月归档:一月 2013

パニック症候群

パニック症候群はパニック症やパニック障害と呼ばれることも多いですが、かつて不安神経症と呼ばれていた神経症の症状の一つになります。 突然の動悸や過呼吸、めまい、予期不安などが基本的な症状になります。具体的には、下記にまとめたような形になります。 パニック障害の症状には、「突然、強烈な不安感に襲われる」「何の理由もなく胸がドキドキして強い緊張を感じる」「歩けなくなるほどのめまいがする」などといったものがあります。また、発汗や手足の震え、吐き気などが強い不安や恐怖とともに起こることもあります。 症状の現れ方はいろいろな形がありますが、適切な対応をしていけば薬を飲まなくても充分、改善しているものなのです。今は色々新しい薬が発売される位で、薬で治そうとする傾向が強くなっていますが、この方向では根本的な治療にはならないと思います。 その症状はたいへん強烈で、想像を絶するほどだといいます。中には「このまま死んでしまうのかもしれない」と感じる人もいるほどです。このような体験をすると、「またあんなふうになったらどうしよう」と、あまりの恐ろしさから外出が困難になったり、症状が起きた場所へ行くことができないなど、似たような状況が生じることを恐れるようになります。 もし、パニック障害の症状を歯医者さんで起こしてしまった経験があるとすれば、「歯科治療が怖い」ということに加えて、「歯医者へ行ったらまた死ぬほど怖い思いをするかもしれない」ということも原因となってきます。 つまり、パニック症候群は、もともと脳内の異常から来る病気ではないからなのです。神経質性格という内的要因を持った人が、誤った認識に引きずられ、マイナスの行動を繰り返すことで起こるようになった、マイナスの癖から来る症状だからなのです。 強い動悸やめまいなどが起きるのは、心臓か呼吸器官に病気があるのが原因なのではないかと思いをめぐらせ、内科を受診されるのです。すると、たいていパニック障害であるこは判明しません。どこも悪いところはないといわれ、「だったらあれは何だったのだろう?」という疑問を抱えたままになってしまいます。 ですから、いくら薬によって症状を表面的に押さえ込んだとしても、この元になっているマイナスの癖が直らない限り、根本的な改善には結びつかないのです。しかし、パニック症候群は神経症の症状の一つですから、森田療法などの精神療法により治療していけば、充分、根本的に改善、克服していけるものなのです。

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デンタルフォビア

歯科恐怖症は「デンタルフォビア」とも言われており、歯科に通うこと、治療を受けることを極度に恐れる状態のことを言います。 歯科治療がある程度平気な人にとっては、全然問題のない治療でさえ怖さのあまりに気が遠くなる歯科恐怖症…、決して大げさにしているわけでも、ふざけているわけでもありません。 歯科恐怖症の人にとって、歯医者は苦手どころの話ではないのです。 歯科恐怖症の人だって虫歯の治療の必要性、審美面でのメリット・デメリットはわかっているのですが、大人だからこそ歯科治療の必要性は頭で理解していても、恐怖心がそれをはるかに上回る。 この歯科恐怖症、単に「痛いのがイヤだ」とか「麻酔が怖い」といった状態だけでなく、 歯科医院に足を踏み入れようと思っただけで体がすくんでしまったり、ドリルの音を聞いただけで吐き気がするといった 精神の奥深くにまで影響が及んでいる場合もあります。それだけに克服が難しい面があります。 原因にはさまざまな要素があるといわれてますが、もっとも多いといわれているのが子どもの頃のトラウマ。 泣きながら親に引っ張られて強引に治療を受けさせられた、治療が痛くて苦しんでいるのにかまわずに治療を続けられた、 といった過去の記憶がトラウマとなり、恐怖心を植えつけてしまっているという例です。 虫歯は治療を受けなければ治らないだけでなく、症状が悪化してしまうこともあります。そうなればますます治療が難しく、痛みが伴う可能性が増すことになります。虫歯の痛みを我慢しきれずに必死の思いで治療を受けたらやっぱり痛くて恐怖がますます高まってしまった、といった悪循環にはまってしまうこともしばしば。 歯科恐怖症の克服は簡単ではありませんが、虫歯が悪化する前に治療を受けたり、予防目的の歯科検診を受けるなど、痛みを伴わないことから少しずつ慣れていくことが重要になります。少しずつですよ!一気に克服しようとしても、恐怖心が増加するだけですから、また、無痛治療の選択や、信頼できる腕のいい歯科医を見つけることも重要ですね。

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静脈内鎮静法が適している人

近年歯科医療の現場で新たな麻酔方法として注目を集めるようになっている静脈内鎮静法。これまで歯科医療が苦手だった人や、治療にリスクが伴っていた人でも安心して受けられる方法として 期待が集まっています。静脈内に鎮痛薬や向精神薬を注入し、リラックス状態にして治療を行うこの静脈内鎮痛法。 この内容からさまざまな人にメリットをもたらしています。 まず歯科恐怖症の人。麻酔針を歯茎に注射されたり、ドリルで削られるといった行為に恐怖を感じる人も この麻酔で意識がぼうっとした状態にすれば恐怖や不安をほとんど感じずに治療を受けることができます。また、治療中に吐き気や脳貧血など、体調不良に陥ったことがある人にも適しています。 嘔吐反応などはとくに治療の妨げになるため、この方法が適しています。 また、高血圧や心臓病などの疾患を抱えている人。治療中に体調が急変することも考えられます。 そんな場合でも静脈内鎮痛法ではモニターで血圧など全身の管理をしっかりしたうえで行うため 安全に治療を進めることができます。 これら深刻な症状がなくても、より楽に、リラックスした状態で治療を受けたい人も多いでしょう。 歯科治療のことを考えると緊張して仕事が手につかない、 痛みなど悪いことばかり考えてしまうという人も多いもの。 静脈内鎮痛法は麻酔が切れると治療中のことはほとんど覚えていません。 治療そのものに嫌気を感じることも少なくなります。このように、静脈内鎮静法はさまざまな人に適した麻酔方法です。 これまでついつい歯科医院に足が遠のいてしまっていた人にとくにお勧めしたい方法といえるでしょう。

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上顎前方牽引装置

受け口の方の多くは、上あごの成長が悪い場合や正常な位置よりも後ろにある場合、または下あごが通常より大きいというような原因があります。フェイシャルマスクは、このような反対咬合の治療に用いられる装置です。上あごの成長期にフェイシャルマスクを装着し、上あごの成長促進や歯列全体の前方移動を行います。主に、7~13才くらいの歯の生え換わる時期の反対咬合の治療に用いられます。 額と顎に付けた装置の間に、上あごを前に引っ張るためのワイヤーが付いた装置です。フェイシャルマスクを顔に取り付け、口の中に付けた矯正装置をゴムで前方に引っ張ります。下あごが動くと上あごが前方に引っ張られる構造になっており、上あごの成長が促されたり下あごの成長が抑制されることにより、上下のあごのバランスを調整します。また、フェイシャルマスクは着脱が可能です。 この装置は反対咬合の方の上下のあごの位置のコントロールに使用される「かぶる」装置です。ほとんどが小学校低学年の子供に使用され、中学生になるとほとんど効果のない場合が多いので使用されなくなります。 従って、反対咬合の子供のための装置と言って良いでしょう。作用は上あごを前方へ引き出し、下あごを後退する事ができます、見た目は良いとは言えませんが、その効果は一生懸命に使っていただければ非常に高いものがあります。最近は乳歯期の幼稚園の年長さん程度でも使用して非常に良い効果を挙げており、当院の特徴ともなっています。上下のアゴの位置がズレて反対咬合になっている場合には、積極的に使用して「手術しなくても治療できるように」を心かけています。 上あごの成長時期に前方への力をかけ続けることにより、成長期の上顎骨の成長促進して骨格性の反対咬合を治療する矯正装置。着脱式のお面のような装置(フェイスクリブといいます)を顔に装着し、上あごの歯列に装着した矯正装置を輪ゴムで前方に引っ張ります。フェイスクリブは当然着脱式なので、基本的には自宅にいる時間を中心に、1日12時間以上使用してもらいます。 一般的な使用方法では、上あごの成長時期である10歳頃までの時期に1年程度の治療期間で反対咬合の改善をおこないます。上顎骨の成長時期が終了した後の、思春期最大成長期に下顎はおおきく成長します。このときの骨格性の反対咬合の予防や、その程度を軽減するためにたいせつな治療です。10歳までに1年+αの矯正治療期間が必要なので、反対咬合の治療では小学校の低学年までにご相談が必要です。

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幸せな笑顔作り

即座に決まるあなたの第一印象言葉は思っているほど人には上手く伝わらないそうです。素敵な笑顔は、相手の心の中にスムーズに入り込み良い印象を持たれます。笑顔が素敵な人は、生き生き毎日を過ごしています。笑顔をもらうと自分まで幸せな気分になりますよね。人と会ったら堅くならず自然に笑顔が出るよう毎日を過ごす事が大切ですね。笑顔は、個人の特権ですからその日をどう過ごすかは、あなたしだいです。 笑った時に、目をあまり大きく開けないこと。目をつぶってしまう人もいますが、これだと、パワーが出ません。黒い瞳が見えるぐらいが良いでしょう。目は相手にいろいろなサインを送りますから自分が好意を持っている相手の前では、黒い瞳が開くそうです。「目は口ほどに物を言う」 顔はリラックスし上下の歯を2~3mm開けよう。歯を噛んで笑うと、こわばったような顔になってしまいます。いい笑顔の条件はリラックス。リラックスすると自然に上の歯と下の歯の間が開きます。心のこもっていない笑顔は、歯を噛み身構えて不自然になります。 笑顔の基本はバランス良く顔の筋肉を鍛えることです。人間は手も足も必ずどちらか、利き手 利き足がありますね。あごも同じで、物を噛む時に主に使う方が利き顎です。しかし顎は、手と足と違い体のまん中に位置する物だから、両顎を均等にバランス良く筋肉を使う事が大切です。 美しい笑顔は口角が上を向いていることが大切。大きく影響するのが、唇の左右とほっぺを結ぶ筋肉なんです。この筋肉が延びたり縮んだりする事によって唇の左右が上がるから、この筋肉を鍛えることが自然な笑顔を作るための始めの一歩。 口角が上がると自然に上の歯が見えるようになって、下の歯は唇に被されてしまいます。高感度を持たれるタレントの笑顔は、必ずと言って良いほど、この笑顔です。どんなにいい笑顔を続けているかが大切です。持続しなければ「作り笑い」と思われ、不快感をあたえます。では、いつも自然な笑顔を瞬敏に作れるようそして持続できるよう「笑顔作り」を始めてみましょう。 歯列矯正治療後、きれいになった歯並びをさらにパワーアップしましょう。白い歯、美しい歯、ブライト(輝く美しい白い歯)スマイルを手に入れよう。それは歯のホワイトニングです。治療の方法としては、歯に美白効果のあるお薬を塗り、プラズマアークやアハゴンレーザーなどの光エネルギーを一定時間加えると、天然の歯牙は、表面のびさい構造の中の色素を脱色して白くする事ができます。

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矯正治療の適齢期

矯正治療を始める時期はその人によって違います。成長期の患者様の場合、「永久歯への交換時期」、「不正咬合の種類」、「悪習癖の有無」、「顎の成長の時期」など、お一人ひとりによって全く状態が異なります。患者様の症状を総合的に判断して、矯正治療を開始するのに一番良い時期を決定します。最適な治療時期に治療を行えるように、お子様の歯並びやかみ合わせについて気になることがあれば、一度、矯正歯科のドクターの診察を受けてみるのが良いでしょう。 先月、先々月と大人の矯正治療について取り上げましたが、「それなら勉強や部活が忙しい時期を避けて、大人になってからすればいい」というわけではありません。単に健康面だけから考えると、体が発育中の子どもの時に矯正をするのが理想です。歯並びやかみ合わせが不正な状態を早く治療することで、その後の成長発育に及ぼす悪影響を最小限に抑えることができるからです。 とはいえ、「適切な歯の治療時期は何歳です」とは断定できません。体の発育程度や、歯並び・かみ合わせの不正状態によって異なるからです。例えば、反対咬合(うけ口)の矯正治療をする場合、適切な時期は3歳~18歳以上とさまざま。性別、発育程度、原因、症状などいろいろな状況が絡むため、見た目は同じでも人によって違ってきます。 同年齢の子どもがまだ治療していないから大丈夫だと思わず、異常に気づいたらかかりつけの歯科医や矯正専門医に相談すると良いでしょう。レントゲン検査などから適切な治療開始時期を知ることができ、手遅れになることを防げます。 小児矯正では、前歯と六歳臼歯のみが永久歯になっている時期に始める矯正治療を「第一期治療」といいます。また、「第一期治療」のあと、全ての歯が永久歯に生えかわった時期から、「第二期治療」として、ブラケットという装置を歯の1本1本に着けて治療をする場合があります。早めに治療を始める必要がある場合は、「第一期治療」から矯正治療始めて、永久歯交換後に引き続き「第二期治療」を行うというのが一般的です。 矯正治療の内容や開始時期は、お子様の症状によってさまざまですから、なかには「第一期治療」をする必要のない場合も多々あります。その場合は、永久歯が生えそろうのを待ってから、治療開始します。以下に矯正治療を開始した時期が異なる例をご紹介します。

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上顎洞挙上術

サイナスリフトのポイントとして、以下の項目が重要と考えられる。 (1)上顎洞の病変を見逃すな 術前の診断にはCTが不可欠で、上顎洞に病変が存在している場合は、病変を治療してからサイナスリフトを行うことが重要である。 (2)後上歯槽動脈がトラップドア部を横走している場合があり、CTで確認しておく必要がある。 (3)上顎洞の形態は複雑 上顎洞の形態には個人差があり、隔壁が存在している場合が多い。CTで上顎洞底の形態を3次元的に把握し、上顎洞粘膜の剥離時に粘膜の穿孔を生じないように注意しなければならない。 (4)上顎洞粘膜が破れたら 筆者は、上顎洞粘膜に穿孔を生じた場合、コラーゲン膜を穿孔部に設置して骨補填材が上顎洞内に流入しないようにしている。自験例では、術後のCTで同部に骨形成が認められたが、骨補填材が上顎洞内に流入していないか否かを必ずCTで確認する必要がある。 (5)上顎洞粘膜は術後に爆発する サイナスリフト後1週間に、上顎洞粘膜は必ず腫脹する(図2)。上顎洞粘膜の剥離という機械的な刺激が原因と考えられるが、76側中76側(100%)に腫脹が出現し、74側において術後3カ月以内に腫脹は消退していた。上顎洞粘膜の腫脹による悪影響は、トラップドアを介して、骨補填材が頬側に流出することである。筆者は、トラップドア部をチタンメッシュとマイクロスクリューで閉鎖している。 (6)β-TCPを用いて造成した骨は、術後2~3年で皮質骨と海綿骨に分かれて安定する。 サイナスリフトの骨補填材としてβ-TCP顆粒を用いた場合、術後2年間は活発な骨形成とリモデリングが生じ、最終的には皮質骨様と海綿骨様のX線不透過像を呈する(図3)。したがって、サイナスリフトが成功したか否かは、術後2年以上経過したCTで検証しなければわからない。 (7)術後感染のリカバリーは大変である サイナスリフト部に術後感染を生じた場合、上顎洞炎を発症することが多い。したがって、骨補填材の除去や消炎処置などが必要となり、リカバリーの術式はサイナスリフトよりも複雑になる。万一、上顎洞根治術を受けた場合、上顎洞前壁と下鼻道側壁の骨が除去されるため、2度目のサイナスリフトは不可能になると考えられる。

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骨がない場合のインプラント

上顎の骨の上には上顎洞と呼ばれる大きな空洞があります。上の奥歯が無い場合、時間とともにこの空洞が拡大し、インプラントを埋入するのに十分な量の骨が無くなってしまいます。これは歯がなくなることによる「歯槽骨の吸収」という現象です。そこで、上顎洞に移植骨や骨補填材を充填して、上顎洞の底部分を押し上げ、骨が出来上がるのをまってからインプラントを埋入します。これがサイナスリフトという方法です。 歯を失ってから時間が経過していると、周囲の歯槽骨が吸収されていきます。歯槽骨が不足している部分に、粉砕した自家骨もしくは骨補填材を置き、その上に人工膜を置きます。歯肉などの柔らかい組織が混入しなくなるので、骨の再生が促進されます。 ソケットリフト法は、特殊な器具を使って上顎洞底部を押し上げ、押し上げた部分に骨補填材を填入し、歯槽骨の高さを確保します。サイナスリフトが上顎洞までの骨の厚みが1~3㎜の場合に行うのに対して、ソケットリフトは3~7㎜の場合に対して行います。インプラントを埋入する部分(歯槽頂)から押し上げるので、傷口が小さくて済むというメリットもあります。 ソケットリフトは、歯槽頂から上顎洞底までの距離がある程度(5~7㎜)存在する症例で、オステオトームを用いて上顎洞底を局所的に挙上させるテクニックである。上顎洞底の形態とインプラントの埋入方向が重要なポイントであるため、CTでの診断は不可欠である。さらに、盲目的な手術にもかかわらず、上顎洞粘膜を損傷した時点で、インプラントの埋入は困難となるため、筆者は8㎜以上の歯槽骨がある場合にソケットリフトを行っている。 ソケットリフトは、簡単な手術として普及しているが、インプラントの上顎洞内迷入やインプラントの脱落などのトラブルが急増している。特に、インプラントが上顎洞内に迷入した場合はインプラントの摘出術が必要となり、ソケットリフトよりもダメージが大きくなるため患者とのトラブルに発展しやすい。

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骨造成を行わないインプラント

骨がやせてしまっている患者様のインプラント治療には、事前の骨移植や骨造成が必要な場合がありました。そもそも骨が薄くてドリルを使用できないケース、ドリルの径が太いために周囲の骨も削れてしまうケースなど、さまざまな症例があります。その場合、さらに大がかりな骨移植や骨造成の手術が必要ななり、治療後には口腔以外の部分にも痛みが発生し、入院が必要な場合もあります。 骨造成を行わないインプラント方式は、骨表面に小さな穴を開け、特殊な専用器具を用いて穴を少しずつ広げていくことでフィクスチャーを挿入可能とする治療です。骨を削る作業や歯科治療特有の不快な音や振動がほとんどなく、患者様に快適な治療を提供できます。 直径0.5ミリ程度の小さなバーで、穴を開ける位置を決めます。麻酔を行っているため患者様は痛みを感じず、時間にしてわずか1秒程度の作業です。細いリーマー(鍼灸治療の針のような器具)で、穴を開けるための専用器具の通り道を作ります。手作業になるため、不快な機械音は発生しません。リーマーで空けた穴に専用器具「オーギュメーター」を挿入し、穴を広げます。やせている骨であっても無理なく少しずつ広げていきます。 段階別にオーギュメーターの太さを変え、徐々に穴を大きく広げていきます。必要な穴の大きさになるまでオーギュメーターのサイズを変えながら、徐々に広げていきます。手作業で丁寧に進め、人工歯根が埋入可能な太さまで広がったら、人工歯根を埋入します。以降の経過は従来の治療と同様です。骨とフィクスチャーが結合したら、人工歯を装着して治療は完了です。 骨造成・骨移植を行わないインプラント方式と、従来のドリル方式の治療の流れを比較してご説明します。 大口式はドリルを使用しないため、痛みや出血、事故リスク、治療の長期化などといった患者様への負担が大幅に軽減されるのが特徴です。また切開や切削など が不要なため、術後の経過が歯科医の技術に大きく左右されることがありません。

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歯根破折

虫歯を放置しておいたり、感染根管を放置して、健全な歯質が少なくなった歯や、神経を取ってから長く経過した歯は歯根自体が脆弱になってしまいます。それに耐えられない過度な噛む力がかかれば、どうしても歯は割れてしまします。 ブリッジや部分入れ歯をかけてたりしていれば、なお更大きな力がかかり歯根は割れやすいです。また、もともと噛む力が強い方や歯軋りなどされる方は想像できないほどの力がかかり歯根破折を起こすことが多いです。 歯根破折になると破折部に細菌が入り込み、歯肉が腫れたり、膿の逃げ道ができ歯肉にプチプチがでたりします。これは感染根管と似た症状です。 まず歯根破折がどこで何が起きているのかを確認します。クラウンなどが被さっていればそれをはずしますし、歯根破折の状況を確認しますし、大きく歯肉が腫れていれば歯肉に麻酔を行って歯肉を切り開き、膿をだし、その場で破折状況を確認します。 破折が大きく、完全に予後不良と判断すれば、抜歯とその後の治療法を提案します。 ひびの状態から保存療法をする価値がある場合は、感染根管治療と同様、その部分の感染源を取り除き再度細菌がはいらないようにひびを密閉する治療法を提案します。 歯根破折は理論的に感染源を除去して、再感染しないように歯科材料で破折部を密閉できれば治ります。しかしながら現在の歯科医療では歯根破折に対して、感染源を除去する方法、破折部を完全閉鎖して接着する確立した治療法はありません。それゆえ、保存療法を行って症状がなくなったとしても、再度症状が出る可能性があります。 歯への感染が大きく、それを取り除くと結果歯に穴があいたり、根管治療の不備から歯に穴があく事をパーフォレーションといいます。パーフォレーションを起こし、細菌感染を起こすと炎症がおき、腫脹や、膿がたまったりします。 これは歯根破折を同じ事が起きています。歯根破折はその溝からの感染、パーフォレーションは穴からの感染です。そして、その対処法も同じです。原理として感染源を除去してその部分を閉鎖できれば治ります。感染源を除去したときにその穴を閉鎖できるかと、その閉鎖が維持できるかが治療成功の鍵となります。治療の流れや治療のポイントも歯根破折と同様になりますので、ご参考ください。

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