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月归档:六月 2012
歯髄炎の症状と原因について
歯髄炎は、歯髄が何らかの原因から炎症を起こし、それに従って痛みの症状を伴う疾患です。温度の熱い食べ物や飲み物や、また甘味が強い飲み物や食べ物をとると、歯がしみてきたり、痛みの感覚を覚える段階です。 歯髄炎がこの段階にある場合は、歯科治療も比較的容易に実施することが可能です。歯髄炎の症状をこれ以上悪くさせないためには、虫歯の状態を改善していく必要があります. 急性歯髄炎の主な症状は、冷水がしみてきたり、食べ物が詰まると痛みを感じたりする状態であった歯が、痛みの度合いが突然ひどくなり、悪くなっている歯がわからず、周囲の歯がすべて、悪くなった感じとなります。 歯髄炎になると、歯に激痛が引き起こります。初診時に、歯髄の健康状態を推測するために歯に熱い刺激や冷たい刺激などを加えて、反応をチェックするテストが行われます。このとき、刺激を中断しても痛み続けたり、あるいは自然に痛みだす場合は、歯髄炎はすでに手遅れ状態になっているおそれがあります。さらに(歯科機器)電気歯髄診断器による、歯髄の生死判定が行われます。これは歯髄の健康状態を判定する装置ではありません。このテストの結果、歯に流された少量の電流によって痛みを感じれば、歯髄はまだ生きていると判定されます。しかし歯の上を軽くたたかれたときに痛みがある場合、歯髄炎の多くは炎症が周辺組織にまで広がっています。 歯髄炎の治療は痛みが比較的軽くて持続性ではない場合は歯髄充血の可能性もあるので、その場合は感染した象牙質だけを取り除き虫歯の穴に仮のセメントを詰めて経過観察し痛みがない場合は歯髄を残します。 そして歯髄炎による痛みが激しい場合は歯髄を取り除いて根管充填します。 応急措置としては虫歯の部分を取り除いて歯髄腔を開くことで歯髄の内圧が下がって痛みが消えます。 歯髄炎の症状が軽い場合に行われるのが、薬を用いて歯髄の炎症を抑える治療です。しかし残念ながらいくら症状が軽くても歯髄炎の場合、炎症が一気に歯髄内に広がり症状がひどくなる可能性が非常に高いため、消炎処置を行わず、いきなし次の抜髄を含む「根管治療」を行う場合が多いようです。 上記の通り、抜髄、つまり症状が進行し炎症がひどい場合は歯髄を根管から抜き取る治療が行われるのが一般的で、歯髄を抜き取ったあとに根管を徹底的に清掃し、根管に詰め物を入れて終了です。 こう書けば簡単な治療に思われるかもしれませんが、抜髄自体、かなり大変な作業となり、残念ながら歯髄炎と診断された場合、症状が進行した場合だけではなく、比較的初期症状の場合でもこの抜髄を含む「根管治療」を行うケースが圧倒的に多いのです。
歯肉弁根尖側移動術の術式について
歯肉が狭い場合や、歯周病などで、深い歯周ポケットがあった場合に、シャローサルカス ( 健康で生物学的幅径を保っている良好な状態 ) を形成したり、歯肉を維持または増加させたり、歯科機器で歯周ポケットの除去を目的とした治療方法です。 術後は歯根が露出するため、知覚過敏や二次う触が起こりやすいため、十分なプラークコントロールが必要とされます。 歯肉弁根尖側移動術(アピカリー・ポジションド・フラップ)の目的は歯肉切除と似ていますが、付着歯肉が保存できる、歯槽骨の形態修正も可能などの理由から歯肉切除よりも適応範囲が広く、非常に良く行われる歯周外科治療方法です。 【歯肉弁根尖側移動術(アピカリー・ポジションド・フラップ)の目的】 ・歯周ポケットの除去 ・プラークコントロールをしやすくする ・審美性の回復など 【歯肉弁根尖側移動術(アピカリー・ポジションド・フラップ)の注意事項】 ・フラップを根尖側に大きく移動させると歯根が露出し、知覚過敏や根面カリエス、審美性の問題などが出てくることがある。 【適応】 付着歯肉の幅が狭い場合 深い歯周ポケットが歯肉歯槽粘膜境を超えている場合 【術式】 部分層弁(粘膜弁)を根尖側方向に移動させ、骨膜縫合により歯肉弁を固定し、歯周パックで覆う 【利点】 剥離した歯肉弁を根尖側に移動させて縫合するため、付着歯肉の減少をきたさない 。口腔内カメラでよく検査しましょう。
歯根破折の症状
治療済の歯の根が割れるトラブルのことを「歯根破折」といいます。これまで、歯を失う原因のほとんどが虫歯と歯周病とされていましたが、最近になって歯根破折が原因でやむなく歯を抜かなければならないというケースが増えてきています。 きちんと治療をしてあるはずの歯が急に痛みだしたり歯茎が腫れたりした場合は、この歯根破折がまず疑われます。歯根破折は、軽度の虫歯治療の場合にみられることではなく、いわゆる「さし歯」などの治療を行った歯に多くみられ、それも治療後治療後5〜15年という長い年月を経てから起きるトラブルです。 歯科x線は必要です。 歯根破折は理論的に感染源を除去して、再感染しないように歯科材料で破折部を密閉できれば治ります。しかしながら現在の歯科医療では歯根破折に対して、感染源を除去する方法、破折部を完全閉鎖して接着する確立した治療法はありません。それゆえ、保存療法を行って症状がなくなったとしても、再度症状が出る可能性があります。 根管治療は大切です。 抜歯した場合 1. 抜歯した後、そのまま(対合歯が挺出する可能性がある) 2. 部分入れ歯を入れる(たいていの人が使わなくなりますが・・・) 3. 手前の歯を支えにして「延長ブリッジ」(脱落の可能性が・・・) 4. インプラント(人工歯根)を植える 【近心根だけを分割抜歯した場合】 1. 遠心根と手前の歯とで「ブリッジ」にする(延命処置的ですが・・・) 2. 遠心根を単独で修復し、隙間を部分入れ歯・・・ にはしないか 歯茎が腫れる まるで歯周病が進行したかのように、その前後の歯に比べて明らかに腫れたり膿んだりする。 歯茎におできが出来る 歯にヒビが入っている状態では、外から目視で確認できないため、根の先に膿の袋が出来る歯根嚢胞(歯根嚢胞)と同じ症状となることも。 差し歯が取れる 何度戻しても良く取れる前歯の差し歯は、歯の根が割れて開き土台が抜け落ちたため。もし差し歯に金属などの棒状のものが付いていたら、歯の根にヒビが入った可能性が高い。棒状の土台が長ければ長いほど歯根破折の確率も高まる。 違和感 噛むと痛んだりしみたりするが、噛まなければ痛まない。歯の根にヒビが入っているときによく見かける。 無症状 割れたり折れたりしても、膿などが少量の場合、数年間も痛みなどの自覚症状がないこともある。 根の病気が改善しない 根の治療を繰り返しても、腫れや根の奥からでてくる膿がなかなか止まらない、治療の効果が挙がらない場合、既に歯にヒビが入っている場合も。 激痛 ごくまれに神経が生きている歯でも強く噛み締めたりすると割れてしまうことがあります。そんな時は当然激痛となります。
日常生活でできる口臭予防
口臭予防は、日常生活の中で行えることが複数あります。食事を終えたら、ニオイの強い食べ物を食べたときには牛乳を飲むだけでも、消臭効果があります。緑茶を食後に飲むのも、口臭にいいということです。 ただし緑茶に関しては、カフェインやテオフィリンなどによる利尿作用があり、飲みすぎることで、唾液分泌を抑制してしまう可能性があると指摘されることがあります。ですので、あまりガブガブと飲みすぎるのは良いとは言えません。唾液の量を増やして自浄作用をアップさせるには、梅干しやレモンが分泌量の促進に役立ちます。 歯周病や虫歯がある方は、まずはしっかり治療に専念してください。治療を終えたら、自宅でのケアと定期的に歯医者さんでケアをしてもらうことによって、対策を徹底できるでしょう。超音波クリーナー は大切です。 たとえば食生活。ニンニクやネギ、ニラなどのニオイが強烈な野菜は、 体内に入っても体臭や口臭となって臭いを放ちます。体中の粘膜や毛穴から臭いを放ってしまうため、口臭が気になる人にとっては、 かなり耐え難い臭いとかんじる事にもなるかもしれません。 デートや外出の前にはこういった食べ物は控えるようにしましょう。口臭が相手にどのような不快感を与えているのかといったことや、どれぐらい臭うのかといった程度は個人個人の症状で異なることですし、基本的には自分で思い込んでる臭いと、実際に相手が感じてる口臭のレベルは一致しないものだと思われます。 さほど気にする程度の臭いでない場合や、他人からしてみれば全く口臭など感じないといったケースであっても、本人にしてみれば嫌で嫌でしょうがなく、他人と会話するのに恐怖を感じるといった強迫観念を日常的に抱き、神経質なぐらい予防策にあけくれる方も少なからず居られるようです。 超音波スケーラーは必要です。 歯は、体内のエネルギーとなる食べ物を、体に送ってくれる大切な役割をしています。強く、見えますが、結構デリケートなのです。歯の大切さを理解しましょう。 また、定期的に歯医者さんに通って、歯を清潔にすることで、次に起きるかもしれない口の中の病気を撃退できるのです。歯石取りも大切です。歯の磨き方の指導を受けるのもいいでしょう。 また、歯周病の診断は、歯医者さんでしっかり受けましょう。歯茎は赤かったり、紫だったり、腫れていたり、軽い歯磨きで、血が出たりする場合は、歯周病の場合があります。歯に関心が無い方は、面倒くさくて、歯医者さんに行かないそうですが、定期的に歯医者さんに行くことで、早期治療ができることを、忘れてはいけません。
口内炎を予防する
口内炎の激痛に悩まない為には「口内炎を予防する」ことが一番です。「そんなこともわかっとるわい!ヽ(`Д´)ノ」とおっしゃる前に、一度ご確認下さい。もしかしたら口内炎の激痛を患う回数が減るかも知れません! そもそも口内炎は転ぶ、ぶつかる、などの外的要因では発症しません。(口腔内に傷がついてしまう場合は別ですが。)体力や免疫の低下、ストレス、ビタミンなどの栄養不足、その他疾病などが主な発症原因です。超音波スケーラーは必要です。 口の中が汚れていると、細菌やウイルスがcしやすくなり、口内炎ができやすくなります。日頃から、毎食後の歯みがきやうがいで、口の中を清潔にするよう心がけてください。 ただし、清潔にしようとするあまり歯を強くみがきすぎると、口の中を傷つけて、そこから雑菌が入り、逆に口内炎ができてしまうこともあります。歯みがきをする際は、「優しくみがく」を心がけましょう。 唾液には、口の中の汚れを洗い流す、自浄作用があります。その他、口の中の粘膜を保護・修復する作用や、歯を再形成する再石化作用、抗菌作用、むし歯を防ぐpH緩衝作用などがあり、口の中の環境を正常に保つのに役立っています。 そのため、口の中が乾燥し唾液が減ると、細菌が繁殖しやすくなり、傷もできやすくなります。つまり、乾燥した口の中は、口内炎ができやすい環境といえます。口の中の乾燥を防ぐためには、お茶や水などの飲料や、ガムや飴などを利用しましょう。 口の中に傷を作ってしまうと、そこから口内炎になることは、よくあることです。入れ歯や矯正器具の不具合や虫歯で歯に鋭い部分があるなどで、口の中を傷つけてしまう恐れがある場合は、原因を改善する必要があります。入れ歯や矯正器具は、調整してもらったり、虫歯はきちんと治療しましょう。また、歯ブラシで傷をつけてしまう場合もありますので、正しいブラッシングを身につけましょう。口の中は、普段から雑菌がたくさんいます。普段から口の中を清潔に保つことは、口内炎の予防になります。食後は必ず歯磨きをし、イソジンなどの殺菌剤(高圧蒸気滅菌器) でのうがいが効果的です。また、唾液の分泌量が少ないと、口の中が乾きやすくなり、口内炎になりやすいといわれていますので、水やお茶をこまめに摂り、口の中を潤したり、唾液分泌増進の口や舌の体操をするなどの対処をしましょう。 ほとんどの口内炎は、1週間から2週間ほどで治りますが、辛い症状なので、発症しないように、予防が大切です。口内炎を予防するために、口の中を清潔に保ち、口の中を硬い歯ブラシなどで傷つけないように気をつけます。規則正しい生活をして、ストレスをためないように心がけます。栄養バランスのとれた食事も大切で、特に、ビタミンB群やビタミンCを多く摂るようにします。口内炎の治療には、口腔用の軟膏を使ったり、最近では、レーザーで治療をする病院も増えています。
硫化水素は口臭の原因となる物質のひとつです
硫化水素は口臭の原因物質の一つ。揮発性硫黄化合物に属されます。この硫化水素は毒性が強く、臭いは卵の腐ったような硫黄のような独特で鼻につく強い刺激臭がします。唾液内に含まれるタンパク質やお口内の腔粘から剥がれ落ちた上皮細胞が細菌によって還元されて、この硫化水素を生成させています。また舌苔も関係があります。口腔内カメラでよく検査しましょう。 硫黄が嫌気性細菌によって還元されて硫化水素が発生する仕組みになっています。硫化水素の臭いは、硫黄特有の、卵の腐ったような特徴的な強い刺激臭であると言われています。硫化水素は毒性が強く、ヒトの口臭の中に含まれる硫化水素の量は0.3PPMくらいだと言われていますが、硫化水素の致死量は300PPMくらいなので、単純に計算すると1000人の口臭で死んでしまう計算になります。そのくらい、硫化水素は毒性があるのです。超音波スケーラーは大切です。 また、0.3PPMなら大丈夫というわけではありません。少しの量でも、硫化水素を長い時間吸い込むことによって、体への悪影響はあります。また、硫化水素は発がん性があると言われている物質のひとつです。このように、硫化水素は、悪臭を放つだけではなく、体に影響のある、とても恐い、物質なのです。 では、この恐い物質、硫化水素は、どのようにして作られてるのでしょう?口の腔粘から剥がれ落ちた上皮細胞や、唾液中のタンパク質が細菌によって代謝され、硫化水素を作り出しています。 また、日本人は、分解してくれる酵素の量が少ないので、少量のアルコールでも、口臭の原因になってしまうことを理解しておきましょう。 このように、アルコールによる臭いの物質のアセトアルデヒドは、しつこい臭いの物質です。お酒が弱い人や、体調の悪い人は、臭いの発生がひどくなる場合があるので、気をつけましょう。 また、お酒を飲むと、自分の口臭や体臭を察知する、臭いの感覚が麻痺します。アセトアルデヒドが発生するから、飲むのはやめましょうとは言いませんが、アルコールによる体臭や、口臭が発生することは覚えておいてください。ですので、歯周病原因の歯石・歯垢などずっと放置しているとこの硫化水素が増えて口臭発生の原因になるのです。また健康面にも影響を及ぼす恐れもあります。 口の中は今の健康状態を教えてくれる大切な場所です。歯磨きをしないと口臭の原因になることは誰でも知っているところですが、口臭の成分が硫化水素であったり、それが深刻な病気に発展する可能性があることはあまりご存知ないと思うので、この機会に自分の口腔内を汚れ度をチェックしてみてほしいと思います。
歯の喪失の原因
歯を失う2大原因は、虫歯と歯周病で、その割合は同じくらいです。一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、比較的若いうちは虫歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。喪失に至るリスクの高い歯は、未処置歯の虫歯、クラウン(冠)装着されている歯、部分義歯の針金がかかる歯(鈎(こう)歯)、歯周疾患が進行している歯、などです。超音波スケーラーで清潔を守ることは大事です。 歯の喪失を防ぐためには、どのような原因で歯が失われていくかを知る必要があります。ここでは、抜歯直前の状態に関する調査や追跡調査から得られた主な疫学的知見を紹介します。 私たちの生命活動は、言うまでもなく食べることによって支えられています。食べるために無くてはならない器官が“歯”。ところが、歯の寿命は、長くなった平均寿命に追いついていません。では、歯を失う2大原因は?…それは歯周病とむし歯。なかでも歯周病は、糖尿病や心臓病と同じ仲間の生活習慣病に位置づけられています。歯科x線はよく役に立ちます。 では、私たち日本人が歯周病にかかっている率を調べてみました。年齢でみると、歯ぐきに炎症がみられる人のピークは45〜54歳で、実に88.44%に及びます。高齢者の数値が減少しているのは、すでに歯周病などで失った歯の数が多いためです。また、注目したいのは若年層の歯ぐき。5〜14歳の36.51%、15〜24歳の66.17%の歯ぐきに炎症がみられるのです。このことは、歯周病は決して中高年層の病気ではなく、若いうちからの予防が大切であることを物語っています。 むし歯とは、このバランスが崩れ脱灰の方に傾いた結果できます。 予防とはそのバランスを再石灰化の方に傾けるように改善していくことです。そのバランスをとる為には、原因菌(ミュータンス連鎖球菌やラクトバチラス菌)やリスク因子がどうなっているかを調べる必要があります。 唾液検査をしてミュータンス連鎖球菌やラクトバチラス菌が多いか少ないか、唾液量や緩衝能(酸を中和する能力)も調べます。歯みがきの状態やフッ素の利用状況、また食生活のアンケート調査をして、生活習慣でのリスク因子を調べます。 歯周病 口の中を不潔な状態にしておくと、歯垢や歯石が溜まっていき、そこで細菌が増殖してしまう。 さらに、細菌はその毒素で歯肉に炎症を起こし、同時に歯槽骨を溶かしていく。 この状態を放置しておくと次第に歯を支えている骨が無くなってしまい、歯がぐらぐらし始める。 歯周ポケットが深くなると益々その内部の清掃が困難になって、細菌にとっては都合が良い環境となってしまう。 最終的には下図のような過程を経て、歯は抜け落ちてしまう。痛みはほとんど感じないので、 いつの間にか大変なことになっているところが怖い部分である。 糖尿病などの生活習慣病を悪化させることもあるという報告もなされている。
フッ素って本当に歯にいいのですか
「歯磨きに使う量以上の量」=毒 ということですが、なんでも口に入れてしまう1〜2歳の子ども、歯磨きの後に吐き出すということが難しい年齢の子どもには、規定量を守ることは、難しいことではないでしょうか?ましては、子どもの歯磨き粉(歯科材料)には、子どもが「おいし〜〜〜」と思えるように、イチゴ味だのバブルガム味だの色んな味が添加してあるわけですし・・・。そして、最近アメリカのスーパーの棚で見かけるようになった子ども向けフッ素を添加したスプリング・ウォーター(日本で言うミネラル・ウォーター・エビアンとか六甲の水とか)、その名も「Fluoride to GO」(Dannon社・・日本だとヨーグルトで知られていますね。)。1リットル当たりに1mg のフッ素が加えられています。 歯磨き粉に毒物であるという表示をする一方で、(子どもがどの位の量、飲んでしまうかもわからないのに)子ども向けの飲み水に添加されるという、この矛盾が私には理解できません。 因みに、ベルギー政府は、フッ素の過剰使用が骨粗しょう症のリスクを増加させ、神経系統を阻害する可能性もあるとして、2002年8月1日付で、虫歯予防のためのフッ素サプリメントを販売禁止にする措置をとったそうです。 また、フランス政府も、フッ素が長期接種された場合のフッ素症のリスクの高さを考慮して2002年にフッ化ナトリウムを含む製品を市場から撤去する措置をとったそうです。 オーストリアでは水道省が、「毒性のあるフッ素を公共の水に加えたことは決してない。」と断言しています。歯磨き粉以外にも歯医者で塗るフッ素などにも細かく規定が定められています。このように日本で使われるフッ素は非常に安全なものなのです。 海外で健康被害がでたというのはいつの時代の話なのかわかりませんが、おそらくその急性症状が出たということでしょう。(ちなみにもしフッ素の急性症状が出たら直ちに牛乳を飲ませるのがいいです) 日本はむしろフッ素の取り込みが世界では少ないほうだといわれています。水道水にフッ素が含まれている国もあるほどです。その国は虫歯の人の割合がかなり少ないそうです さらにフッ素は子供だけではなく成人にも有効です。 WHOでは、6歳未満の子供に対し、フッ素を多量に摂取してしまう恐れが強いため、フッ素洗口を禁止しています。 日本ではそんなフッ素を「水道水の中に入れましょう」という運動が起きて進んでいます。フッ素を生きていくのに必要かつ、安全である塩と同じで、使う量さえ守れば安全だと言っている人もいます。それは自分で使う分ならばまだ良いですが、必要としてない人にまで無理やりに摂取させようというのは、問題があると思いませんか? 水道水に入れるということはそういうことなのです。公衆衛生の名のもとに。 フッ素洗口に使うフッ素は、自然界のものから抽出された天然の物ではないかもしれないので危ないかも、とご心配されていますが、フッ素(NaF)は2個の原子が結びついた簡単な構造ですので、食塩(NaCl)と同じで化学的に合成しようが、天然素材から抽出しようが、製法は違っても同じものしかできません。 今年6月、北海道議会は、虫歯予防にフッ素を利用していくことを議決しました。虫歯予防に使うフッ素は安全で何の害もありません。安心して虫歯予防にフッ素を使ってください。 日本人は薬を出してくれる医者が良い医者だと思う風習があるようです。 しかし、フッ素は虫歯の治療薬ではありません。虫歯は食育と歯磨きをするだけで防くことができるのですから、わざわざ薬であるフッ素をうすめて使わなくても虫歯予防はできます。超音波スケーラーは大事です。 虫歯がたくさんできてしまう歯質のお子さんなど、使うことが望ましい場合には薬剤として、フッ素ジェルなど局所的に使うことも考えられますが、虫歯もなくお手入れが上手な子にまでフッ素を使う必要はないのではないでしょうか?その子のカリエスリスク(虫歯になり易さ)を考慮した予防対策が大事です。
お母さんから虫歯菌が移る
赤ちゃんは、無菌的な状態で生まれてきます。生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中を調べて見ると、虫歯菌はひとつもありません。では、どうして虫歯になってしまうのでしょう?口腔内カメラでよく検査しましょう。 それは、特に生後19ヶ月〜36(31)ヶ月の間( window of infectivity と呼ばれています )に、何かの機会に家族の誰か(主に、母親)から、赤ちゃんのお口の中に虫歯菌が感染してしまうからです。犬や猫などのペットからの感染も報告されています。 どうしたら、感染させずにすむのでしょうか? 残念なことに、現在は、まだ完全なる虫歯のワクチンは開発されていませんので、お母さんや、家族の方のお口の中の虫歯菌の数を減らすことから努力しましょう。母乳を与える時は、まず、手洗いして、乳首の回りを消毒してから、与えると思います。同じように、赤ちゃんと接する時は、良く歯磨きして、お口の中もきれいにしてから接してあげて下さい。当然、口で砕いて柔らかくした物を与えたり、食べ物を冷やすために母親のスプーンでフーフーしたりは、やらない方が良いです。 虫歯菌のまったくいない子どもに虫歯菌をうつす経路は次のようなことが考えられます.可愛い赤ちゃんを見ていると、思わずキスしてしまいたくなります。これは口から口への虫歯菌の感染の原因になります。食事の際のスプーンやコップなど、大人が利用した食器などを共有した際に間接的に虫歯菌に感染する原因となります。超音波スケーラーで清潔を守ることは大事です。 熱い食べ物などを親が温度などを口で確かめたり、硬い食べ物を、親が柔らかく噛み砕いてから食べさせたりすることも、虫歯菌が感染する原因となります。それでは、ミュータンス菌の母子感染を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?まずは、お母さんの口の中のミュータンス菌を減らすようにします。そして、ミュータンス菌に感染する時期を遅らせれば、遅らせるほど感染しにくくなるといえます。ミュータンス菌を感染させず、そして感染する時期をなるべく遅らせることが子どもの虫歯を予防することになります。 それでは、お母さんの口の中のミュータンス菌を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?実はそれは、虫歯予防の基本、原点でもあります。 気にしすぎてスキンシップが減ってしまい、愛情不足になってしまう方が心配ですから、ご両親が常に口の中を清潔にして赤ちゃんと接するようにして下さい。軽いキス程度でしたらそこまで心配しなくても大丈夫ですよ。 虫歯菌の侵入を防ぐことも大切ですが、歯磨きなどのケアも大切です。歯が生えてきてから歯磨きをしてあげようとしても嫌がってしまう赤ちゃんも多いですから、小さいうちから歯ブラシに慣れておくとよいでしょう。お母さんとの遊びの中に歯ブラシ遊びを取り入れ、たまに口の中を刺激してあげると違和感を感じずに歯ブラシをすることができるようになります。その際にはあくまでも痛みを感じない柔らかな歯ブラシで危険のないように口に入れてあげてくださいね
舌は健康状態を示すバロメーターといわれる
舌の表面には細長い形をした糸状乳頭と呼ぶ組織がある。この表面に口の中で繁殖した細菌が付着したものが舌苔だ。歯のあたる部分や裏側にはできない。普通に食事をとっていればこすれて適度にはがれるが、年をとると唾液(だえき)の分泌量も減りできやすくなる。舌は健康状態を示すバロメーターといわれる。歯科x線は大人気です。体調が悪いと表面に白い舌苔(ぜったい)がべっとりこびりつき、口臭の原因にもなる。舌磨きの専用ブラシなども市販されているが、使いかたを誤ると傷つけてしまい、味覚障害を引き起こすので気をつけたい。 歯磨きなどを怠って口の中を不衛生にしておくと、できやすくなると思っている人は少なくないが、健康な人でもうっすらと白い舌苔が付着しているもの。逆に舌苔が全くなくピンク色できれいに見えるつるつるした状態は、体調が崩れた場合に起きやすい。舌がぴりぴり感じることになる。舌苔を除去するには、パイナップルを使うと良いと聞いたことがあります。高齢者の方にパイナップルを使う人もいます。しかし、高齢者の方はもともと唾液が少ないのでパイナップルを使うのは禁忌なんですね。 液の量が多くて、さらに舌の動きがしっかりとしていれば舌苔を緩和することができます。確かにパイナップルはたんぱく質を溶解する作用がありますが、舌の糸状乳頭の角化部分だけでなく、正常な粘膜部分も溶かしてしまうこともあります。 しがたがって、高齢者の方に舌苔などの口腔ケアを行うのはあまり正しいことではありません。やはり、舌苔を除去するなら歯ブラシや指で軽い力を加えながら清掃したほうがいいかもしれません。 逆に強い力を使ってゴシゴシと磨くと、舌の乳頭を傷付け、舌苔がよりつきやすくなりますのでご注意くださいね。 舌苔をしっかり取り除くことを推奨して、舌の表面を強くこすって除去する方法が口コミ・レビューサイトなどで紹介されています。 しかし、舌苔の発生原因を考えれば、そのような強制的な除去方法は行うべきではありません。舌苔を取り除く場合は正しいやり方で舌ケアを心がけましょう。 確かに舌苔は細菌の塊ですから、理論的にも体に入れないほうがよいのでしょう。 口臭治療の先進国アメリカでも、口臭治療の主流として舌みがきが推奨されているそうです。郷ひろみさんは長い米国暮らしでその影響を受けたのでしょうか。こうしてはるか昔から舌苔除去の記録があるということは、当時の人も、舌苔は「臭う」「くさい」というのをよく知っており、いろいろと苦労していたようですね。舌苔は、人類の長い歴史の中の人間の共通の ”悩み” であるのです。口腔内カメラでよく検査しましょう。