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月归档:五月 2012
乳歯は永久歯に比べて歯質が弱く
乳歯は永久歯に比べて歯質が弱く、虫歯になりやすいのです。リリーデンタルクリニックでは、おやつ・ジュースなどの食事のコントロールや歯磨きの習慣を身につけてもらえるように、お話しながら歯磨き練習なども行っています。 一生使える丈夫で健康な歯を育てるには、小さい頃からのケアが大切です。そのため、子どもの頃から食事や歯磨きの習慣を身につけることが重要です。また、子ども達がすくすく育つように発達などについても一緒にサポートさせていただいています。 歯科x線は大人気です。 生後6ヶ月を過ぎると乳歯が生えはじめます。最初は前歯しか生えていないので、ガーゼ等で拭く程度で大丈夫です。1歳頃から歯ブラシを使用しますが、離乳食から幼児食の時期の赤ちゃんの場合は、上の前歯の虫歯に注意が必要です。 フッ化物を活用することで歯のの表面のエナメル質を強くし、虫歯になりにくくします。したがって、虫歯がないうちからの予防が望ましいでしょう。一般的には、1歳6ヶ月頃になると上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます 2歳を過ぎて一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が生えてくると、咬み合わせ部分と歯と歯の間(隣接面)の虫歯を予防することが大切になります。虫歯のできる箇所を正しく理解して、その部分をしっかりブラッシングしましょう。この時期には、親御様がしっかり丁寧な仕上げ磨きをしてあげることも大切です。 間食は、お子様の身体の成長を助けるものですが、主食の妨げにならないよう、与える時間と量、種類には注意が必要です。おやつは、甘いものである必要はなく、できれば果物などを中心に与えると良いでしょう。 超音波スケーラーは必要です。 5歳~6歳頃になると、乳歯の奥歯の更に奥から6歳臼歯が生えてきます。大きくて噛む力が最も強く、とても大切な歯なので、「歯の王様」とも呼ばれています。6歳臼歯は最も大切な歯であるにもかかわらず、生えたての歯の歯質は未熟なため、虫歯になりやすくなっています。また、この歯は奥に生えていて歯磨きがしにくい上、咬み合わせ面は複雑で溝が深いためとても汚れがたまりやすく、虫歯になっても気がつきにくいという特徴もあります。 歯の強さは「歯の石灰化」に由来していますが、これを促進するのはカルシウムやリンなどのミネラル分。胎盤が完成し、胎児と母体が臍帯でつながるようになる4~5カ月ごろに胎児の歯の石灰化はどんどん進んでゆきます。この時期にお母さんの栄養状態が悪いと、赤ちゃんの歯が弱くなったり虫歯ができやすい性質になると考えられます。 つまり、妊娠したその時から赤ちゃんの「歯育」は始まっているということ。「マイナス1歳からの虫歯予防」をキーワードに、妊娠中の食生活を考えてみませんか。
漢方を利用して口臭や体質を改善
漢方の力で胃熱を抑えたり唾液の分泌を多くして口臭を抑えることができる。注意すべきは独断で使わないということ。また漢方は舌についた舌苔という白い汚れも落とすことができる。漢方は胃弱だったり下痢や軟便を繰り返す体質の人を改善することもできる。漢方は口やのどの渇きを治療することもできます。漢方(歯科材料)はうがいにも使え口の中を消毒できます。 漢方は強力過ぎる薬品と違い悪玉菌だけを消してくれるので口臭を消すのに役立ちます。漢方薬の費用ですが大体1月で10000円〜ぐらいになるそうです。漢方薬単品では二千円や三千円なんですがトータル的に平均すると一万円以上になるそうです。 胃がむかつくとか、胃が疲れている、胃弱だ、肌が荒れている、風邪気味、食欲がないなど、漢方は治すことができます。湿気が多いと体調が悪くなるそうです。特に梅雨の時期なんかそうです。口腔内カメラでよく検査しましょう。 漢方は体の外に湿気を出してくれるそうです。 甘い物・味の濃い物・脂っこい物・香辛料などを過食したり、お酒の飲み過ぎや食べ過ぎは、胃に熱を加える事になります。またストレスなど、間接的に胃に熱を加える要因もあります。この胃の熱を冷ますと、だいたいの口臭は取り除けますが、食生活や生活習慣も見直さなければなりません。 逆に、このような口臭は、ご自分の努力次第で簡単に治すことが出来ます。ただ、根本にある体質を考慮せず安易に胃の熱を冷ますと、下痢を起こしてますます口臭を悪化させる事がありますので、漢方を熟知していない者が判断するのは良くありません。 誤った漢方薬の使用で、簡単に治せていた口臭をこじらせてしまう症例もよく見かけます。また、口臭の匂い(ウンコ臭、イオウ臭や腐敗臭、生臭い匂いなど)によっても、体質や治し方が異なります。口臭の治療も体質によっては、非常に難しい場合があります。特に幼い頃からずっと継続して口臭が有る方は、難しい場合が少なくありません。また、口臭に加えて鼻臭もある場合は、膿栓の可能性もあります。 口臭にはいろいろ原因がありますが、その原因によっては漢方薬で治すこともできます。ケミカルなものが苦手な方なら、漢方薬なら多少、安心なのではないでしょうか。匂いのきつい食べ物を食べたときの口臭は一時的なものですし、ストレスとか神経的なものも生活リズムを改善したりすれば、口臭にも効果が出てくるでしょう。 しかし、病気が原因の口臭だと、自分でどうにかできるものではありません。例えば歯の疾患で起こる口臭なら、歯医者に行かなければなりませんし、口や喉、鼻、気管支や肺、食道や胃なら相応の科へかからなければなりません。 漢方薬は、生薬を主体に使用していますので副作用がないと一般的には考えられています。事実、めったに副作用は起こらないものですが、処方によっては、まれに副作用のような下痢・嘔吐・むかつきなどがある場合があります。 また、漢方には上記の副作用と似ていて、実は副作用ではないという反応があります。これは瞑眩(メンゲン)といい治療中に漢方薬の効果があがり、治癒していく前の一時的な不快症状で、その後完全に回復します。 いったい副作用であるか、瞑眩(メンゲン)であるかという判断は普通は難しいと思います。
1498年の大発明「歯ブラシ」歯磨きの歴史
1498年、中国の皇帝が世界初の歯ブラシを使い始めた。この歯ブラシは、骨や竹の台に、豚の固い毛をかまぼこ形に植え付けたものだった。歯の衛生はこのときから向上し始めたのだ。 歯ブラシ(歯科材料)が登場するまで人々がどうやって歯をきれいにしていたのか、またそもそも歯の手入れをしていたのかは、文化や階級によって異なる。昔のチュー・スティック(チューイングス・ティックまたはトゥーススティック)は小枝だった。小枝の片側の端を完全にほつれるまで噛み、そのほつれた端の部分で歯を磨いたり擦ったりしていたのだ。 古代エジプトの墓には、埋蔵品の中にトゥーススティックが含まれているものがある。故人があの世でも歯をきれいにしておけるようにするためだ。 ギリシア時代やローマ時代の古文書には、人々が爪楊枝を使って歯をきれいにしていたことが記されている。お金持ちなら、真ちゅうや銀で作られた爪楊枝を買うこともでき、そうした爪楊枝の多くには、これ見よがしと言えるほど手の込んだデザインの取っ手が付いていた。 最初の歯ブラシは木の枝を除いたケースであります。楊枝がデザイン化されました。装飾品として使われている時代もありました。イスラム教徒は、必ず、浄化の場所で、「ミスワーク」と呼ばれる木片で歯を磨きます。そのあと、仏教徒と同じように鼻や耳の穴を洗浄します。西洋では、17世紀代に「現代と同じ形の歯ブラシ」が作られたと言われているのです。 しかし、18世紀になってもまだまだ使用されませんでした。17世紀ごろからヨーロッパでも使用されるようになりました。19世紀に大量生産されるようになるまで一般的ではなかったのです。これが歯磨きの歴史です。 アステカ族やナワ族の祖先は、古代中国やインドに見られる歯木を使いました。歯茎に適度な刺激を与え、マッサージをしていました。歯ブラシは、サトウキビやユリの根や桜桃の木などで作られ、噛んで歯を磨いていたのです。 その西洋で開発された植え込み式の歯ブラシは、徐々に認められ、ついには知識人の間で話題の種までになるにいたりました。1903年(大正3年)に小林富次郎商店の現在のライオンが歯ブラシの歴史を変えたのです。萬歳歯刷子(歯科用品)の発売です。 1938年2月24日にはデュポン社がナイロン製の歯ブラシを初めて売りました。江戸時代になると、房楊枝や爪楊枝を売る専門店「楊枝屋」も登場し、広く一般に普及しました。浮世絵にもしばしば房楊枝を使用しているところがみられます。 日本で現在のような歯ブラシが作られたのは明治5年です。インドから輸入したイギリス製の歯ブラシを見本に、鯨のヒゲで柄を作り、馬の毛を植えました。クジラ楊枝と呼ばれました。初めは横楊枝(西洋式)、歯楊枝、歯磨楊枝といった名で呼ばれていたのですが、明治23年の第3回内国勧業博覧会で歯刷子の名称で出品されたのが、「歯ブラシ」という言葉が使われた始まりといわれます。
入れ歯の基礎知識
つばを飲む、食事をする、話す、呼吸をする。お口の中は、様々な動作に合わせて動いています。どんなに密着する入れ歯を作ったとしても、あごの動きにかみ合わせがが調和していなければ、お口の中で入れ歯がずれ、「かむと痛い」「外れる」「壊れる」「上手に喋れない」などの弊害が出てきてしまいます。 部分入れ歯のバネは、今までは金属(歯科材料)で作るものが主流で、審美的にはあまり良くありませんでした。 白いバネの入れ歯(ホワイトクラスプ入れ歯)は、バネ部分がアセタル樹脂という熱可塑性レジン(歯科用プラスチック)で作られています。 一般的に部分入れ歯 に使われる金属のバネです。今までは、お口の中の詰め物や被せ物を白いものに変えても、最後に部分入れ歯を入れると、金属のバネが見えて、審美的に満足のいかない場合が多くありました。 部分入れ歯から総入れ歯まで、基本的にどんな入れ歯でも保険で作ることが可能です。部分入れ歯の場合は、「クラスプ」と呼ばれる金具(バネ)を、残っている歯の部分に巻き付けるようにして取り付けます。 針金のようなクラスプは、一つの入れ歯に2~4本あり、入れ歯が浮き上がって外れないよう固定するのが普通です。費用は、部分入れ歯の場合、5,000~14,000円程度。総入れ歯の場合、10,000~15,000円程度です。(いずれも概算、3割負担での支払い金、個数1の場合) 保険内の入れ歯は、審美性や耐久性よりもコスト意識。そのため様々な入れ歯の中でも最もシンプル。また、保険で入れ歯を作った場合、一度作ると6ヶ月経過しないと病院を変えたとしても次の入れ歯の作り直しはできないいわゆる「6ヶ月ルール」が存在します。 厚生労働省が実施した、「平成17年歯科疾患実態調査」によると、30~34歳の0.8%が、「部分入れ歯」として初めての入れ歯を装着しているようです。「総入れ歯」は、40~44歳で0.4%の人が使い始めています。その後年齢とともに入れ歯の使用率は次第に増え、85歳以上になると63.9%の人が総入れ歯となっているのが現状です。 ちなみに80歳で20本以上の自分の歯を持っている人は推定値で24.1%。平成5年の調査時は10.9%であったため、この間12年で約2倍以上の人が8020を達成したことになっています。 入れ歯は、歯のない部分に新しい歯を生み出す治療法(根管治療)。虫歯治療よりもさらに職人芸的な要素が高くなります。価格が高いか安いかではなく、作る側の技術がとても重要なのです。もし作る側の技術がしっかりしていなければ、どちらを作っても同じ結果となってしまうでしょう。 しかし作り手がしっかりとした知識と技術があると話は別。コスト重視の入れ歯では、分かっているけど作れない、やりたくても出来ないといった部分も出てくるのが普通。しかしそういった部分をしっかり作ることでそれまでと違った入れ歯になったりするのです。
味覚障害が起こる抗がん剤の種類や時期はさまざま
義歯を入れてから食べ物の味が変わったとか、食事が美味しくないという訴えは昔からありました。普段、人々が味という場合には、味蕾(みらい:味を感じる細胞)で感じる甘い、辛い、しょっぱい、苦い、酸っぱいといった味覚だけではなく、匂い、温度、口ざわり、歯ざわり、歯ごたえ、形状、大きさなどの総合的な判断をしています。口腔内カメラでよく検査しましょう。したがって、部分義歯や総義歯を口に入れることによって、それらの総合的情報がいかに伝わりにくくなったかが問われるわけですが、味蕾味覚に関する生理的な研究はあっても、残念ながら義歯を入れている人の科学的、総合的な研究は少ないようです。 亜鉛はいくつかの酵素の働きに不可欠な元素です.亜鉛の必要量はごくわずかですが,不足すると味覚障害や嗅覚障害が生じます味覚障害は人口の高齢化,亜鉛キレート作用(ミネラルを包み込む作用)の強いポリリン酸やフィチン酸が繁用されている加工食品への増加,偏食,ダイエットなどによって増加しています。 最も多い原因は薬剤性と食事性の亜鉛欠乏症です.ほかに原因不明の特発性味覚障害,内科的な全身疾患が原因と思われる味覚障害などがあります.。薬剤性亜鉛代謝障害では微量にしかない亜鉛が薬物の「キレート作用」により体外へ捨てられるのために亜鉛欠乏症が生じます。 特に高齢者では亜鉛キレート作用を持つ薬剤(降圧薬,脳循環改善薬,抗腫瘍薬,抗うつ薬など)による亜鉛欠乏症に気をつける必要があります。舌炎や口内乾燥,糖尿病,肝疾患,腎疾患,消化器疾患,胃切除手術後の貧血なども味覚障害の原因となります。味覚障害の原因は明らかになっていないが、次のような要因によって起こると考えられている。 まず、舌や上あごに分布する味蕾という味を感知するセンサーや味蕾に分布する神経が抗がん剤によりダメージを受けると、味覚に異常が起こる。 また、味は唾液を介して感じるため、唾液腺がダメージを受け、唾液が減ると感度が低下する。さらに考えられる要因としては、抗がん剤によって亜あ えん鉛の吸収が妨さまたげられ、亜鉛不足になることだという。 「亜鉛は味蕾の再生を促すといわれています。亜鉛が不足すると抗がん剤でダメージを受けた味蕾の再生が遅くなり、味覚障害が起こりやすくなるというわけです。亜鉛はサプリメントで摂取するのも1つの方法です。超音波スケーラーで口腔内の清潔を守ることは大事です。ちなみに経験的なことですが、抗がん剤治療中に亜鉛製剤や亜鉛サプリメントを飲むと、食欲が増す患者さんもおられます」免疫力を高める:亜鉛は免疫反応を活性化させ、不足すると感染症などにかかりやすくなります。また活性酸素を除去する酵素を助けます。 環境汚染などによる有害重金属(鉛や水銀など)の毒性を弱めてくれます。亜鉛不足で女性ホルモンの働きが低下し、月経周期の乱れ、卵子の発育など妊娠機能にも作用します。また男性の場合も、前立腺に多く存在する亜鉛は、活発な精子づくりを促します。 他にも、コレステロールの沈着を低下する、アルコールの分解酵素に関わり悪酔いを防止する、糖質の代謝、インスリンの合成などにも関係しています。
歯根嚢胞 について
歯根嚢胞とは、本来であれば、骨に覆われているはずの歯根の先端部分に袋状の空間が出来てそこに膿などが溜まっている状態のことです。一般には歯の内部の神経がある部分が細菌に感染して引き起こされます。小さいうちは歯根の治療をし、大きくなると歯を抜かなければいけなくなる場合があります。 歯科材料で治療することは必要です。 歯根嚢胞は骨の中にできるためレントゲンで確認することができます。歯根嚢胞は生きている歯には起こらないもので、神経が死んでいる歯や神経を取る治療を行なった歯に起こる病気です。歯の内部の神経が入っていた部分が細菌に侵されて繁殖すると、そこに膿が溜まってしまうのです。 歯根嚢胞の原因は歯の内部の空間が汚れてしまうことなので、歯の根に対する治療を行います。治療では被せものや詰め物をはずした後、神経があった部分まで歯の内部をたどり、根の先端部分にある膿の袋までつながるように穴をあけると、骨の中に閉じ込められていた膿が出てきます。 虫歯が進行していくと、やがて神経にまで達します。すると神経が猛烈な痛みを発するようになります。これをさらにほっておくと痛みは消えます。しかし、決して治ったわけではありません。神経が死んでしまったのです。死んでしまった神経は腐ってしまい、根の先が化のうして、うみをもつようになるのです。 うみは少しずつあごの骨の中にたまっていきます。その際に骨を溶かして穴を空け、しまいにはうみの袋を作ってしまいます。この病気を歯根(しこん)のう胞といいます。口腔外科で治療する病気の中で多いものの一つです。上あごの前歯や下あごの奥歯によくできます。小さなうちは症状がないことが多く、歯医者さんで歯科x線写真を撮ったときに偶然みつけられることが多いです。 大きくなると歯茎や顔がはれたり、歯が「ぐらぐら」したり、痛みが出たりします。のう胞には歯根のう胞とは違った原因で起こるものもあります。そちらについてはいずれお話しすることにします。 歯根嚢胞(歯根のう胞)はほとんど自覚症状が無いことも多いのですが、放置してそのままにしていると、ある時急に痛みが出始めたり、健康な隣の歯にまで悪影響を及ぼしてしまったりしますので、適切に対処することが必要です。 また、歯根嚢胞(歯根のう胞)が見られたからといって必ず治療が必要だと言うわけではなく、縮小傾向にあるようなものの場合には、そのまま経過観察をすることもあります。 もしも以前行った根管治療の失敗が原因だと考えられる場合には、再度根管治療を行いますが、根管治療を行っても治療不可能だと考えられる場合には抜歯になります。
他臭症の対策についての説明
お口の中に、実際に問題があります。 例えば、「歯周病・歯槽膿漏」や「大きな虫歯がある」など、炎症があり、膿が出ている場合に起こります。 つまり、問題を起こしているのは細菌です。その中でも、酸素が嫌いな細菌(嫌気性菌)です。 特に歯周病・歯槽膿漏の症状が進行した場合に強いニオイとなります。 歯科x線は大事です。 他人にとっては、強烈なニオイを感じるものですが、本人はまったく感じません。ですから、周りの人間はとても不快でたまらないのですが、本人は指摘されるまで気づきません。 なぜ自覚できないかというと細菌によって作り出されるガスは絶え間なく発生しています。つまり臭いを引き起こす原因が連続して起こっているためです。臭覚は常に臭いが存在すると麻痺してしまい、まったく臭いを感じなくなります。にんにくを食べた時に臭いを自覚できない事で容易に理解できるはずです。 そのため、自覚症状がなくても口臭のチェックを行うことが大切です。口臭のチェックは、口臭外来で行っています。近くに口臭外来がない場合は、歯科や耳鼻咽喉科で紹介してもらうことができます。 臭いのチェックは、主にハリメーターと呼ばれる器具で行われます。ハリメーターは揮発性硫化硫黄物を測定する器具で、口臭のチェックに使用する器具は他に、口内や呼気に含まれる可燃性ガスを測定するB/Bチェッカーなどがあります。口臭のチェックを行った後は、症状にあわせた治療を行いましょう。 基本的な対策である効果的なブラッシングの他、虫歯があればその治療、歯垢や歯石の除去を定期的に受けるなどの他に、ガムをかんだり水分を補給したりするなどの自分でも簡単にできる対策も行いましょう。 他臭症は、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)などが原因で起こる病的口臭や、起床時(寝起き)やストレス(緊張時)、食べ物などによる一時児的に起こる生理的口臭など、さまざまな原因で口臭を起こすことです。 これもやはり原因となっているのは細菌で、その中でも嫌気性菌という名の「酸素が嫌いな細菌」が引き起こしています。 なぜ、他臭症の人は自分の口臭を自覚しないのでしょうか?それは口の中で細菌によって絶え間なくガスが発生している為に、自分自身は臭いに麻痺してしまって全く臭いを感じないという仕組みです。 そういう人の場合、ニンニクのような臭いが強烈のものを食べても自覚できないようです。 他臭症の口臭対策としては、歯科クリニックなどで歯周病や歯槽膿漏の治療を行いましょう。その他には歯磨きのやり方を再度教えてもらったりして、虫歯の治療もきちんとしましょう。また、歯石除去など口腔内カメラを定期的に受けることが大切です。
虫歯とは何か
これまでの虫歯の治療はガンの治療のように「早期発見、早期治療」が良いと信じられていました。カリオロジーの研究によって虫歯の初期の段階では、健康な歯に戻る可能性について報告されています。歯の表面はカルシウムが溶け出す脱灰とカルシウムが付着する再石灰化を繰り返しています。このバランスが脱灰に傾くと虫歯になります。この時フッ素(歯科材料)を歯に塗ると、脱灰を抑制でき、再石灰化を促進して、健康な歯に戻りますので歯を削る必要がありません。 従来までは、初期虫歯は目で見る視診と探針を用いて歯を調べる触診で検査をします。定期検診で「C1,C2」などの言葉を聞かれたことがあると思います。これはC1がエナメル質内の虫歯、C2が象牙質内の虫歯、C3が神経まで至っている虫歯、に分類していました。 初期虫歯を探針で診査することにより危弱なエナメル質を破壊すると共にプラークを虫歯の深部に送り込むことになり、エナメル質の再石灰化のチャンスを奪うことになります。またカンやコツに頼るため正しいデータを取ることが出来ません。歯に黒い汚れがあると虫歯と診断され削ることになります。実際は汚れの場合も考えられます。白い部分でも虫歯で脱灰していることがあります。 虫歯の原因菌は、1ミクロンぐらいの大きさです。治療した歯の詰め物と歯の間には10ミクロンほどの隙間があります。その隙間から進入して、隙間の中に新しい虫歯を作ります。そして、せっかく治療した歯がまた虫歯になってしまい、また治療を繰り返して、詰め物をします。その繰り返しです。 そうすると、どんどん詰め物が大きくなって、やがて歯が失われてしまう可能性があります。一般的に、治療した歯の寿命は、40年ほどと言われています。子供の頃に治療した歯は、40歳~50歳ぐらいで抜歯をしなければいけません。つまり年を取って行くと最後には、入れ歯又はインプラントになってしまうということです。 歯の表面が脱灰(溶ける)されても、初期虫歯であれば、再石灰化が起こることで修復が行なわれ、虫歯になるのを防ぐことが出来ます。 さらに再石灰化現象では、溶かされた歯の表面のエナメル質を、ただ元に戻すのではなく、結晶構造を変化させて、溶ける前の歯よりも硬くて虫歯に強いエナメル質に変化させることが出来るのです。 虫歯の診断は、大きな穴が開いている場合は明らかですが、歯の間に生じた初期の虫歯を視診で発見することは困難です。かつて虫歯は非常に早く進行すると考えられ、見つけたら出来るだけ早期に治療することが重要と考えられていました。根管治療は必要です。しかしながら、今日では数々の研究により、虫歯の進行はかなり緩やかなものであることが明らかになってきています。それに伴い、虫歯の治療も変化し、できるだけ健全歯質を削らない方法で治療するようになってきています。
口臭予防に舌磨きは効果有
口臭は自分では気づくことが出来ません。臭覚は同じ臭いを嗅いでいると慣れてしまいその臭いが異臭だと気づけないのです。第三者に指摘してもらおうにも家族はともかく他人の口臭を指摘することはよっぽど親しい関係でなければなかなか難しいでしょう。 一過性の酒やたばこ、にんにく料理など口にしたときの臭いは原因がわかっており時間がたてば解決しますが慢性化している口臭は正しい治療が必要です。慢性化してしまう前に口臭を予防することが大切です。他国よりも口臭に関心があるといわれておりエチケットとして口臭予防に努める人が大勢いらっしゃいます。 口臭の原因の1つは舌です。 歯に歯垢が溜まると口臭がきつくなるように、舌に舌垢が蓄積されても、やはり悪臭が放たれます。超音波スケーラーは大事です。ですから歯と同じように舌も磨く必要があります。ただし!口臭対策とは言え、歯磨きの度に舌を磨いてはいけません。舌は味覚を司る大切な部位です。舌を磨き過ぎると、味覚が麻痺する原因となり、食べ物に対する感覚が狂ったり、美味しく感じることができなくなってしまいます。 舌垢は確かに口臭の原因になりますが、健康な舌には、多少の舌垢がついているものです。舌垢を完全に除去してしまうのはNGです。 口臭対策として舌を磨く際には、柔らかい毛の歯ブラシや、舌専用の歯ブラシで、優しく表面を撫でるように磨きます。濡らしたガーゼなどで拭い取るのも良いでしょう。タバコを吸われる方なら1日~2日に1回程度、普通の方なら3日に1度ぐらいでも充分です。 舌が薄いピンク色ではなく白い色になっている場合は口臭を伴っているケースが非常に多いです。虫歯や歯周病と同じように舌にも細菌が付着してしまっているのです。 ですが殆どの人は舌が白くなったからといっても痛みがないケースが多いので、実際に鏡を見ていて白くなってるなということ気付いても放っておく人が多いのです。しかし、そういう状態が続くと細菌は増え続け、口臭を発生させます。 また口臭というのは自身では分かりにくく気付いていない場合が殆どです。ですので自身では知らない間に周りにに不快感を与えたり、悪い影響を与えてしまうのです。 でも、独自の治療法がなければ、昔から素人が行なっている民間療法的対症療法としての舌磨きは仕方が無いのかもしれません。人類は、口臭に対してはどうしても解決できない人は、仕方なく舌磨きをしてきたのではないでしょうか? 内科医や、中医や、獣医師は、顔色や、結膜、舌の状態を観察(口腔内カメラ)して診断します。医科や、獣医学の臨床体系では、舌の状態は顔色と同じく病態を示すものと考えられています。したがって、顔色が悪いからといって、タオルで顔を磨くことをしないのと同じように、舌を磨かせるという概念がありません。
口臭をチェックする良い方法はあるのでしょうか
口臭は自分ではわかりにくいので、少しでも自分に口臭があると思ってる人は、なかなか自信を持って人前で喋りにくかったりしますよね。口臭をチェックする良い方法はないのでしょうか?人にチェックしてもらうのが1番いいとは思うのですが、なかなか頼みにくいです。歯科機器はよいでしょうか? そこで今回は、あなたがで簡単に出来る口臭のチェック方法を、いくつかお教えいたしますね。まずは自分の息を自分で嗅ぐ。これが簡単です。朝などの寝起き時は口臭が強い時なので、この時に口の前にガラスのコップを持ち、コップの中に自分の息を軽くふき入れ、臭いを嗅いでみます。 オキシドールとは、過酸化水素のことで、殺菌力があり、傷口の消毒などに用いられます。 口に入れることができるとは、意外に思われるかもしれませんが、オキシドールの容器の用法・用量を見てみると、「歯の清掃」などと書いてありますので、確認してみてください。超音波スケーラーは必要です。 ① 水で2倍程度に薄めたオキシドールでうがいをし、吐き出します。 ② 吐き出したオキシドール液に気泡が多いかどうか観察する。 学校の保健室で、キズの消毒をされた経験がありませんか?その時、傷口に気泡が発生しませんでしたか?もし、吐き出したオキシドール液に気泡がたくさんあれば、口臭が発生している可能性があります。 なぜなら、その泡は口臭の元となる、食べカスなどが残っているために発生するのです。 それを歯磨き後にしっかり口の中をすすいだ後に、口に含み、ガラガラとうがいをしてください。その時に口の中が磨き残しがあったりして汚い場合には、泡がたちます。 キレイな状態であれば泡が立たないため、磨き残しが無いかどうかチェックするために、やってみてもいいでしょう。しっかり歯を磨いているつもりでも磨き残しがあれば、それが原因で虫歯になり、口臭の原因にもなります。口臭は、卵が腐ったような臭いや硫黄のような臭い、カビ臭い等特有の臭いを持っていますので、そのような臭いがチェックで分かるようであれば、口臭治療や予防を積極的に行いましょう。