌が増殖してトラブルが出てきてしまうこともあるからです。 後からトラブルが出てきてしまった場合には、ほとんどのケースで前に治療した詰め物やクラウンなどは作り直さなければならず、最悪の場合は抜歯になってしまうこともあります。
妊娠中の虫歯治療について
どうして虫歯になるの?胎児の歯や骨などににカルシウムを供給するため、母体へのカルシウムが減り、歯が弱ってきます。妊娠中は唾液が酸性になり、虫歯になりやすい環境になります。つわりやお腹が重くて動くのが面倒で、歯磨きの手を抜いてしまう。つわりやお腹が重くて動くのが面倒で、胃や腸が圧迫されているために少量ずつ何回かに分けて食事をするようになり、歯磨きがおろそかになる。唾液が粘着性のあるものに変わり、食べ物のカスが歯に付着しやすくなるため。 ここに恐ろしいデータがあります。それは歯周病の妊婦の早産する比率は正常の女性よりも5倍も高いというものです。また、歯周病の女性は、低体重児の出産率が7倍というデータもあります。 計画妊娠というのはなかなかできないことですので、日ごろから、少なくとも半年に一回は病院に診察してもらう習慣をつけると良いでしょう。自治体によっては、地域の保健センターが実施するマタニティーデンタルチェックを全女性向けに提供するところもあるようです。このチェックでは唾液を調べることで歯周病になりやすいかどうか、を診断してくれます。 一般に妊娠中のレントゲンは危険だと言われます。しかし歯科の場合のレントゲン撮影では、妊娠中でもX線を当てるのは歯だけのうえ、鉛のエプロンをすれば胎児への影響は少なくてすみます。しかしできるだけ妊娠初期を避け、なるべくしないほうが無難だとは言えます。 妊娠中の麻酔に付いても同様で、胎児への影響は少ないと言われていますが、避けるに越したことはありません。できるだけ安定期を選び、必要最小限にするような配慮が必要です。 基本的には、妊娠する前に常に健康な歯を維持するように心がけ、歯科医のところで口腔内カメラの健診を受けて、あらかじめ虫歯の治療を終わらせておくのが一番です。通常の状態であればさっと治療してしまえるのですが、妊娠中ですとなかなかそうは行きません。 ツワリ真っ最中であれば、口内に器具を入れられるだけでも気分が悪くなりますし、ツワリが収まると今度はお腹が大きくなってきますから、診療台に仰向けになることも難しくなってくるでしょう。 ですので、よほどの痛みを伴わない限り、歯科医師によっては産後の治療を勧めることもあります。やむを得ない場合においては、安定期と呼ばれる妊娠中期ごろに治療を施します。特に大事な時期である妊娠初期では、痛みを軽減する程度の応急処置しか出来ません。治療によるストレスでお腹が張ったり、歯科材料で麻酔による流産の可能性も否定できないためです。
幼児の歯みがきワンポイント
皆さん、乳歯はいつ頃から生えるかご存じですか。生後6ヶ月頃に下の前歯から生えることが多いですが1歳のお誕生を迎えてもまだ生えていないこともあります。乳歯が生える時期はお子さんによってかなり差があるものです。歯が生えるのが遅いことは悪いことではありません。逆にあまりにも早く生えすぎた場合には授乳の時にお母さんの乳首を傷つけたり、赤ちゃんの舌に潰瘍を作ることもあります。 その場合は小児歯科にご相談下さい。下の前歯が生えてきたからといって寝かしつけの授乳をやめる必要はありません。下の前歯だけならあまり気にしなくても良いと思います。上の前歯は下の前歯と違って、むし歯を作りやすいところです。就寝時の授乳は統計的にも、むし歯ができるリスクが高くなります。しかし、卒乳を早く勧めるものではありません。 上の前歯が生え初めたら、ガーゼで上唇と上の歯の間に貯まったミルクをやさしく、ふき取って下さい。お口の中をさわることは歯みがきをする為の練習にもなります。 では歯ブラシを使った歯みがきはいつ頃から始めたら良いでしょう。歯みがきをいつから始めるかは、歯の生え方で決めて下さい。上の前歯がぴったりとくっついているお子さんはそれだけでむし歯を作りやすいですので歯みがきを始めます。水だけをつけた歯ブラシでみがきましょう。上の前歯に隙間が空いていても奥歯が生え始めると歯みがきを始めるようにしましょう。やさしく話かけながらみがいてあげてください。超音波クリーナー は大事です。 そもそも、子どもが歯磨きを嫌だという、この「イヤイヤ」はいつから始まるのでしょうか。離乳食が始まり、歯磨きというものにびっくりして嫌になってしまう子もいれば、1歳過ぎの自我の芽生えと共に「好き・嫌い」がはっきりしてきて、歯磨きを嫌がり始める子もいます。よく口腔内カメラで検査しましょう。 そういったイヤイヤのサインに対して、大人はどうしても意地になって歯磨きをさせてしまうのですが、悲しいかな「歯磨き=ママの怖い顔」がセットになってしまうと、子どもにはなかなか受け入れられません。そうこうするうちに、本格的に歯磨き嫌いになっていってしまうのです。 最低でも、寝る前には絶対磨く。理想はもちろん毎食後磨くことですが、仕事や時間の都合で磨けないこともあります。 しかし、寝る前の歯磨きだけは絶対にやるべきです。口中細菌は就寝中に増殖するからです。磨くときは力を入れすぎず、細かく動かす。力を入れると毛先が広がって、磨く際の「集中力」が失われてしまいます。また大きく動かすと歯の間の磨き残しが多くなります。 2歳くらいまではお父さんお母さんが全部みがいてあげる「保護者みがき」を。自分で歯みがきできるようになっても6歳くらいまでは、かならず「仕上げみがき」をしてあげましょう。ある程度子どもが自分で歯みがきできるようになってからも、終わったあとにきちんとみがけているかのチェック(「点検みがき」)を忘れずに。 奥歯はとくにお子さんがニガテなポイント。最後にお父さんお母さんがちゃんとみがいてあげましょう。歌ったり、遊んだりして、楽しみながら歯みがきするのもいいかもしれません。親子でいっしょに歯みがきして、自然と習慣にしていくことが大切です。
噛むことと唾液
食物をこまかく噛み砕くことにより唾液の分泌がよくなり、消化・吸収が向上し、血糖値を高め満腹感を感じさせるので、食事の量が少なくなります。また、胃への負担を減らします。 噛むことで、顎や頭部の骨・筋肉などの組織が強くなり、顎・顔形の正しい発育を促進します。血液循環がよくなり、脳神経が刺激され脳の働きが活発になるなど、老化防止に効果があるといわれています。よく噛むことで、舌の味細胞を刺激、発達させ、脳の味覚中枢を刺激して食べ物をおいしく味わえます。よく噛むことにより唾液の分泌量が増え、自浄作用で歯は汚れにくくなり、超音波スケーラー歯面の清掃が行われるので、むし歯や歯周病の予防につながります。 唾液の主な成分とその働き ムチン:食物を嚥下しやすくする。 アミラーゼ:でんぷんを分解する。 リゾチーム:細菌に抵抗する。 ラクトペルオキシダーゼ:細菌に抵抗する。発ガン物質を減弱させる。 ガスチン:味覚の働きを敏感にする。(亜鉛と結合して作用する) スタテチン:歯を強化させる。(カルシウムと結合して作用する) ラクトフェリン:細菌の発育を抑制する。(鉄と結合して作用する) アルブミン:口の中をなめらかにし,乾燥を防ぐ。 IgA(免疫抗体):細菌に抵抗する。 EGF(表皮成長因子):皮膚,歯,口腔粘膜,胃腸,血管などの細胞の増殖を促進 NGF(神経成長因子):神経節や神経線維の成長促進 噛むことと唾液の分泌は密接にかかわっています。口腔内カメラで検察すると唾液には洗浄作用や抗菌作用によって、お口の中を清潔に保ったり、常に中性に保とうとしたりする力があるので、唾液が減ることで口臭が起こりやすくなったり、むし歯にかかりやすくなったりします。 噛むためには顔やあごなど多くの筋肉が必要になります。噛めない(噛まない)と、これらの筋肉が使われないため、筋力が低下していきます。筋力が低下すると、ますます噛めなくなるという悪循環に陥ってしまいます。また、筋力の低下は顔のタルミやシワといった美容の面にも影響がでてくるといわれています。 人間の体で外に開いている部分(口、目、鼻)などには外部から侵入してくる細菌などを防ぐ、生体防御機能が働いています。その中心がリゾチームという抗菌作用を持つ酵素です。リゾチームは唾液だけでなく、涙や汗、リンパ腺、鼻粘膜、肝臓、腸など生体に広く分布しており、細菌感染から、生体を守ります。また、唾液中の免疫グロブリン(主にIgA、IgG)もお口の中の細菌に対して様々な防御作業を示しております。
口臭と舌の関係について
口臭とは、口から吐く息のにおいが、他の人に不快感を与えるものです。勿論、口臭はないほうが望ましいが、誰にでも、多少の口臭はあるものです。 口臭の原因は、その90%以上が口の中にあり、においの元は、口腔内カメラで発生するガスによるものです。口の中のにおいには揮発性窒素化合物、揮発性硫黄化合物、、低級脂肪酸などがあり、その中で、口臭の主な原因となるのは、揮発性硫黄化合物(VSC)です。 口の中が不衛生な状態でVSCは発生しやすく、特に歯周病の原因となる細菌がVSCの発生を促進します。高齢者ほど口臭のある人が多くなるのは、年を取ると共に歯周病に罹りやすいことも原因のひとつです。 口臭と関係があるものとして、舌の影響は大きいです。舌は、味覚を司るだけでなく、その人の健康状態もわかり、病院でも医者は舌の状態から健康状態を判断しています。健康な舌は、舌乳頭がキレイに突起しきれいなピンク色をしています。 また、このような健康な舌の状態であれば、口臭を心配する必要はほとんどないでしょう。口臭に影響する舌の状態は、舌の汚れが関係します。舌の汚れは舌苔といい、舌に白い苔が生えたような舌状態の舌は、舌苔という不純物が付着し、ピンクではなく白色をしています。 この白い舌苔は、歯の歯垢(超音波スケーラー)と同じようなもので、口内の細菌や、歯周ポケットから出る分泌物、また新陳代謝によって、細胞が舌に付着して汚れていきます。この為、歯磨きを行う時は同じように舌をキレイにし、口臭の原因を取り除きましょう。 舌はいろんな情報を教えてくれます。 では、どんな舌がどんな情報を教えてくれるのでしょう? 舌の周りがデコボコになって舌がむくんでいる場合は、体内の水分が多いという合図です。この場合は、胃腸が弱っているかもしれないということを教えてくれています。 本当に胃腸が弱ったためのむくみであれば、食欲不振や貧血、顔色の悪さなどの症状も、合わせて、出るでしょう。 口臭が原因で、人が離れて言ったり、自分から遠ざかったりして、仕事や友達を失ったりするかもしれません。そんな意味で、口臭というのは人間関係に大きく関係してくるものだと思います。 誰かと話すというのは人と人との最大のコミュニケーションですから、そのコミュニケーションが取れなくなると大変な事になります。 口臭というのは、自分ではなかなか気付きにくく、他人から指摘されて深く傷つきながら気付くということになります。 これを読んで、もしかしたら、舌のよごれが口臭の原因になっていたのでは?と思った人は試してみてください。舌をきれいにすることで、口臭が治まるかも知れませんよ。 口臭と舌は、もっとも深い関係なのです。毎日、鏡で顔を見るように、舌の状態も毎日しっかりチェックすることで、自分の健康状態を知り、口臭の元となる舌苔(ぜったい)の掃除を欠かさないようにしていきましょう!きっと良い結果が得られることでしょう
歯と歯周組織の構造
成人の歯は通常28本で構成されています。大きく分けて奥歯(大臼歯)、前歯、その間にある小臼歯の3種です。「親知らず」などの、大三臼歯4本加えると32本となります。 そして、歯は1日5000〜7000回噛むと言われています。噛む時の圧力は大人1人分の体重と同じくらいの圧力がかかっているといわれています。その圧力に耐えるために、歯は非常に硬く頑丈な土台(歯槽骨)で支えられています。 また、歯は肉眼で見える「歯冠部」と歯肉に埋まった「歯根部」に分類されます。(口腔内カメラ)歯冠部と歯根部の境目の歯肉に囲まれた部分を歯頚部と言います。 エナメル質 歯冠部(歯の頭の部分)をおおう人体の中で最も硬い組織です。いったん崩壊してしまうと再生能力がないため自然治癒しません。年齢とともにすり減っていき(咬耗:こうもう)薄くなっていく傾向があります。 象牙質 エナメル質の下の層にある組織です。エナメル質より柔らかく、ここに虫歯が到達しますと進行が早いです。象牙質に刺激が加わりますと痛みを感じます。象牙質は歯髄側では僅かに再生能力があり、歯髄を保護するように働きます。 歯髄 いわゆる「歯の神経」と呼ばれるものです。歯髄には神経線維のほかに、小動脈や小静脈などの毛細血管、リンパ管を含んでいます。「歯の神経を抜く」といった場合、これらの組織をすべて取り除きます。これを専門用語で「抜髄」(ばつずい)と呼んでいます。 歯髄腔(歯科材料)歯の構造で一番内側に位置する空洞です。とはいっても本当に空になっているわけではなく、歯として我々の体に存在している時には歯髄と呼ばれる血管や神経などが通っています。この歯髄の働きによって象牙質が再生できるのです。 歯そのものの構造は以上のようになっています。後で出てきますが、虫歯は再生不能なエナメル質が腐食することによって引き起こされます。エナメル質は再生できませんから、一旦腐食してしまうと元に戻す術はなく、虫歯に十分注意しろといわれるのはある意味当然の話なのです。 歯と歯周の構造を調べてわかることは、「歯に気をつけるということは、歯だけ気にすればいいわけではないんだ」ということです。歯を支えている歯周部分の手入れも十分に行わなければ、歯をいい状態のまま維持することは不可能なのです。乳歯がなくなるのは別に何の問題もありませんが、永久歯がダメになってしまうと入れ歯や差し歯のお世話にならなければならなくなります。勿論、歳をとっていくと歯がダメになってしまうのは仕方のない部分もありますが、若いうちから歯がダメになって入れ歯、なんて悲しいですよね。歯を大事に使っていくためには、歯は勿論のこと、歯周にも気をつけていかなければいけません。
年代別にみた口の病気の予防方法
歯の種類を大きく分けると、乳歯や永久歯といった自分の歯と差し歯や入れ歯といった人工の歯に分けることができます。普通、成人した大人の歯は28本(親知らずを入れると32本)あります。この歯が20本残っていると、快適な生活が送れるといわれています。しかし、80歳まで歯が20本残っている人は2割しかいません。歯は病気や老化などで弱くなりやすい場所です。現在は義歯を入れて自然の歯と変わらないように見せることができますが、人間の歯は永久歯を失うと元には戻れません。そのため歯のケアが大切になっているんですね。 普段私たちは食べ物を食べたり発音するときに歯を使っています。あまり意識をしていなくても歯を使うということは、顔の輪郭を作ったり健康を維持するといった様々な役割があります。歯は体のいろいろな部分に影響を与えているんですね。 1999年の歯科疾患実態調査を見ると、1975年以来DMFT(むし歯、処置歯、喪失歯の数)の値には変化がありません。この間、歯医者さんの数は倍増しているにもかかわらず、です。それは、問題が根本的にが解消されたわけではなく、対症療法を行っているにすぎないためです。 人の口腔内口腔内カメラで、歯の数は年齢を追うごとに減っています。このような結果を聞くと、一見歯を失う原因が加齢にあると思われがちですが、実は違います。むし歯や歯周病を放っておいたために失ってしまうことがほとんどなのです。つまり、むし歯や歯周病を予防することで、歯を失うリスクを減らすことができるのです。 とはいえ、口腔内環境は年齢ごとに変化していくものです。こちらでは、年々変化する口腔内環境に対応したむし歯や歯周病の予防法をご紹介します。 今や人生80年の時代です。ところが現代の日本人の歯の平均寿命は50年。自分の歯が20本あれば、ほとんどの食べ物をおいしく食べられますが、残念ながら80歳では平均8.2本しか歯が残っていません。歯を失うと食べ物をかめなくなるばかりか全身の健康に大きく影響を及ぼすことがあります。ここに年代別に気をつけたいお口のトラブルとお手入れのポイントをまとめましたので、毎日のオーラルケアにお役立て下さい。自分の歯を1本でも多く残すためにむし歯を歯周病の予防に積極的に取り組んでいきましょう。 20代の歯茎の出血は、「歯肉炎」が進行した「歯周病」の影響が少しづつ見られるようになります。歯肉炎と同じように、まずは歯磨きをしっかり行いましょう。その後病院などで歯石の除去を行えば、より確実に歯茎の出血を予防することが出来ます。超音波スケーラーは必要です。 30代以上になると、「歯周病」が多くなってきます。歯磨きだけで改善しないことも多く、病院での歯石の除去や噛み合わせの調整などを組み合わせた治療が必要となってきます。 20代以上で、病院での検診からしばらく遠ざかっているような場合は、歯茎の出血が、歯周病の初期のサインとなるので、一度病院で確認することをオススメします。